産後の腹痛の原因は?痛みはいつまで?下腹部痛が辛い!

産後、これから子育て頑張るぞー…という時に、腹痛が辛い…ということがありますよね。 この産後の腹痛の原因には、出産後の体を整えるために必要なものから、病院で治療が必要なものまでいくつか種類があります。 原因と対処法を見ていきましょう。

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目次

  1. 産後の腹痛の原因は?
  2. 産後の腹痛の原因 (1) 子宮収縮(後陣痛)
  3. 産後の腹痛の原因 (2) ストレス・疲れによる下痢など
  4. 産後の腹痛の原因 (3) 悪露の影響
  5. 産後の腹痛の原因 (4) 便秘
  6. 産後の腹痛の原因 (5) 子宮脱
  7. 産後の腹痛の原因 (6) その他の原因
  8. 産後の腹痛 ~こんな時には受診して!!~
  9. 産後の腹痛の対処法 (簡単にできるもの)
  10. まとめ

産後の腹痛の原因は?

出産後の下腹部痛の原因にはいくつかあります。
出産後の体を元に戻すためのものから、病院に行って治療をしないといけないものまで…
いつまでこの痛みが続くのかと不安になることもあるでしょう。
そんな腹痛の原因と対処法を見ていきましょう。

産後の腹痛の原因 (1) 子宮収縮(後陣痛)

出産後、生理痛のような下腹部痛があることがあります。
これは、子宮が収縮することが原因です。
「後陣痛」ともいわれます。

子宮の疲労度が大きいと元の子宮に戻すのにより強い収縮力が必要とされるため、
より痛みが強いといわれます。

なので、子宮の疲労の大きい経産婦さんや多胎妊娠された方のほうが、
初産婦さんや単体妊娠の方より痛みが強くなる傾向があるとされます。

赤ちゃんが母乳を飲むことで分泌されるホルモン「オキシトシン」の影響で、
子宮の収縮が進むため、授乳すると痛みが増す…ということもありますが、
出産後の子宮の回復に必要なことです。

いつまでこの状態が続くのか…という不安があるかもしれませんが、
子宮の収縮は、大体1ヶ月くらいで完了するといわれています。
1ヶ月以上経ってもまだ下腹部痛が続くなら、「子宮復古不全」という状態かもしれません。
病院で診察を受けることが必要かもしれません。

どうしても痛みが続くようであれば、医師等に相談して痛み止めを処方してもらうことも可能です。

産後の腹痛の原因 (2) ストレス・疲れによる下痢など

出産後、病院から退院して待っているのは、新生児の子育てです。
新生児は、日中に起きて夜は寝る…といった生活をしません。

赤ちゃんによっては、1時間~2時間ペースで授乳したりオムツを交換したり
…という生活になります。

また、授乳やおむつ交換そのものもなれないことだったりしますよね?

その疲れやストレスから、過敏性腸症候群を発症してしまい、下痢や下腹部痛を起こす
……ということがあります。

いつまで起こりやすいかについては、子育てに慣れて、
ストレスが軽減されるまでは起こりえます。
また、出産後3ヶ月や4ヶ月経って、少し慣れてきたころだとしても、
それまでの疲れなどは残っているケースもあるので、油断は禁物です。

産後の腹痛の原因 (3) 悪露の影響

子宮収縮により、悪露という産後の子宮内に溜まっている
「血液や卵膜・子宮内膜などの不要になったもの」を体外に排出しています。

この悪露は、赤から茶色へ、その後黄色になり、徐々に量が減っていきます。
いつまで続くかは大体、4~6週間(1ヶ月~1ヶ月半)くらいだといわれています。

子宮収縮がうまくいかず、栄養豊富な遺留物が子宮内に残ってしまうと、
子宮内で細菌が繁殖してしまいます。
それが原因で、激しい下腹部痛を発症することがあります。

また、人によっては、出産してから3ヶ月や4ヶ月経った後にも関わらず、
下腹部痛を発症して病院で検査をしたら、原因は残っていた悪露だった…というケースもあります。

産後の腹痛の原因 (4) 便秘

これは、出産した場合だけではないケースもあるのですが、
「傷が痛みそう・開きそう」などといった理由で、排便をためらってしまうことがあります。

それが常習化すると、便秘になってしまいます。
また、出産後に授乳をすることによって、体内の水分が減ってしまい、脱水状態になります。

便秘の予防として一般的なのは水分をとること。
普段の状態でも1日に2リットルくらいはとる必要がありますが、
授乳時は、それ以上の水分をとることが必要です。
(下痢にならない程度に)


便秘が続くようであれば、病院で便を柔らかくするタイプもしくは
腸の蠕動を促すタイプの便秘薬を処方してもらうとよいでしょう。

■関連記事:産後の便秘についてはこちらもチェック!

産後の便秘の原因と解消法7選!【便秘が辛いママ必見】

産後の腹痛の原因 (5) 子宮脱

子宮脱は、子宮が膣内や膣外に下がってしまう病気です。
大きな赤ちゃんを出産した(3500g以上といわれています)、もともと肥満傾向だったなどの人が
産後に子宮脱になりやすいです。
いつまでに起こりやすいかというのは、
実は高齢になればなるほど可能性は上がるので、いつまでという言葉は当てはまりません。

症状は、脱出した子宮が外陰部やその他を圧迫することで起きる下腹部の違和感や薄い下腹部痛が多いです。

原因としては、骨盤の筋肉が低下することが主な原因です。
大きな赤ちゃんを産んだ人やもともと肥満傾向だった人は、骨盤の筋肉が傷ついている場合が多いといいます。
また、高齢になると、筋力が衰えるので子宮脱を起こしやすいです。

出産後、痛みが落ち着いたら、産褥体操を行うことで、ある程度の予防はできるようです。
産褥体操を行っていると、産後3ヶ月から4ヶ月くらい後には、骨盤の筋肉も復活してくるそうです。

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産後の腹痛の原因 (6) その他の原因

出産後、人によっては3ヶ月から4ヶ月で生理が再開するケースがあります。
母乳育児を行っていない場合、比較的早く生理が再開するケースもあります。

その際の生理痛や、その前症状などの可能性もあります。

意外と早く生理が再開するケースも

また、出産前後に、「リラキシン」というホルモンが分泌されます。
このホルモンは、出産に対応するために骨盤を広げる作用を持つのですが、
同時に、骨盤周辺を歪める可能性もあります。
この骨盤の歪みが下腹部痛を引き起こすこともあります。
また、骨盤の歪みが原因で便秘や下痢を引き起こすというケースもあります。

この場合は、骨盤のゆがみを直すと痛みも治ります。
方法としては、市販もしくは産院で販売されている骨盤ベルトを使うのが一般的です。
正しい方法で固定をしないと効果は薄いので、助産師さんに指導をしてもらうとよいでしょう。
また、産褥体操や骨盤ストレッチなども有効です。
体操やストレッチの効果は、3ヶ月から4ヶ月後には出ているでしょう。

産後の腹痛 ~こんな時には受診して!!~

出産後の腹痛には、病院への受診をお勧めするものがあります。

・「出血量が多い」、「産後2週間以上赤い悪露が出ている」
 「安静にしているのに出血量が多い」「5cm以上の大きな血塊が出ている」
 などの場合、家に帰ったことで、よく動いたせいで悪露が増えたというケースもあるので、
 どんな状態なのかをメモを取り、一度連絡をして病院へ行くことをお勧めします。

・「熱がある」
 下腹部痛のほかに、38℃以上の熱がある場合、子宮内で感染を起こしている場合があります。
 これは、産後1ヶ月以内だけではなく3ヶ月・4ヶ月になってもあり得ます。
 
 悪露の色・腹痛の有無や程度・悪露の臭いなども併せてメモに取り、担当の医師に相談をしてください。

・我慢できないくらいの痛みがある
 今までにないくらいの痛みや我慢ができないくらいの痛み、刺すような痛みなどがあり、
 便秘や子宮収縮の痛みではないようなのに、持続的に痛むときも、病院へ行くことをお勧めします。
 
 原因が、出産とは関係ない可能性もありますし、子宮内感染などの深刻な病状かもしれません。

産後の腹痛の対処法 (簡単にできるもの)

子宮収縮やその他の生理的な要因による下腹部痛がいくら産後の体を元に戻すためでも
痛みが続くのは、いつまで続くのかという不安もあり、精神的にもつらいですよね。

産後でも比較的簡単にできる腹痛の対処法です。

・軽い運動を行う
 ウオーキングやストレッチなどの軽い運動を行うことで、体が温まり、血行が良くなります。
 血行が良くなることで、便秘や下痢の解消にも役立ちます。
 また、気分転換にもなり、ストレス解消効果もあります。
 ただし、無理は禁物です。
 特に、産後1ヶ月~2ヵ月の期間は特に注意が必要です。

・休息をとる
 疲れをためないように、しっかり休みをとりましょう。
 家族に赤ちゃんをしばらく預けて疲れをとることも、大事なストレス軽減の方法です。
 ストレスの軽減で、腸の蠕動や過敏性胃腸炎の改善が行われ、便秘や下痢の解消にもなります。


・体を温める
 血行が良くなるので、母乳の分泌や腸の蠕動を促すことができます。
 腸の蠕動を促すことで、便秘や下痢を改善できます。
 母乳の分泌を促すことで、一時的には下腹部痛が増すかもしれませんが、
 長い目で見たときに早く子宮の収縮が完了し痛む期間を短くできます。

ストレス解消も痛みをとるのに効果的

・食事に気を付ける
 水分をしっかりとりましょう。
 人間は、通常でも1日2リットルの水分を必要とします。
 授乳中であった場合、母乳としてさらに水分を消費してしまいます。
 ですので、便秘予防のために、水分をしっかりと摂りましょう。

 また、食物繊維をしっかりとることで、下痢の予防にもなります。

■関連記事:産後の食事についてはこちらもチェック!

産後に食事の注意点!良い食べ物と食べてはいけないものは?

・体を清潔にする
 悪露に含まれる子宮内膜などの成分は、栄養豊富なので、細菌が繁殖しやすいです。
 出産後1ヶ月は、基本的に入浴はできませんが、シャワーは浴びることはできるようです。
 細菌感染を防ぐためにも、傷が痛いかもしれないですが、丁寧に洗いましょう。
 また、トイレのたびに産褥パッドやナプキンを取り換え、細菌の繁殖を防ぎましょう。

まとめ

いつまで続くのかわからない出産後の下腹部痛。
産後の子宮収縮や悪露の排出は大体1ヶ月から2ヶ月くらいで終わるケースがほとんどです。

しかし、人によっては、3ヶ月・4ヶ月と長引くケースもあります。
3ヶ月・4ヶ月と長引くケースは、子宮復古不全やその他の問題を抱えている可能性もあるので、
できるだけお医者さんに相談をするとよいかもしれません。

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