腸の中で悪玉菌が増えすぎると、おならが臭くなる原因になることもあります。
消化の悪い肉類中心や食物繊維が不足する食生活を続けていると、腸の中に悪玉菌が増えてしまいます。
そのほか、自律神経を乱すストレスも、胃の消化不良を起こして腸に腐敗物を蓄積し、悪玉菌を増やす原因となってしまいます。
産後の止まらない臭いおなら 音もするのはどうして?!
妊娠する前は、おならをしてもうまく音を消して周囲に気づかれないようにすることができたのに、出産後のおならはどうしても音が出てしまうようになってしまった、という人が多くいます。
出産後におならの音が大きくなってしまうのはどうしてなのでしょうか?
おならをするときに音がするのは、ガスが狭い肛門を通るときに肛門の表皮が振るえるためです。
妊娠前は、おならの音をうまくコントロールできていたという人は、肛門筋をうまくコントロールして音が鳴らないようにできていたのです。
出産するとお腹周りの筋肉は筋力も落ちて靭帯も緩んでしまいコントロールが利かなくなります。そのために妊娠前のように上手にコントロールすることができなくなり、大きな音を立ててしまうようになるのです。
産後に臭いおならが止まらない!対策はどうしたらいい?!
産後に臭いおならが我慢できないと何かと困りますよね。家の中で赤ちゃんと2人きりでいるときに大きな音を立てておならをしていてもそれほど困ることはありませんが、大きな音がする臭いおならが我慢できないと、外出するのも気になってはばかられてしまいます。
出産後に臭いおならが我慢できないことに対して、どのような対策をとることができるのでしょうか。ここからは出産後に我慢できない臭いおならの対策についてみていきましょう。
対策①ガスを出しやすくする
ガスが溜まってしまうと臭いおならの原因になってしまうので、ガスを出しやすくしましょう。仰臥位で、お腹をひねると便の通りの悪いところを解放させるので、体操をする方法は効果的です。
大腸は自律神経のうちの心身をリラックスさせる副交感神経に支配されているため、ゆっくり行うことで副交感神経が刺激され、大腸の働きがよくなります。また息を深く吐くことで横隔膜が動き、腸が刺激されます。
出産後にはなかなか自分の時間を取ることができずに、自分の体のケアが難しくなるものですが、ちょっとした時間を見つけて体をいたわることはストレス解消の面からもとても大切です。
対策②食事を見直す
腸の中に悪玉菌が増えると、どうしてもおならは臭くなってしまうので、善玉菌を増やすためのメニューを増やすようにしましょう。
腸の中に善玉菌を増やすためには、乳酸菌が沢山含まれている発酵食品を食べることが大切です。
ヨーグルトや味噌汁、納豆などの発酵食品に、善玉菌のエサとなるオリゴ糖を豊富に含んでいる、ごぼうやバナナ、玉ねぎなどを一緒に食べると、腸内環境が善玉菌優位になり、おならのにおいが臭くなくなってきます。
また、便通を促す作用がある水溶性食物繊維も豊富に含む、キノコ類や海藻類、こんにゃくなども毎日の食事に取り入れて、おならが臭くなる原因となる便秘を防ぐようにしましょう。
対策③ストレス対策をする
自律神経が乱れないようにストレスをためないようにすることも大切です。
とはいっても、赤ちゃんが一緒にいる生活では、1人になってストレス発散をする時間的な余裕を持つこともできません。
家の中に閉じこもって赤ちゃんと2人きりでいると、どうしてもストレスがたまりがちになるので、お散歩に出かけて外の空気を吸ったり、たまには子供を預けて友達と遊びに行ったりすることも大切ではないでしょうか。
産後のおならは気にし過ぎずに対策はできる範囲で!
出産するとほとんどの女性が妊娠前と大きく体質が変わってしまうものです。この出産後の体質の変化の主な原因は、ホルモンバランスの変化と骨盤の緩みになります。
出産後に大きな音がするおならや臭いおならが多くなるのは、骨盤の緩みが大きな原因となります。
出産後は、赤ちゃんの世話でママは本当に大変でしょうが、骨盤ケアやストレスケアなど、毎日の生活の中で少しずつできる自分の体のケアをすることが、今後、年齢を重ねたときに女性に出やすくなる体調不良を予防することができるかどうかにかかってきます。
出産後におならが出やすくなってしまうことはどうしようもありません。毎日できる対策をできる範囲で続けていくようにしましょう。