■参考記事:産後の生理トラブルについてはコチラを参照!
出産後に増えたおりもの 問題ない状態とは?
量や粘りの他にも、色や臭いもおりものに問題がないかどうかを見るための基準になります。
おりものの色は透明から白っぽい色であれば特に問題はありません。
おりものの臭いも、それほどきつい臭いでなければ特に心配する必要はありません。
出産後に増えたおりもの 体調のバロメーターにもなる!!
出産後に大量に増えたおりものは、よく観察することが大切です。
量が大量で多いおりものでも、白っぽくて臭いもそれほどきつくないのであれば、それほど心配をする必要はありません。
しかし、おりものというのは子宮や産道、膣の状態の変化を見るための一番大切なバロメーターとなるものです。
出産というのは、子宮や膣の中を大きく傷つけるものです。
悪露が終わっておりものに変化したということは、子宮の中の胎盤がはがれたことによる傷がほとんど治ったということですが、妊娠前とは違い、子宮や膣の状態も不安定であることは言うまでもありません。
おりものに変わった後でも、ちょっとしたトラブルで問題を起こす可能性もあります。
妊娠や出産にかかわらず、普段からおりものの状態もしっかりと確認をして、自らの健康管理に役立てましょう。
出産後に増えたおりもの 色や臭いの変化に要注意!
おりものは女性の健康のバロメーターですが、特に、色と臭いに変化が現れた時には要注意です。
特に、茶色や黄緑や黄色っぽいおりものや、白くてもぽろぽろとした感じのおりものが出るときには、すぐに婦人科で調べてもらいましょう。
茶色のおりものが出る時には?
産後のおりもので茶色のおりものが出ることがあります。
茶色いおりものが出るときには、出血により色がついていることを表しています。悪露が終わり切っていなかったり、何らかの原因による不正出血の可能性もあります。
茶色のおりものの理由が悪露だった場合、悪露が2か月を過ぎても続いている場合には、手術で胎盤を完全に掻き出してしまなければいけないこともあります。
茶色のおりものの理由が不正出血だった場合には、不正出血を起こす原因を特定して、治療しなくてはいけません。生理が再開する前兆で茶色のおりものが出ることもありますが、茶色のおりものになっても生理がやってこないようなら、病院で受診しましょう。
黄緑色のおりものが出る時には?
産後であってもなくても、織物の色が黄緑色や黄色っぽくなることがあります。
黄緑色や黄色っぽいおりものが出る時には、感染症の疑いがあります。黄緑色や黄色っぽいおりものが出る時には市販の薬などでは対応できないので、早急に病院を受診しましょう。
おりものが黄緑色や黄色っぽくなる感染症には次のものがあります。
・トリコモナス膣炎
・クラミジア感染症
・淋病
これらのおりものが黄緑色や黄色っぽくなる感染症というのは、放置しておくと家族に感染させたり、症状が悪化していくことがあります。
おりものが黄緑色や黄色っぽい時には、すぐに病院で検査をしましょう。
出産後に増えたおりもの 白っぽくても病気の場合も!
産後におりものが増えた時には、透明や白っぽいおりものであれば心配ないとお伝えしましたが、白っぽいおりものでも要因で薬をもらって治療しなければいけないものがあります。
それは、カンジタ膣炎です。
カンジタ膣炎は、カビが原因で白っぽいポロポロとした感じのおりものが出るのが特徴です。
カンジタ膣炎を性感染症だと思ってる人も多いようですが、性感染症ではなく、水虫と同じようなもので、水虫持ちの人には多いと言われています。
市販の局部のかゆみ止めの薬では症状が悪化してしまうことが多いので、病院でちゃんと治療できる薬をもらうようにしましょう。