そもそもOLとはどんな仕事?
OLとは「Office Lady(オフィスレディ)」という和製英語の略称。会社で働く女性のなかでも書類作成やデータ入力、電話対応など、事務系全般の仕事を行う人を指す呼び名として使われています。元々は「新しい時代の働く女性」を表す言葉としてBG(ビジネスガール)と呼ばれていました。
近年では、同じOLでも経理や英語力といった専門的な知識が求められることも多く、さまざまな分野で活躍する機会が増えています。
【理想と現実のギャップ】OLの現実を教えます!
大手広告代理店でのOLのお仕事。少しかっこいいイメージが湧きませんか?私もそんなイメージで転職をしました。ですが、現実はイメージよりも多忙で「華のOL」とは程遠い毎日でした。ここでは、OLの現実をお伝えします。
朝から忙しい日々
朝はコーヒーを飲みながらゆっくりメールチェック…OLといえばそんなイメージでした。TVドラマの見過ぎでしょうか。でも現実は、勤務開始時間の20分前にはパソコンを開き、ばたばたとメールチェックをします。
メールの内容によってはすぐに営業や他部署への依頼などがある為、のんびり過ごすことはありません。私は広告代理店に勤務していたので、毎週2日、締切日というものが訪れました。
特に、締め切り日は朝から大忙しで、コーヒーを飲む余裕もありません。缶コーヒーを買えても、忙しすぎてコーヒーをこぼしたこともありました。そして、コーヒーよりもエナジードリンクをグィっと飲み干す日々でした。
毎日が残業
入社する前は、都会でのOLはアフターファイブを楽しんでいるイメージでした。たまには、おしゃれなフレンチやイタリアンを楽しんで、ワインなどを飲み、ほろ酔いで帰る日々を想像していました。きっとこれもTVドラマの見過ぎです。
ですが、私が勤務していた会社は、ほぼ毎日が残業。入社当初は22:00にはパソコンをシャットダウンすることを目標にしていました。会社を出る頃には、ファッションビルはもちろん閉まっていて真っ暗だし、残念ながら外食をして帰るという気力もありませんでした。(ここ数年は働き方改革が行われ、残業時間は減ってきたように感じます。)
おしゃれなランチよりお弁当持参
就職したら楽しみだったことの1つに「おしゃれなランチ」がありました。ですが、楽しかったランチも1ヶ月もすると「もったいない!」という感情が出てきて、コンビニ弁当→コンビニのパンという風に変わっていきました。
OLのお給料は決して高いわけではないので、だんだんとお財布の中がさみしくなります。最終的には、自分で作ったお弁当を持参することに。都会のおしゃれなランチも飽きるし、やはりもったいなかったです。毎日自分で作るお弁当が一番安上がりで、おいしかったです。
綺麗な格好→全身シンプルで安価な服
入社したころは、かっこいいスーツや華やかなワンピースで通勤していましたが、1日オフィスに居るし、毎日残業だし、座りっぱなしで足がパンパンになる日々を送っていると、お洋服も着ていて楽な格好を選ぶようになりました。
靴はローヒール、パンツはゴム入り。ブラウスよりもカットソー。さらにお化粧も、最初はまつエクやネイルに力を入れていましたが、だんだんと薄化粧になりネイルもしなくなりました。指元をオシャレに見せたとしても指サックで隠れてしまいますからね。
OLの悩みって何?リアルな悩みを大公開!
毎日楽しそうに過ごしているOLにも、悩みはあります。実際に働いてみないと分からなかった悩みもたくさんありました。ここでは、私が働いた12年間で感じた悩みを大公開します。
平日はプライベートの時間が無い
私が働いていた会社は、平日ほぼ残業があったため自宅と会社を往復する日々でした。楽しみにしていたドラマも見れないし、学生時代には毎週欠かさず観ていた音楽番組もほとんど見ていませんでした。
友達が飲み会をしていても、最後の方にチョロっと顔を出すだけ…ということも。「今日は何時に帰れるんだろう」と毎日考えていたように思います。
交際費が飛んでいく
社員が多いと交際費がどんどん重なっていきます。例えば、同じグループ内のメンバーがお誕生日だったときや、退職するとき、異動するときなど、プレゼント代は毎月かなり多く出ていました。
断るわけにもいかず、急に「1000円お願いします!」というメールがきて集金にやってくるのです。定期的に飲み会もあり、もちろん会費制でした。
鳴りやまない電話応対
1人1台の電話機があり、電話が鳴るとワンコールで出るように教えられていました。たとえ目の前に仕事があっても、電話が鳴るとすぐに出なければいけません。
締切前だと電話はずっと鳴り続けるため、その対応で1時間なんてすぐ過ぎていました。お手洗いに行く時間も無く、行くとしても小走りで行っていたくらいです。電話対応をしながら業務を進めていくため、なかなか業務が進まず大変でした。
OLの悩みに解決策はあるのか?私はこうして乗り切りました。
仕事に追われていたOL時代。時間の使い方や人間関係など、さまざまな悩みが絶えませんでした。そんな中でも、12年間働けたのには理由があります。ここではOLが抱えやすい悩みについて、乗り越え方や対処法をお伝えします。
同期が「力」になる
忙しい日々が続くと、「もうだめだ」「辞めたい…」と考えたときが何度もありました。そんなとき、支えになってくれたのが同期のメンバーでした。
悩みがあるときは同期と贅沢なランチに行ったり、甘いデザートを食べたりしてストレスを発散させていました。ちょっとした悩みでも誰かに相談することでホッとなり、また頑張ってみようかなと思えます。残業中、眠くて辛いときも「頑張ろう!」とメールを送り合ったものです。
時間の効率化を追及する
毎日残業時間が多くて体力的にも辛い日々が続いたとき、残業が多くなるのは時間の使い方にも問題があるのだと考えるようになりました。
「パソコンスキルを伸ばせば処理時間の短縮にもなるし、物の整理をすれば探す時間が短くなるのでは…?」というように、自分が行っていたこと1つ1つに対して疑問を持ち改善点を探りました。効率化を図ることで徐々にすべての業務がスムーズに進むようになり、結果的に自分のスキルUPと残業時間の短縮に繋がったのだと思います。
「頼り合うこと」「甘え合うこと」を知る
1日中バタバタと仕事をしていると、常に目の前の仕事がいっぱいで爆発しそうになるときもありますよね。そんなときこそ「私いま、急ぎの仕事ないから手伝うよ」と他のメンバーに声をかけるようにしていました。
周りに目を向ける余裕があると「1人じゃない」と思えるし、「疲れていても頑張ろう」という気持ちも生まれます。支え合う姿勢を持つことでチームとしての仕事が捗るだけでなく、社内の雰囲気も良くなりますよ。
悩み疲れたときのおすすめリフレッシュ方法!
OLのお仕事はデスクワークが中心。「一日中座りっぱなしで肩や腰が痛い!」といった悩みを抱えることも多いですよね。コロナ渦の影響で運動不足を感じている人が増えた今、肩こりや腰痛は現代病といえるかもしれません。
ここでは、そんな悩みを上手に解消できるリフレッシュ方法を5つ紹介します。「仕事中に息抜きしたいけど人目が気になる」「効果的なやり方がわからない…」。そう思っている方、オフィスや自宅で簡単にできるものばかりなのでぜひ試してみてくださいね。
仕事をしながらコリほぐし
長時間パソコンで作業していると、筋肉の緊張や疲労から肩こりを引き起こすことがあります。特に姿勢が悪いと、目だけでなく首や肩に負担をかけ続けることになるので痛みが悪化してしまい、コリ固まった体が悩みになることも。
そこで、試してみたいのがオフィスでも座りながら気軽に行えるストレッチです。
1. 両手を頭の後ろにまわす。
2. 頭を下に向けながら肘を曲げる。
3. 首を左右交互にゆっくりと傾ける。
4. 頭に添えた手で後頭部をマッサージ。痛みのある場所は少し強めにギュッと押す。
マッサージをする際は「呼吸」にも注目しましょう。腹式呼吸を意識して行うことでリラックス効果を高めることができます。
ほかにも、マッサージグッズで肩の疲れや脚のむくみをケアするというのもアリ。デザインや機能性に優れているもの、美容効果が高いものなどたくさん揃っています。ひとつ持っておくだけでもいざというときに頼もしいですし、日々の疲れを癒してくれるアイテムとして重宝するはずです。
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香りで癒される
OLとして働いている毎日。日々仕事に追われたり、人間関係で悩んだりとさまざまなストレスを抱えやすい状態といえます。そんなストレスを発散できる方法として人気なのがアロマセラピーです。
アロマオイルの香りは約250~300ほどあるといわれ、その豊富な種類の中からその日の気分に合わせて楽しむことができます。イライラや不安を和らげたいときはジャスミンやマンダリン、ぐっすり眠りたい日はネロリやラベンダーといったオイルがオススメ。仕事中に体が冷えて辛いという方は、ジンジャーやシナモンといったスパイシーな香りを試してみましょう。
好みのオイルが見つかったら、ハンカチやコットンにしみこませたものを近くに置いておくだけでOK。アロマをもっと楽しみたいという方は、香りが空間中に広がりやすいアロマディフューザーやアロマキャンドルを使ってみましょう。
■参考記事:人気のアロマウォーターをチェック!
バスタイムを充実させる
一日の疲れを癒すのに最適な時間といえばバスタイム。お湯に浸かって温まると体の血行が良くなるため、体内に溜まっていた老廃物や疲労物質が汗と一緒に排出されます。疲れやコリが取れるだけでなく、全身の緊張がほぐれるので良い気分転換にもなりそうですね。
バスタイムを充実させるには、自分がリラックスできそうなものを取り入れてみましょう。音楽を聴きながら半身浴をしたり、浴室に香り付きのルームミストを使ってみたりなど、アイディア次第で楽しみ方はさまざま。ぜひ、毎日のちょっとした時間を有意義なものに変えてみてくださいね。
コロナ禍のストレスはヨガやストレッチで発散
ヨガやストレッチもリフレッシュできる方法としてオススメです。ストレッチを行うと血行がよくなり、肩こりや冷え性の改善に期待ができますが、ヨガでは自律神経のバランスを整えて心をコントロールする効果があるといわれています。疲れをとりたい場合はストレッチ、内面的なケアであればヨガというように、目的に合わせて行ってみましょう。
最近ではYouTubeで効果的なストレッチやヨガを紹介している動画もたくさんありますが、より本格的に取り組んでみたい方はヨガスタジオに通ってみるといいでしょう。価格帯もリーズナブルで友達同士でも気軽に楽しめるようになっています。
■参考記事:ヨガやストレッチで運動不足を解消!
睡眠時にも癒しグッズを
ストレスをため込まないようにするには、「睡眠」の質にもこだわりたいところ。夜ぐっすり眠れれば良い気分転換になるだけでなく、仕事の効率を高めることができます。快眠グッズを取り入れれば、なかなか寝付けない方でも日々の疲れを癒してくれること間違いなし。
即効性があるものとして光を遮断する「アイマスク」、枕元にプッシュするだけで心地よい睡眠へと導く「ピロースプレー」などを試してみましょう。仮眠をとりたいときや睡眠時間を確保できないときにも役に立つはずです。
音が気になって眠れないときは、寝室に「ホワイトノイズ」を発生させる機器を置いたり「耳栓」をつけたりして雑音をかき消しましょう。
ほかにも、寝る直前に余計なストレスを受けないよう工夫することも大切。遅くても就寝の1~2時間前にはスマホやテレビを見るのを控えて、睡眠の質を上げることを意識してみてくださいね。
■参考記事:睡眠の質を高めるには?
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まとめ
いかがでしょうか。OLとして働いてみないと分からない、リアルな悩みをお分かりいただけたのではないでしょうか。
もしあなたが社会に出て働いたとき、必ず悩むときがあると思います。働き方やお給料、仕事内容など、その悩みはさまざまです。仕事がしんどくて辞めたいと思うときもあるかもしれません。
そんなときは、悩んでいることを一人で抱えず近くの人に相談してみましょう!あなたの気持ちをわかってくれる人や支えになってくれる人がいることを覚えておいてくださいね。