記事の目次
- 1.【妊娠初期の注意一覧】妊娠初期に気をつけることとは?
- 2.【妊娠初期の注意一覧】妊娠初期の期間ってどのくらい?
- 3.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること①禁酒
- 4.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること②禁煙
- 5.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること③カフェイン
- 6.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること④貧血
- 7.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑤ビタミンA
- 8.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑥トキソプラズマ
- 9.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑦リステリア菌
- 10.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑧水銀中毒
- 11.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑨つわり
- 12.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑩締め付けない服装が◎
- 13.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑪負荷の高い運動
- 14.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑫性交渉は清潔に
- 15.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑬葉酸を摂取しよう
- 16.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑭少量の出血
- 17.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑮仕事
- 18.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑯2人目妊娠の場合
- 19.【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑰産婦人科で相談
- 20.【妊娠初期の注意一覧】まとめ
ただ、カフェインはコーヒーだけに含まれているわけではなく、緑茶や紅茶、コーラや栄養ドリンクなど、いろいろな物に入っていますから、少し食事にも気を付けてください。
食事中にはカフェインフリーのルイボスティーや麦茶に替えてみるなど、ちょっとした工夫でOK。
ただ、カフェインも1日100mgくらいなら心配ないようですから、コーヒー好きのママさんは、緑茶をルイボスティに替えるなどして他のカフェインをやめ、1日1杯のコーヒーを楽しむという考えもあります。
ストレスをためすぎることもよくないので、無理にやめることはありません。
■参考記事:妊娠中にコーヒーはダメ?コチラも参照!
【妊娠初期の注意一覧】気をつけること④貧血
妊娠初期からお腹の中では赤ちゃんのために大工事が行われています。
子宮は大きくなり、胎盤が作られ、赤ちゃんが住みやすく、栄養が行きわたるようにママの体もどんどん変わっていきます。
そこで一番必要になるのが「鉄分」
日本人の成人女性はもともと貧血気味の人が多いので、妊娠初期から貧血にならないよう、食事に気をつける事が大切です。
妊娠初期から中期、そして後期になるとどんどん体内の血液量が増えていきます。
これは出産準備のためなのですが、血液量が増えても、鉄分の量が増えなければ、どんどん血液は薄くなっていきます。
「中身のない血液」です。
これが貧血状態。
貧血状態では赤ちゃんに十分な栄養も、酸素も与えられませんから、低体重・低酸素脳症などリスクがあがるうえ、出産時に母体が大出血をおこし命を落とすことにもなりかねません。
妊娠後期には妊娠していないときの2倍以上の鉄分が必要になります。
貧血は妊娠初期のうちからしっかり対策することが大切。
しかも、貧血は体力を奪いますから、疲れたら楽な体勢で休むことも大切。立ち眩みしてこけてしまったら危ないですからね。
また妊娠後期になって貧血が治らなければ鉄剤の注射や点滴に通院することになります(下手したら入院)
【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑤ビタミンA
さて、貧血の話が出ましたが、貧血予防に真っ先に頭に浮かぶ食事は何でしょう?
多くの人が
「貧血にはレバーを食べる」
と答えると思います。
でもこれは、妊娠期間中に関しては間違いです。
確かにレバーには豊富な鉄分が含まれており、優秀な貧血予防の食事ですが、レバーの中にはこれまた豊富に「ビタミンA」が含まれています。
ビタミンAは足りないと夜盲症になるなど、いろいろな弊害が起きますが、妊娠中に多く摂ると奇形の胎児が生まれます。
特に妊娠初期は胎児が体の器官を作っている大切な時。
ビタミンAの影響をもろに受けてしまいます。
妊娠していない人が、普段の食事でビタミンAを過剰摂取することはあまり考えられませんが、妊婦で、しかも貧血対策の食事中心にすると危険です。
動物性鉄分はビタミンAも多く含まれるので、植物性の鉄分を多く摂りましょう。
ちなみにビタミンAの摂取量上限は2500μg以上です。
【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑥トキソプラズマ
愛猫家のママさんはちょっと注意が必要です。
猫は「トキソプラズマ」という寄生虫を持っている場合が多いのですが、そのトキソプラズマに妊婦が感染すると、胎児に影響が出ます。
妊娠初期には流産のリスクも高まりますし、中期から後期になると胎児がトキソプラズマの感染リスクにさらされます。
胎児が感染すると「先天性トキソプラズマ症」といって低体重、水頭症、頭蓋内石灰化、精神機能・運動機能に障害が出ると言われています。
トキソプラズマは猫だけでなく、火が十分通っていない肉を食べる、もしくは触った手で口に触れることで感染することもあります。
ただ、犬などネコ科以外の動物から人にはなぜか感染しにくいようです。
産婦人科の検診でトキソプラズマの抗体をついでに調べることもできますから、もし、抗体を持っていないのであれば、飼い猫と距離を置く、猫の餌に火の通っていないものはあげない、外に出さないなどの行動をとりましょう。
一度感染していて抗体のある妊婦さんは大丈夫です。
【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑦リステリア菌
食中毒の「リステリア菌」にも要注意です。
リステリア菌は主に生肉についている菌で、しっかりと火を通さないと食中毒を起こします。
特に妊婦はリステリア菌に感染するリスクが高く、胎盤を通して胎児にリステリア菌を引き起こします。
胎児にリステリア菌が感染してしまうと、流産や死産、また髄膜炎、肺血症などを発症し、大変危険です。