記事の目次
- 1.どのような姿勢で眠っていますか?
- 2.どんな寝方が寝相が悪いっていうの?
- 3.寝相が悪いとどのような影響があるの?
- 4.大人の寝相が悪い原因って?
- 5.【大人の寝相が悪い原因】睡眠環境
- 6.【大人の寝相が悪い原因】自律神経の乱れ
- 7.子どもの寝相が悪い原因って?
- 8.【子どもの寝相が悪い原因】レム睡眠とノンレム睡眠
- 9.【子どもの寝相が悪い原因】成長ホルモン
- 10.子どもの悪い寝相は改善する方が良いの?
- 11.子どもの睡眠を妨げずにママの安眠を確保する対策は?
- 12.寝相で性格や疲労している箇所が分かるってホント?その心理は?
- 13.【大人の悪い寝相の改善方法】睡眠環境
- 14.【大人の悪い寝相の改善方法】自律神経を安定させる
- 15.悪い寝相を改善して良い暮らしをしよう!
大人の寝相が悪い原因の一つとして〝睡眠環境〟があげられます。
睡眠環境と言ってもパッと何が原因か分からない方もいるかもしれません。ほとんどの方に当てはまる原因といえるのが「枕」です。枕の高さは寝ているときの呼吸と関係しています。寝ている間に息苦しくなると無意識に寝る体勢を変えるので、寝相が悪くなってしまうのです。
枕の高さは人によってあう高さが変わってきますが、寝相の悪い人は、高い枕を使用しがちです。枕が高いと首がもちあげられます。長時間その体勢でいると呼吸がしづらくなり、寝相の悪さの原因に繋がるのです。
また、敷布団やベッドの硬さとも関連があります。寝具があわないとしっくりいく場所を求めて、寝返りの回数も増えます。その結果いつの間にか寝た方向とは別の方向を向いて寝ていた!なんてことになるんですね。
また部屋の温度や湿度が適切でない場合も寝相が悪くなります。
大人の体は基本的に寝ている間、体温が下がります。特に夏場は寝る前に快適な温度に設定したつもりでも、冷房がききすぎてしまい、気づくと身体が冷え切ってしまっていたという経験をされた方もいらっしゃることでしょう。
季節によって異なりますが、夏は26~28度、冬は18度前後、湿度は50%程度が適当と言われています。一見湿度は関係ないように思いますが、乾燥しすぎていると喉に影響するので、渇いて咳き込み、その結果睡眠を妨げる原因となるのです。
人によって真っ暗な部屋では寝れないという人もいますが、実は、人間は暗闇で無音の方が一番快眠できるといわれています。
日常の騒音やテレビの音に慣れてしまい、就寝時にも音や光がないと落ち着かないような気がするだけで、本来は眠るための暗さや静けさは必要です。
テレビを見ているとよくうとうとしてしまい、テレビの音が心地よいオルゴールのように聞こえて熟睡できそうな気がしていました。しかしテレビをつけっぱなしで寝ているということは、眼球はテレビの閃光を感じているわけですから、目に良くない環境でもありますよね。
このように温度・湿度、光、音、寝具など睡眠環境が悪いと眠りが浅くなり、寝相が悪くなる原因となります。
【大人の寝相が悪い原因】自律神経の乱れ
人間の体内には無数の神経があります。その中でも内臓の働きなどを調整してくれるのが「自律神経」です。自律神経が乱れると心と体にさまざまな支障がでると言われています。
自律神経は、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントールするために、24時間働き続けています。自律神経には、昼間や活動しているときに活発になり、心と体のバランス状態を保つ「交感神経」と夜間やリラックスしているときに活発になる、心と体を休ませる「副交感神経」の2種類があります。
「交感神経」と「副交感神経」がうまくバランスをとりあうことで、私たちの健康が保たれているわけですが、このバランスが崩れると心身に支障をきたします。これが「自律神経の乱れ」といわれる状態です。
ストレス社会の現代。人間関係の悩みや仕事でのプレッシャーによる精神的なストレス、過労による肉体疲労、不規則な生活など、自律神経が乱れることで寝つきが悪くなったり、夜中に目を覚ましてしまいます。そうすると当然眠りが浅くなってしまい、寝相が悪くなる原因となります。
また眠りが浅いため、十分な睡眠がとれず、ますます自律神経が乱れるという悪循環が生まれてしまいます。
子どもの寝相が悪い原因って?
大人の寝相が悪い原因は、多くが睡眠環境にあることが分かりましたが、子どもの寝相はどうなのでしょうか。
一緒に暮らしていると「本当に寝ているの?」と疑ってしまうような寝方をしていたり、一緒に寝ていると蹴られ叩かれ…夜中に痛みで飛び起きることもしばしばですよね。
半回転していたり、「どうしてそんな姿勢で寝れるの?」と思うくらい、ほとんどの子どもが寝相が悪いイメージですが、原因は何なんでしょうか。
【子どもの寝相が悪い原因】レム睡眠とノンレム睡眠
子どもの寝相が悪い原因は、レム睡眠とノンレム睡眠に関係しているといわれています。
人間の睡眠は、眠りが浅く、脳が起きている状態で、身体を休ませる眠りのレム睡眠と、深い眠りで熟睡した状態で、脳も活動を低下させ、休息状態であるノンレム睡眠の2種類があります。
一般的に眠りについた直後はノンレム睡眠で、その後ノンレム睡眠とレム睡眠を約90~120分周期で交互に繰り返します。日中に運動量や精神的負担が増えるとノンレム睡眠が長く、深くなると言われています。
深い眠りの状態である「徐波睡眠」は大脳が休んでいる状態のため、体の位置や姿勢を保つことができなくなります。子どもは特にこの「徐波睡眠」が大人より長いので、よく動いてベッドから落ちてしまったり、布団から出てしまうのです。寝相が悪いということは、脳がしっかり休んでいるという証拠なので、寝相が悪い方がむしろ安心であるとも言えますね。