ちょっと注意してほしいのは、日頃から負荷の高い運動をしている人。
マラソンや激しいエアロビクスのような運動、器具を使ってのトレーニングなどの運動は妊娠初期には流産のリスクが高まります。
健康な妊娠状態の場合、運動に関してはそこまで自制することはありませんが、運動でお腹に負荷がかかると、赤ちゃんに負担をかけるのはやめた方が賢明です。
それでも日頃から運動をたしなんでいる人にとって、妊娠したからと言って運動ができない状態が続くとストレスでかえって母体、子供両方のためによくありません。
妊娠中におすすめの運動はウォーキングです。
有酸素運動で体に良い運動ですが、赤ちゃんへの負荷は少なくて済みます。
ウォーキングと同じようにヨガやスイミングは有酸素運動ですが、ヨガやスイミングは安定期に入ってから、運動してよいのかお医者様と相談してください。
ただし、運動中はこまめな水分補給を忘れずに。
【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑫性交渉は清潔に
妊娠したら性生活はお休み?
という疑問ですが、性交渉自体は妊娠に影響ありません。
むしろ、子供を迎えるパパとママの間が良好な事はとても良い事です。
ただ、妊娠初期の間は性交渉もあまりアクロバティックな事はせず、女性の体が楽な体勢で行いましょう。
妊娠すると、体が敏感になっていますから、胸がはって痛い、違和感があるや、感じ方の違いもあるので、夫の理解と、無理な体勢を取らない事が原則です。
性交渉中に気分が悪くなることも十分考えられますから、我慢をせず、夫婦できちんと話し合い、気分が悪くなるようであれば、その時は少し性交渉をお休みしましょう。
また、妊娠中は体が過敏なうえ、免疫力もおちてしまうので、感染症には要注意です。
妊娠しているからゴムは使わなくていいという考えもありますが、それよりも衛生面を考えてゴムを使用してもらう方が良いでしょう。
【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑬葉酸を摂取しよう
妊娠期間中、胎児の成長に欠かせない栄養素が「葉酸」です。
葉酸は赤ちゃんにとってとても大切な栄養度。
特に、赤ちゃんが臓器を作っている期間にはなくてはならない栄養素です。
もともと葉酸が不足気味の食生活をしているひとは、特に妊娠した段階でしっかり葉酸を摂っておく必要があります。
葉酸が足りなくなると、しっかりと体の機能を作ることができずに「神経管閉鎖障害」を引き起こしてしまいます。
これは脳、または脊椎の未発達の事で、「無脳症」になれば流産や死産になってしまいます。
食事で十分な葉酸を摂ることが難しいのであれば、葉酸サプリを活用することで、胎児の健康を守ることができます。
■参考記事:葉酸はいつからいつまで摂るべき?コチラもチェック!
【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑭少量の出血
妊娠初期には少量の出血を伴うことが良くあります。
少しでも血がついていると、流産の危険を疑って怖くなってしまいますが、少量の出血であれば全く問題ありません。
というのも、妊娠初期の段階では出血することがよくあるからです。
妊娠初期は少し下着に赤く血がついているという事は当たり前。
それよりも気にしないといけないのはお腹のハリです。
出血があって、下腹部にハリ、もしくは痛みを感じる場合は流産の危険がありますから、お医者様に受信しましょう。
心配するよりも、行動して診察してもらう方が気が楽になりますよね。
【妊娠初期の注意一覧】気をつけること⑮仕事
仕事をしている女性にとって妊娠初期はリスクが高くなる状況が多いですよね。
例えば仕事に使う通勤電車や、仕事中のつわりなど。
妊婦さんが仕事をこなすのは大変です。
そのため、仕事環境での周りのサポートはなくてはならない物。
妊娠してからも仕事を続ける人は、上司や同僚に妊娠したことを報告し、仕事をするスタイルに理解を求めましょう。
特に
妊娠初期は疲れやすいため、仕事中も体が硬くならないように体勢を変え血流をよくする。
仕事中につわりを感じないためにいつでも口に入れられる小さなチョコや飴、ガムなどを用意しておく。
疲れたら楽な体勢で少し休む。
仕事は通勤時間を避け、フレックスに変えてもらう(できるなら)
などは仕事の仲間の理解が必要ですよね。
つわり対策として仕事中にマスクをつけて匂いを遮ることや、仕事のお昼休みは楽な体勢になって少しお昼寝をするなども、仕事中に体を休める良い方法です。