妊娠9ヶ月目の頃のお腹の赤ちゃんの様子がわかったところで、次にはママの様子や体調についてみていきましょう。
なかなか動きにくくなるために、生活に支障が出てしまう妊娠9ヶ月目の頃のママの身体ですが、お腹や子宮が大きくなったことで、体のあちらこちらや生活上で様々な変化を感じるものです。
いったいどのような体調の変化を感じるものなのかみていきましょう。
【妊娠9ヶ月のママ①】お腹が大きくなって生活に支障が…
妊娠9ヶ月目になると、お腹の大きさも相当な大きさになってきます。妊娠9カ月の頃の子宮底長は、約27cmと、30cmに迫る大きさとなっています。
体も重くなり、足元もおぼつかなくなってくることから、なかなか外出もしにくくなってくるのが妊娠9ヶ月目の頃になります。
お腹がつっかるようになり、足の爪が自分で切れなくなるのもこの頃になりますよね。
この時期に出来ないことが増えていくのは仕方がありません。家族に協力をしてもらって乗り切っていきましょう。
【妊娠9ヶ月のママ②】お腹の張りを頻繁に!
妊娠9ヵ月になると、お腹の張りや腹痛を頻繁に感じるようになります。時にはお腹の張りや腹痛が強すぎて、陣痛かと思うような痛みを感じることもあります。この時期のお腹の張りや腹痛は前駆陣痛といって、本陣痛を起こす前にお腹の張りや腹痛を起こして、子宮の準備運動をしているのです。何度もお腹の張りや腹痛を起こしておくことで、出産に備えて子宮をやわらかくしているのです。
前駆陣痛によるお腹の張りや腹痛は、人によってはお腹の張りや腹痛をひどい痛みとして感じることもあり、この時期にはかなり辛いと感じるママも少なくありません。
しかし、前駆陣痛によるお腹の張りや腹痛は、この時期には必要不可欠な出産準備になるので、何とか頑張って乗り切るようにしましょう。
このお腹の張りや腹痛は、常に張り続けているわけではありませんよね。
お腹の張りや腹痛を強く感じた時には、無理をせずにすぐに横になって安静にして、お腹の張りや腹痛がおさまるのを待ちましょう。
本陣痛かと思うほどお腹の張りや腹痛を感じることもありますが、本陣痛と前駆陣痛のお腹の張りや腹痛には大きな違いがあります。
それは、お腹の張りや腹痛がやってくるリズムがあるかどうかということです。
本陣痛は必ず一定間隔でリズムを持ってお腹の張りや腹痛がやってきます。
一方で、前駆陣痛には全くリズムがなく、気まぐれに不定期にお腹の張りや腹痛がやってきます。
前駆陣痛だと思っていたら、陣痛が一定間隔のリズムを持つようになってきたら、それは本陣痛に変わった証拠です。
妊娠9ヵ月ではまだ早産になってしまうので、本陣痛が始まったと思ったら、すぐに病院に連絡を入れて指示を仰ぐようにしましょう。
【妊娠9ヶ月のママ③】昼でも眠い!眠いのはなぜ?
妊娠9ヵ月になると、昼間でも眠いと感じるママが増えてきます。昼間でも眠いと感じるのは、妊娠初期のに眠いと強く感じる眠りつわりのようなホルモンバランスの変化によるものではありません。
この時期に眠いのは夜ぐっすりと眠れなくなることが主な原因になります。
夜横になると、大きくなったお腹がつっかえてしまい、シムスの体位をとっても寝苦しさを感じてよく眠れない人が増えてくるのが眠いと感じる原因になります。
その上、妊娠後期になると分泌量が増えてくる卵胞ホルモン(エストロゲン)には眠りを抑制する効果があり、夜、なかなか寝付けなくなります。
眠りを抑制するエストロゲンが大量に出るのであれば、眠いと感じるのも防いでくれるのではないかと思いますが、夜眠れなくなる分、昼間眠いと感じることが多くなるのです。
また、眠いのは、お腹の赤ちゃんも大きくなってきて、沢山血液や栄養を胎盤から送らなければならないために、ママの体の負担も増えていて、疲れやすくなっていることも眠いと感じる原因になります。
これから眠いと感じても出産時の強烈な陣痛に向けて体力を温存しなくてはいけない時期に入っていきます。昼間眠いと感じることがあまり頻繁に起きるようであれば、対処しなくてはいけませんね。
眠いと感じる時には、夜しっかりと眠れるように、昼間太陽の光をしっかりと体を動かすことや、カフェインを寝る前に摂取するの控えるなどして、夜しっかりと眠いと感じて眠りにつけるような対策を摂るようにしましょう。
■参考記事:妊娠中の眠気、対処法はコチラも参照!
【妊娠9ヶ月のママ④】体重が増加しやすい!
今までも、食事でコントロールしていても体重が増えやすいことに悩んでいたママは少なくないでしょうが、妊娠9ヵ月の頃になると、さらに体重が増えやすくなってきます。
というのは、出産に向けて体がエネルギーや水分を溜め込むようになっていくからです。
食事コントロールだけで体重コントロール出来ない場合には、ウォーキングなどの有酸素運動で脂肪を燃焼させるようにしましょう。
【妊娠9ヶ月のママ⑤】息切れや動悸が…
妊娠9ヶ月の頃になると、子宮の大きさがとても大きくなり、上の方はみぞおちの上の方まで達するようになります。
すると、子宮によって横隔膜や肺が圧迫されるようになってしまい、息切れや動悸が起きやすくなってしまいます。
息切れや動悸がひどくなると、肺や心臓などに何か悪いところがあるのではないかと心配になってしまうかもしれませんが、この時期には誰にでも起こりやすい症状なので心配は要りません。
【妊娠9ヶ月のママ⑥】胸やけ・胃もたれが…
妊娠9ヶ月の頃になると、後期つわりと言って胸焼けや胃もたれなど食欲不振に悩んでしまうママも出てきてしまいます。
これは、やはり大きくなった子宮によって、胃腸が圧迫されることで起きるものです。