記事の目次
- 1.「自己憐憫」の意味とは?
- 2.「自己憐憫」な人の心理とは?
- 3.「自己憐憫」な人の心理(1)自分に関心を持たれたい
- 4.「自己憐憫」な人の心理(2)自分の評価を気にする
- 5.自己憐憫になって良いことなんて、ゼロです!
- 6.「自己憐憫」克服方法・9選をご紹介
- 7.「自己憐憫」克服方法(1)ポジティブシンキングを身に着ける
- 8.「自己憐憫」克服方法(2)感謝の気持ちを忘れない
- 9.「自己憐憫」克服方法(3)問題解決をすすめる
- 10.「自己憐憫」克服方法(4)特別な待遇を期待しない
- 11.「自己憐憫」克服方法(5)他人に依存しない
- 12.「自己憐憫」克服方法(6)叱責を回避しない
- 13.「自己憐憫」克服方法(7)自己憐憫な人を上手く避ける
- 14.「自己憐憫」克服方法(7)深い関係を持たない
- 15.「自己憐憫」克服方法(8)不幸自慢は受け流す
- 16.まとめ:自己憐憫な人は、自分を中心に考えている
「自己憐憫」克服方法(2)感謝の気持ちを忘れない
自己憐憫の人は、常に自分を不幸に思っているため、他人の優しさや気遣いに気づくことがありません。目の前にある幸せや、他人の親切心に感謝することができない状態です。
そのため、自己憐憫の克服方法として「ありがとう」の気持ちをもつことが挙げられます。相手に感謝する気持ちを忘れれば、正真正銘の不幸な人間になってしまいます。
自分を「不幸だ」と感じる前に、お世話になっている人たちの顔を思い浮かべましょう。いつも挨拶してくれる同僚、遊んでくれる友人、気にかけてくれる両親、親戚・・・。身の回りの人の支えがあってこそ、アナタは普通の暮らしができるのです。そのことを忘れて、自分の不幸ばかりに目を向ければ、いつまでたっても自己憐憫は克服できません。
毎日のちょっとしたことにも、大きな感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。今日1日起きたことを振り返れば、他人に助けられたことばかりが思い浮かぶはずです。その人たちそれぞれに「ありがとう」の言葉を送れば、自己憐憫はすぐに克服できます。
「自己憐憫」克服方法(3)問題解決をすすめる
自己憐憫な人は、失敗をしたあとに言い訳をして、不幸な現実から逃げてしまいがちです。その状況を克服するためには、辛いですが、起きてしまった問題と真正面から向き合わなくてはなりません。
自己憐憫な人は、何も行動を起こさず日和見することが最善だと考えるでしょう。しかしそれは大きな間違いです。問題解決のために行動を起こすことが、現状克服の一歩目です。たとえそれでまた失敗したとしても、前進であることに変わりはないのです。
「自己憐憫」克服方法(4)特別な待遇を期待しない
自己憐憫な人ほど、「わたしは特別な存在だ」と思いこむ特徴があります。それはつまり、「特別な待遇を受けたい」という願望の裏返しです。
自己憐憫な人は、理想としている特別待遇を受けられない現実に不満を持ち、そのギャップを「わたしは生まれつき不幸なんだ」と思うことでなぐさめている状態です。
自己憐憫を克服するために、特別待遇を受けたい欲求そのものを否定する必要はありません。現実をしっかり見据える、冷静な客観的姿勢を持つことが必要なのです。
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「自己憐憫」克服方法(5)他人に依存しない
依存とは、誰かを頼みとしてもたれかかることです。お互いを思い合う愛情とは、まったく違う意味を持ちます。
自己憐憫の人は、他人を思いやって付き合うのではなく、自分中心の取り巻きを作りたいがために他人と付き合います。依存と愛情の意味を履き違えているのが特徴です。
他人に依存すると、「自分のことを分かってほしい」「もっと優しくしてほしい」という願望ばかりを押し付けるようになります。すべては自分中心で、他人がどう思っているかなんて二の次です。
自己憐憫な人は、自分の都合の良い時だけ不幸ぶって、他人のペースに合わせることをしません。自分の要求を叶えてくれる人としか付き合わないようになります。
自己憐憫を克服するためには、他人に依存せず、愛情をもって支え合う関係を築くことが大切です。
「自己憐憫」克服方法(6)叱責を回避しない
自己憐憫な人が自分を責めるのは、他人から叱られるのが怖いからです。自分で自分を「不幸だ」と嘆いているブルーな人に、追い討ちをかけるように叱る人はなかなかいません。
そのため、「同情を得たい」がために自己憐憫の特徴を身につける人が結構存在します。自己保身の心理によって自己憐憫になる、という意味ですね。
しかし自己憐憫が過ぎると、いったい何を反省しているのか把握せずに、不幸だけを嘆く状態が続くようになります。失敗の原因を追究することもなく、反省を次へ活かそうとする気も感じられません。
「叱られてしまった可愛そうなわたし」を周りにアピールすることに必死で、自分を変えようと努力をしない。これが自己憐憫の人の特徴です。
この特徴を克服するには、他人からの叱責を受け止める広い度量が必要です。それと同時に、より良い自分へ変わろうとする意欲も大切になってきます。
「自己憐憫」克服方法(7)自己憐憫な人を上手く避ける
周りにいる「自己憐憫」タイプの人との付き合い方を考えるのも、克服方法の一つです。
不幸自慢ばかりする人、いつもブルーな雰囲気を漂わせている人・・・そんな人を克服するには、少しコツが要ります。自己憐憫のムードに流されないよう、一定の距離を保った付き合い方を考えましょう。
「自己憐憫」克服方法(7)深い関係を持たない
自己憐憫な人との付き合い方で、まず第一に大切なのは「深く関わらないこと」です。どうしても付き合わなくてはならない状況を除いて、プライベートまでは立ち入らないようにしましょう。
自己憐憫な人と必要以上に親密になると、「この人なら私の不幸をわかってくれる」と思い、どんどん依存してくるようになります。
浅い付き合い方をすれば、自己憐憫ムードに流れることもないはずです。非情なようですが、自分の身を守ることを第一に考えましょう。
「自己憐憫」克服方法(8)不幸自慢は受け流す
自己憐憫な人が持ち込んでくる不幸話は、アナタの同情や関心を貰いたいための方便です。解決方法を探ることを必要とするような、深刻な話はほぼ無いと考えていいでしょう。
自己憐憫な人の大袈裟な不幸話は、軽く受け流して、「かわいそうだね」の一言を言えばOK。「アナタの不満は分かりましたよ」というスタンスを伝えて、相手を満足させるのが、自己憐憫な人の上手な付き合い方です。