歌舞伎のメイク「隈取」のやり方は?種類や名前も解説します!

歌舞伎のメイク「隈取」のやり方は?種類や名前も解説します!

皆さんは歌舞伎の鑑賞に行ったことはありますか?歌舞伎でインパクトのある化粧といえば隈取りですが、隈取りのメイクは一体どういう方法でやっているのかと思いますよね。そこで今回は歌舞伎の隈取りメイクのやり方についてご説明したいと思います。

記事の目次

  1. 1.隈取りメイクの意味は?
  2. 2.歌舞伎メイク「隈取り」が使われる演目は?
  3. 3.歌舞伎メイクの種類①筋隈
  4. 4.歌舞伎メイクの種類②むきみの隈
  5. 5.歌舞伎メイクの種類③一本隈
  6. 6.歌舞伎メイクの種類④二本隈
  7. 7.歌舞伎メイクの種類⑤弁慶の隈
  8. 8.歌舞伎メイクの種類⑥景清の隈取り
  9. 9.歌舞伎メイクの種類⑦火炎隈
  10. 10.歌舞伎メイクの種類⑧般若隈
  11. 11.歌舞伎のメイク道具は?
  12. 12.隈取りメイクのやり方は?
  13. 13.女形の化粧のやり方は?
  14. 14.歌舞伎の女形に学ぶ!女性らしい所作とは?
  15. 15.歌舞伎メイクの落とし方は?
  16. 16.歌舞伎の化粧道具は現代のメイクにも使える!
  17. 17.歌舞伎の化粧道具活用法①チークとして使う
  18. 18.歌舞伎の化粧道具活用法②アイメイクに使う
  19. 19.歌舞伎の化粧道具を使ったコスプレメイク!
  20. 20.隈取りメイクが入ったグッズは?
  21. 21.歌舞伎・隈取りメイクのまとめ

隈取りメイクの意味は?

歌舞伎メイクといえば隈取りを想像する人が多いのではないでしょうか。
歌舞伎の隈取りは、顔の筋肉や血管をイメージした化粧法で、隈取りをしている登場人物の役割や感情を表現するためにメイクしています。
隈取りというと赤色の線を描くイメージがありますが、隈取りには青色や茶色もあり、役柄によって隈取りの色を描き分けています。

歌舞伎の隈取りメイクは赤色が登場人物の勇気や正義感、つまり善を意味します。
青色の隈取りメイクは登場人物の冷酷さや悪を意味しており、主に物語の敵役を表しています。
茶色の隈取りメイクは妖怪や鬼など、人間以外の役柄に使われることが多いです。

また、隈取りは「描く」のではなく「取る」とも表現されます。
それは隈取りは筆ではなく、指を使って描くことが由来とされています。
隈取りは遠くから見ても分かるように太い線を引き、指でぼかしを入れながら描く化粧法ですが、これは歌舞伎役者達が代々工夫を凝らして確立した化粧法だと言われています。

歌舞伎メイク「隈取り」が使われる演目は?

歌舞伎メイクの一つである「隈取り」が使われる舞台は、主に歌舞伎を娯楽として楽しんだ江戸時代に起こった事件や出来事を描く「時代物(じだいもの)」の演目です。
隈取りの種類は約100通りあり、舞台の演目によって一つ一つ隈取りのデザインが違います。
また、役者の顔立ちや顔の大きさによって、隈取りの線を太くしたり細くしたり、舞台映えするように独自のアレンジを加えていることもあります。

歌舞伎での化粧や隈取りは、舞台の登場人物の「役柄」を表す意味があります。
歌舞伎役者は自分で化粧を行いますが、役者にとっても、ノーメイクの状態から化粧をすることで、見た目も心も役柄になりきるために、化粧時間は大切な時間だとも言えます。
そこで、「隈取り」の歌舞伎メイクの種類や歌舞伎メイクのやり方について、詳しくご説明したいと思います。

歌舞伎メイクの種類①筋隈

歌舞伎メイクとして皆さんがイメージするのが派手な赤い線を引く種類の隈取りメイクだと思います。
この隈取りは正式には「筋隈」という名前で呼ばれ、主に歌舞伎の荒事の重要な役割に使われる種類のメイクです。
荒事とは、江戸時代に発達した江戸歌舞伎を代表する、力強い演出の種類のお芝居を意味します。

歌舞伎メイクの種類②むきみの隈

歌舞伎メイクの隈取である「むきみの隈」は目の周りの赤を強調した隈取りの名前です。
目の周りの隈取りの形がハマグリのむきみの舌の形に似ていることから「むきみの隅」という名前で呼ばれるようになりました。

歌舞伎メイクの種類③一本隈

一本隈は荒事の種類のお芝居に使われる隈取の名前です。
額の両脇から目尻の横、頬にかけて紅で一本の筋を取る化粧法から一本隈という名前で呼ばれるようになりました。
一本隈はお芝居の中で比較的やんちゃな役柄に使われることが多い隈取りです。

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歌舞伎メイクの種類④二本隈

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