命名書とは
命名書とは赤ちゃんにつけた名前を正式な紙に書いて、周りの人にお披露目するものです。一般的には赤ちゃんが生まれて7日目に「お七夜」のお祝いをします。
その昔、赤ちゃんの生存率は低く生まれて1週間以内に亡くなることも少なくありませんでした。そこで生後6日目までは神様の子、7日目から人間の子として認められるという考え方が根付き、7日目にお祝いするという風習が広まったそうです。
そして命名書はそのお祝いに欠かせない大切なもの。お祝いには両親を招き、祝い膳を囲んで赤ちゃんが生まれたお祝いをします。そしてそのお祝い時に赤ちゃんの名前を書いた「命名書」を飾るのです。
いつまでに準備すればいい?
「命名書はいつ書くべき?」こんな疑問を持つ人も多いようです。しかし命名書をいつ書くのか…という決まりはありません。一般的にはお七夜のお祝い当日に、赤ちゃんの名前を命名書に書き入れお祝いする人が多いようです。
命名書は妊娠・子育て情報誌や赤ちゃん用品の付録としてついている場合が多く、それを利用するなら焦る必要はありません。
ただ命名書といっても、いろいろなデザインがあります。待望の赤ちゃんですから、素敵な命名書を用意したい人もいるでしょう。お店で購入する、オンラインで注文する、どちらにしてもお七夜に間に合うよう早めに準備しておかなければいけませんね。
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命名書・命名紙はタイプいろいろ
さて大切な赤ちゃんのためなのですから、素敵な命名書を準備したい!と思うパパ・ママのためにここからは少し命名書について解説していきます。
命名書には正式・略式があり、略式の命名書の方が自由にアレンジできるので最近では略式命名書を使う人の方が多いようです。
半紙タイプ
正式な奉書紙は専門のお店に行かなければなかなか手に入りませんが、半紙なら手に入りやすいですよね。半紙は略式にはなりますが、半紙に墨で書かれた命名書は威厳のあるもの。
シンプルですが、生まれてきた我が子のために手書きに墨で頑張りたい!というパパ・ママにはおすすめです。半紙タイプは紙が薄いので台紙が必要ですが、選ぶ台紙次第でガラリと印象が変わります。そんな楽しみができるのも半紙タイプならではです。
額縁タイプ
ガラリと印象がかわるのは額縁タイプの命名書です。命名書はお七夜に飾っておくものですが、その後もインテリアの1つとして飾って置ける額縁タイプは人気があります。
お部屋のインテリアに合わせて色や素材を選ぶと、命名書もとてもおしゃれなものになりますよね。ウッドフレームが多いのですが、アクリルやガラス、縦置き・横置きなど自分らしく飾れます。
掛け軸タイプ
両家のご両親とお七夜を囲む場合、落ち着きのある掛け軸タイプが人気のようです。略式ながら威厳があり、お祝いの気持ちが高まりますよね。
また掛け軸タイプは筒状にして専用の筒に保管できるようになっているので、大切な赤ちゃんの名前をいつまでも大事にしまっておけます。
アルバムタイプ
命名書がアルバムと一体化しているアルバムタイプもあります。見開きになっていて、命名書と生まれたときの写真や手形・足形を一緒に残せるタイプや、表紙が命名書になっている本物のアルバムタイプもあります。
赤ちゃんの成長を命名書が見守ってくれているようで、こちらも人気が高まっているようです。
【手書き用】命名書・命名紙おすすめ5選
命名書には自分で手書きするタイプと、お店に筆耕も頼むタイプがあります。それぞれ様々な命名書があるのですが、まずは手書き用のおすすめ命名書(命名紙)を紹介していきます。自分の赤ちゃんにはどんなタイプの命名書が良いのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。