記事の目次
- 1.【妊娠初期とコーヒー】妊婦はカフェインは避けるべき?
- 2.【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響
- 3.【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響=ママ編=
- 4.【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響①不眠
- 5.【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響②胸やけ
- 6.【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響③不整脈
- 7.【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響④血圧上昇
- 8.【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響=ベビー編=
- 9.【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響①低体重
- 10.【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響②低酸素
- 11.【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響③自然流産
- 12.【妊娠初期とコーヒー】妊婦は妊娠中カフェインを避けるべき
- 13.【妊娠初期とコーヒー】妊婦の一日カフェイン摂取量
- 14.【妊娠初期とコーヒー】妊婦が気を付けるべきカフェイン飲料
- 15.【妊娠初期とコーヒー】妊婦の貧血とカフェインの関係
- 16.【妊娠初期とコーヒー】妊婦はカフェインフリー飲料を
- 17.【妊娠初期とコーヒー】妊婦にはカフェインフリーの緑茶
- 18.【妊娠初期とコーヒー】妊婦はハーブティで体のケア
- 19.【妊娠初期とコーヒー】妊婦だけじゃない!授乳中も注意
- 20.【妊娠初期とコーヒー】危ない橋は渡らない!
妊娠すると体が過剰に反応するようになります。
特に妊娠初期はつわりが始まりますから、コーヒーを飲んで胃痛や胃もたれを感じるのはよくあること。
コーヒーが大好きでいつも飲んでいる妊婦さんでも同じです。
つわりと胸やけが重なる辛さは想像しただけでも分かりますよね。
【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響③不整脈
カフェインには不整脈を起こす危険性がある!
カフェインは摂取しすぎると「死」の危険性があるというのは知っていますか?
記憶に新しいところで言うとアルバイトの男性がカフェインの摂取りすぎで亡くなったというニュースが2015年に流れました。
カフェインに致死量があるのか?そもそもカフェインって毒だったの?
とかなり衝撃的なニュースでしたよね。
カフェインを摂取すると血中にアドレナリンが増え、一種の興奮状態に陥ります。
するとどうなるのか...
心拍数があがります。
妊婦はカフェイン分解に時間がかかりますから、普通の人よりも少量のカフェインで体が敏感になります。
そのせいで、心臓がどきどきしたり、コーヒーの摂取量によっては不整脈を引き起こすこともあるのです。
不整脈を起こすのは何も妊婦だけではなく一般的な成人でも同じこと。
ただ、妊娠している方が少量でも反応しやすいので、コーヒーを飲む時は一日に飲む量を考えなければいけません。
【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響④血圧上昇
妊婦がコーヒーを飲むと、心拍数が上がるだけでなく、血圧も上昇します。
妊婦はそれでなくても、妊娠高血圧症候群など、妊娠時特有の高血圧症にかかるリスクがあります。
出産時に妊娠高血圧症候群にかかっていると、母体や胎児に命の危険が及びます。
医療関係者でも妊娠高血圧症候群は大変注意すべき症状だと言われているほど。
妊婦さんは特に血圧が上がってしまうような食べ物・飲み物は避けるべきでしょう。
妊娠高血圧症候群と飲食物の関係はまだ不明ですが、高血圧にならないように日々過ごすことがお腹の赤ちゃんにとっても大切な事です。
気を付けましょう。
【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響=ベビー編=
ここまで、カフェインに対する妊婦の影響を見てきました。
妊婦だけではなく、健康な成人にも健康被害を及ぼす恐れのあるカフェイン。
大切にお腹の中で育てている赤ちゃんにも影響がないわけはありませんよね。
カフェインはベビーにはどのような影響を及ぼすのでしょうか?
【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響①低体重
カフェインはお腹の中のベビーにはどのような影響があるのでしょう?
まず、カフェインは興奮剤、刺激剤ですから、ベビーに良い影響を与えるとは思いません。
カフェインは胎盤を通じて母体からベビーに運ばれます。
胎児はまだ内蔵機能も未熟、特に妊娠初期はまだ内蔵を作っている段階です。
当然カフェインを分解する能力はベビーにはなく、妊娠期間を通じて毎日コーヒーを飲んでいると胎児に影響が出ると考えられます。
ハーバード大学で行った研究結果によると、妊婦のカフェイン摂取によって「低体重児」のリスクが高まるそうです。
まず妊婦をカフェインを取りすぎるグループとそうでないグループに分け、それぞれを観察していきます。
すると、あまりカフェインを摂らないグループと、たくさんカフェインを摂るグループでは38%も低体重児が生まれるリスクが上がったそうです。
これをさらに分析するとカフェイン摂取量100mgに対し、低体重児のリスクは3%ずつ上昇。
100mgといえばコーヒー1杯分。
コーヒー1杯分で3%なら大した事はありませんが、一日に何杯も取りすぎるヘビーユーザーはやはり注意が必要です。
【妊娠初期とコーヒー】妊婦とカフェインの影響②低酸素
カフェインは血管収縮作用により胎児に影響があると言われています。
ネットでカフェインと検索すると「血行が良くなる」「血行が悪くなる」と二つ真逆の事が書かれている事に気づくかもしれません。
それもそのはず。
カフェインは「脳」の血管を収縮させ血行を悪く、末端の血管を開き血流をよくするという2極の働きがあるのです。
体の部位で作用が違うのは驚きです。