【妊娠初期とコーヒー】妊婦はカフェインは避けるべき?
初めての妊娠。
妊娠してから、出産までわからない事だらけで無事にベビーが生まれてくるまで不安もたくさんありますよね。
例えば
運動はしてもいいの?
妊娠中にしてはいけない事は?
お酒は控えるべき?
などなど...
質問は泉のように湧き出てきます。
出産準備ブックを読んだって疑問は尽きません。
ここでは妊婦さんのカフェイン摂取について考えていきます。
コーヒー好きの妊婦さんも多いので、コーヒーを妊娠中は控えるべきなのか。
また、もしコーヒーを飲んでも大丈夫なら、どれくらいの量が許容範囲の摂取量なのか。
コーヒー以外のドリンクや、カフェインの胎児への影響もいろいろまとめてみました。
ぜひご参考に。
■参考記事:妊娠中は眠い…!コチラも参照
【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響=ママ編=
妊娠中にコーヒーを飲むと妊娠に影響すると言われていますが、まず、母体の影響について考えていきましょう。
コーヒーを1杯飲んだからといって「流産」するのでは?
胎児に「障害」が出たらどうしよう?
と深く悩む必要はありません。
コーヒー1杯程度なら、何の問題もないと一般的には言われています。
事実、コーヒーと妊娠への影響ははっきりした研究結果が出ていないのが現状です。
今はまだ、胎児や母体にどこか悪い所があって
「カフェインの過剰摂取が原因ではないか?」
という憶測の段階です。
しかしWHO(世界保健機関)でも妊婦のコーヒーの上限摂取量が定められていたり、はっきりした因果関係は分かっていないものの、避けるべき飲み物だとされています。
健康な成人でもカフェインの過剰摂取で健康被害が見られますから、因果関係が分からなくても悪影響は及ぼしそうですよね。
まずは母体への影響について見ていきましょう。
【ママ編】妊婦とカフェインの影響①不眠
皆さんはカフェインにはどのような働きがあると思いますか?
一番皆が知っている効能が
「眠気覚まし」
ではないでしょうか?
徹夜で勉強している時、長時間運転で疲れたとき、コーヒーを飲んで眠気を覚ます。
コーヒーに含まれるカフェインはアドレナリンを放出させて眠気を覚ます効果があります。
コーヒー好きでいつもたくさん飲んでいる人はそこまで効果を感じないかもしれませんが、確かにカフェインには眠気覚ましの効能があります。
妊娠するとカフェインを分解する機能が衰えます。
それによってカフェインが血中にとどまる時間が長くなり、体に負担がかかってしまいます。
ただでさえ、妊娠中は体が過敏になっていますから、カフェインの妊婦への影響は妊娠していないときに比べると高くなります。
そのため、妊婦がコーヒーを取りすぎると(普段飲んでいる量でも)神経が刺激されてイライラしたり、不眠に苦しむことになるのです。
【ママ編】妊婦とカフェインの影響②胸やけ
カフェインは消化器官に影響を及ぼすと言われています。
例えば、私の自身の話ですが、コーヒーを飲むと激しい胃痛に襲われます。
これは私の体がカフェインに合わないからですが、このようにカフェインは胃痛や胸やけを起こすことがよく確認されています。
妊娠すると体が過剰に反応するようになります。
特に妊娠初期はつわりが始まりますから、コーヒーを飲んで胃痛や胃もたれを感じるのはよくあること。
コーヒーが大好きでいつも飲んでいる妊婦さんでも同じです。
つわりと胸やけが重なる辛さは想像しただけでも分かりますよね。
【ママ編】妊婦とカフェインの影響③不整脈
カフェインには不整脈を起こす危険性がある!
カフェインは摂取しすぎると「死」の危険性があるというのは知っていますか?
記憶に新しいところで言うとアルバイトの男性がカフェインの摂取りすぎで亡くなったというニュースが2015年に流れました。
カフェインに致死量があるのか?そもそもカフェインって毒だったの?
とかなり衝撃的なニュースでしたよね。
カフェインを摂取すると血中にアドレナリンが増え、一種の興奮状態に陥ります。
するとどうなるのか...
心拍数があがります。
妊婦はカフェイン分解に時間がかかりますから、普通の人よりも少量のカフェインで体が敏感になります。
そのせいで、心臓がどきどきしたり、コーヒーの摂取量によっては不整脈を引き起こすこともあるのです。
不整脈を起こすのは何も妊婦だけではなく一般的な成人でも同じこと。
ただ、妊娠している方が少量でも反応しやすいので、コーヒーを飲む時は一日に飲む量を考えなければいけません。