産後の妊娠については色々と考える所があると思います。
通常としては、産後の妊娠は出産から1年をあけてすると子宮へのリスクも少ないとされています。
ただ、しばらくは育児に追われる生活がある為に妊娠を避けたいケースや、これ以上の妊娠は望まないという方もいらっしゃると思いますでの、避妊についていくつかご紹介いたします。
基礎体温を測り排卵日を知る事や、コンドームを着用したりピルを服用するなどで避妊は出来ますが、100%の避妊確率ではないので注意が必要です。
避妊をしなくて良い方法
男性側のパイプカットや女性側の卵管結紮(らんかんけっさつ)という方法もあります。
卵管結紮とは、卵管を切断する方法と卵管を縛るだけの方法の2種類があります。どちらの手術も入院して行う必要がありますが、高い確率で避妊の必要がなくなります。
この方法の注意点は、なんらかの状況の変化で子供が欲しいと願っても、妊娠する事が極めて難しい事です。
一度卵管結紮をしてしまうと、永久に妊娠が出来なくなる可能性があるので、夫婦間で良く話し合いをする必要があります。
避妊器具
避妊リングと言われる医療器具を子宮内に装着する事で避妊が出来る方法もあります。
避妊の成功確率は比較的に高く、90%を超えています。装着する事で副作用もありますが、確実に避妊をしたいという方にはオススメです。
装着すると定期的に検診を受けなくてはいけない事や、3年程で器具の交換をしなくてはいけないなどのデメリットもあります。
避妊リングは他の避妊方法と比べると費用も掛かりますので、ご夫婦で良く話し合って計画を立てていきましょう。
『産後の夫婦生活』セックス後の出血
産後にセックスをしたら出血した!と良く聞いた事があるかもしれません。
一ヶ月検診が終わって医師からもセックスしても良いと言われたのに、セックス後に出血をしたら驚きますよね。
セックス後の出血も稀な事ではないと覚えておいて下さい。
あまりにも多量であったり、鮮血である場合は直ぐに産科への受診をオススメしますが、おりものに混ざる程度であれば経過観察で大丈夫だと思います。
では、なぜ産後にセックスをしたら出血をするのでしょうか。
それは、出産時に会陰切開をしているからなんです。赤ちゃんが出てくる時にお母さんの陰部が裂けてしまわない為に行います。
切開した後は赤ちゃんが出た後に縫合されていますので問題はないのですが、その部分は傷となっていますので、治り方は人それぞれになります。
一度切っているので、弱くなっていたりするとセックス時に少し切れてしまう事が出血の原因である事が多いです。
びらんの可能性
セックスなどの外部的刺激で出血する場合があるのがびらんです。
びらんは、子宮の入口がただれている事が原因のものです。膣内を刺激された事による出血なので問題はありませんが、気になるようでしたら一度産院への受診をオススメします。
『産後の夫婦生活』母親
出産を終えると女性は直ぐに授乳が始まり、母親へと変わっていきます。
その為にセックスに対して後ろ向きになってしまう場合があります。
生活リズムが変わる
女性の生活は赤ちゃんがメインになり、昼夜構わず授乳をしてオムツを換えての生活になります。
ハッキリ言って、旦那さんの事にまで気が回らないのは当たり前なんです。もっと正直に言ってしまえば、自分で処理して下さいとなるのが当然です。
それが言えたら苦労はしないですよね。