まず、人を見下す人への対処法として、「スルースキルを身に着ける」ということです。
人を見下す人への扱い以外にも、スルースキルと言うのは非常に重宝されるスキルですから、身に着けておいて全く損はありません。
スルースキルって具体的にどういうもの?といまいちつかめない人もいるかもしれませんが、一言で言うと「何を言われても感情を動かさない」と言うことです。
ついつい「お前は俺と違って出来が悪いな」なんて言われるとイラッとしてしまいませんか?
それは普通のことですが、それに言い返さなかったとしても、イラッとして感情が動いている分、スルーしているとは言えません。
出来るだけ気持ちを平静に保ち、「あ、また何か言ってる…」くらいに考えるように癖付けましょう。
こっちだって人間だから、いちいち腹が立つし、傷ついたりしてしまうこともわかりますが、相手はそれを喜んでいるケースも多々あります。
そうなると、いちいち感情をあらわにする相手をターゲットとしてしまい、状況が悪化するケースが非常に多いです。
感情を動かさずに、「この人は、そんな言葉をいわないと自分を保てないんだなあ…」と思いながら「そうですよね」「そうですか」「本当ですね」「すごいですね」などと適当に返事をしておくのがベストです。
人を見下す人への対処法②最低限のかかわりにとどめる
人を見下す人への対処法として、次に「最低限のかかわりにとどめる」ということも挙げられます。
前述のとおり、人を見下す人は、自分が見下せて、なおかつ反応が面白い人を見つけると、それをターゲットにしてずっと見下す発言をしてくることが多くなっています。
ターゲットになってしまうと非常に厄介で、こちらもストレスがたまる一方ですから、こういった人を見下す性格の人とは、最低限のかかわりにとどめることをおすすめします。
とはいっても、仕事で必ず関わらなければいけないから…と言う人もいるでしょう。
仕事で関わりがあるといっても、かかわりがあるなりに、その最低限のかかわりにとどめるようにすることです。
その人との雑談はしない、雑談されそうになったらさりげなくトイレに立つ、連絡事項は本当に必要なことだけを伝え、すぐに席を離れる、メールでの報告でもいいものなら、メールで報告するなど、かかわりを減らす工夫をすることが大切です。
ただし、自分がするべきことはきっちりしていないと、自分の立場を悪くしてしまいますから、やらなければいけないことはやりつつ、紹介したように直接報告をメールに変えるなどの工夫をしていきましょう。
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人を見下す人への対処法③反面教師として扱う
人を見下す人への対処法として最後に、反面教師として扱うということも挙げられます。
「自分は絶対にこういう風にはならないぞ」と考えるということです。
今回紹介してきたような、人を見下す人の心理を考えると、人を見下す人って内面ではとても苦しんでいる様子がうかがえますよね。
自己顕示欲の塊だったり、トラウマやコンプレックスに支配されて、人を見下すことしかできなくなっている…と考えると、なんだか人を見下してくる人への感じ方も変わってくると思います。
「この先、辛いことがあっても、自分はこうならないようにしよう」と考えることが一番です。
人を見下す人の言葉を真に受けてストレスをためないように!
人を見下す癖のある性格の人への対処法について紹介してきましたが、いかがでしょうか?
実践できそうな対処法はありましたか?
人を見下す人と言うのは、その態度が本当に癖づいてしまい、その人の性格になってい閉まっていることが多いので、自分でそれを治そうとしてもかなり困難です。
また、コンプレックスを抱えている人が多いことから、自らその癖や性格を治そうとする人も少ないのが現実です。
つまり、放っておいてもその人を見下す癖や性格は改善の余地があまりありません。
特に、劣等感やトラウマから心の病気になってしまっている人などは、なかなか自分で抜け出したいと思っていても病気が治りにくい場合もありますから、まともに相手をしてしまっては今度はこっちが心の病気になってしまいます。
最近は、ストレスが原因で心の病気だけでなく、身体的な病気にもつながってきているケースも出ていますから、自分の身を病気から守るためにも、適切な対処法であまりストレスを抱えないようにしていきましょう。