記事の目次
- 1.【はじめに】産後1ヶ月はどんな時期なの?
- 2.産後から回復までにかかる時間とは
- 3.産後1ヶ月にでやすい症状と体の状態
- 4.産後1ヶ月の腹痛は大丈夫?原因は?
- 5.産後1ヶ月の注意点をご紹介
- 6.【産後1ヶ月の注意点①】体を酷使しないこと
- 7.【産後1ヶ月の注意点②】目の使い過ぎに注意
- 8.【産後1ヶ月の注意点③】家事は役割分担で
- 9.【産後1ヶ月の注意点④】産後うつに注意する
- 10.【産後1ヶ月の注意点⑤】外出はひかえる
- 11.【産後1ヶ月の注意点⑥】お風呂よりシャワーにしよう
- 12.【産後1ヶ月の注意点⑦】産後ダイエットには注意
- 13.産後1ヶ月はどう過ごせばベスト?
- 14.【産後1ヶ月の過ごし方①】なるべく寝ること
- 15.【産後1ヶ月の過ごし方②】良い食事を摂ること
- 16.【産後1ヶ月の過ごし方③】産褥体操をしてみよう
- 17.【産後1ヶ月の過ごし方④】自分に優しくしよう
- 18.産後1ヶ月の体を周囲に理解してもらおう
- 19.産後1ヶ月に無理するとどうなるの?
- 20.【まとめ】無理せずに産後を健康に過ごそう♡
【はじめに】産後1ヶ月はどんな時期なの?
産後1ヶ月は、生まれたばかりの赤ちゃんの世話をしなくてはならず
それだけでも心身が大変なものですよね?
出産によって疲れもたまっており、傷などの回復も待たなくてはいけない期間です。
この産後1ヶ月は、出産後の疲労した体から元に戻るため癒しの時間が必要なのです。
育児や家事で、無理して消耗したりしてはいけない時期でもあり
産後1ヶ月の過ごし方によっては、出産後のダメージが癒えるのが遅れ
後々に産後の体調不良を起こしてしまいます。
出産のダメージは、癒えるのに時間がかかる
昔から、出産後に体が元気になるまでに6~8週間要するといわれていて
「産褥期(さんじょくき)」という名称まであるのです。
6週間ということは、できることなら出産後1ヶ月は完全に静養の期間にあてたいものです。
「床上げ」という言葉もあり、母親がすぐ休むための布団をしまうのは
少なくとも産後3週間はかかると言われます。
会陰切開や帝王切開の傷も、徐々に治ってくるのにはそれ以上かかる人も多いのです。
産後から回復までにかかる時間とは
出産の時に、会陰切開や帝王切開などをしたことによる傷も含め
産後1ヶ月は体内が通常の状態ではないことを覚えておきましょう。
母親の肉体は、妊娠中10ヶ月ほどの間にも常に「いつもとは違う」バランスにあって
最低でも「産褥期」である出産後6~8週間は回復の時間がかかります。
安静にすることで産後トラブルを防ぐ
ただ寝ているだけで、全く動かないというのもよくないのですが
無理なダイエットや運動をはじめてしまうのは問題です。
全体的に見て、産後1ヶ月の日々を安静に過ごすことによって
肉体的にも精神的にも出産後のトラブルを防ぐことにつながるのです。
思う以上に「出産」とは大きな仕事です。
その後1ヶ月の過ごし方が、健康な体に戻るキーポイントになってきます。
産後1ヶ月にでやすい症状と体の状態
ここからは、出産後1ヶ月の期間に現れやすい体の症状や
赤ちゃんを産んだ後の体がどのようになっているかをご説明します。
産褥期になぜ安静にしている必要があるのか
その内容を知ることで「私だけは大丈夫」と無理することがないように
赤ちゃんのためにも自分のためにも身体をいたわってあげましょう。
回復が早くても産褥期に無理はNG
2人目の出産だと、上の子供の世話などもありますよね。
産後の体の回復には個人差がありますので
早めに体調が元に戻ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、そこで妊娠前の行動にいきなり戻してしまうと
傷口が治りきらずに、悪化したり思わぬ体調不良を招きかねません。
産後の出血「悪露(おろ)」が起こる
産後に起こる出血「悪露(おろ)」をご存知でしょうか?
悪露(おろ)は、胎盤が剥がれ落ちたところからの出血や
子宮に残っていた血液による出血、子宮内に残存していた分泌物
粘液が混ざった物のことをいいます。