出産後におりものが増えた!臭いも気になる!これって何?!
出産後には妊娠前とは大きく体調や体質が変わる人が多いものです。
そんな出産後の女性の体質の変化の一つに、おりものが沢山増えるということがあります。
おりものというのは、子宮や膣の中の分泌物や壁がはがれ落ちたりした古い細胞がまざり合って出てくるものです。
通常は白くか無色透明でにおいもそれほどありません。月経前後や排卵期には量が増えたり、粘り気が増したり、においが出ることもあります。
婦人科系の器官に何らかのトラブルが起こると、量や色やにおいが変化するので、女性にとっては、特に婦人科系の健康のバロメーターともいえるものです。
出産後は、悪露の出血が約1ヶ月ほど続いた後は、通常のおりものに戻っていきますが、悪露が終わった後のおりものが、妊娠前とはちょっと違うことに悩む人が多くいます。
この記事では、出産後のおりものの変化についていろいろと見ていきたいと思います。
■参考記事:産後の出血はいつまで続く?コチラも参照!
出産後におりものが増える原因とは?
もともと、妊娠前でもおりものというのは生理の周期によって量や臭いなどの状態が大きく変化するものです。
おりものの状態というのは、もともと女性ホルモンに大きく影響されるものなのです。
そんなおりものの量やにおいが出産後に大きく変化することがあるのですが、出産後のおりものの変化にはどのような原因があるのでしょうか。
出産後でおりものの量が大量になったり、臭いがきつくなるのは、出産したことで体の中のホルモンバランスが大きく変化したことが関係しています。
出産をすると妊娠中に大量に分泌されていた女性ホルモンが一気に減少し、授乳を促すためのプロラクチンなどのホルモンが大量に分泌されるようになります。
ホルモンバランスが急激に変化することで、ホルモンの影響を受けやすいおりものの状態が、妊娠前とは大きく変わっても、おかしくはありません。
出産したことによるホルモンバランスの乱れというのは、出産後だいたい1年ぐらいかけて妊娠前の状態に戻ってきます。
ですから、出産後1年くらいはおりものの状態が不安定になってもおかしくはありません。
出産後に増えたおりもの 必要な対策は?
出産後におりものが大量に出るようになった時には、どのような対策が必要になるでしょうか。
出産直後というのは、悪露の出血が続いているので、約1か月ほど生理用ナプキンを使いますよね。
悪露の出血も最後の方は量がとても少なくなるので、パンティーライナーやおりものシートを使う人も多い事かと思います。
おりものの状態がおかしいことに気が付くのは、悪露の出血が完全に終わった後でしょう。
おりものが大量で余りにも多い時には、引き続きおりものシートやパンティライナーを使うことをおすすめします。
また、その時には色や臭いに変化がないかチェックすることも体調を管理する上で大切です。
出産後に増えたおりもの やってはいけないこととは?
出産後におりものが信じられないほど大量に多い量が出るようになった時には、ベトベトした粘りや臭いが気になってしまう人も多いことでしょう。
特に、妊娠前に今経験がなかったほど大量に多いおりものが出るようになってしまい、しかも臭いもするとなったら、キレイにしたいと思ってしまうのも当然のことです。
しかし、おりものが気になるからと言って、石鹸なので強く局部をゴシゴシと洗ってしまうことは避けましょう。
お湯をかけて洗い流し程度にして置くことが大切です。
というのは、石鹸などで局部をしっかり洗い過ぎてしまうと、局部の自浄作用に必要な常在菌まで洗い流してしまうことになります。
常在菌を洗い流してしまうと、臭いがますますきつくなることもあるので、大量で多いおりものが気になるからといって、洗いすぎには注意しましょう。
出産後に増えたおりもの 大量で粘りが強い!大丈夫?
出産後に増えたおりものが、妊娠前よりも大量で粘りが強すぎることがあります。
妊娠前と比べて、大きく量や粘りが変化すると、不安になってしまう人もいますよね。
おりものが今まで経験したことがないほど大量で粘りが強い時には問題はないのでしょうか。
大量で粘りが強いということは特に問題はありません。
出産後の自然な生理現象の一つなので、おりものシートなどで対策をすることしかできません。