記事の目次
- 1.子育てママには新生児の頭囲の正常値を気にしている人も!
- 2.新生児の頭囲の正常値とは?
- 3.新生児の頭囲 心配ないのは?正常値からどのくらい?
- 4.新生児の頭囲 異常を感じた時には?病気なの?
- 5.【新生児の頭囲が大きい病気①】水頭症
- 6.【新生児の頭囲が大きい病気②】脳腫瘍
- 7.【新生児の頭囲が大きい病気③】ソトス症候群
- 8.【新生児の頭囲が大きい病気④】硬膜下血腫
- 9.【新生児の頭囲が大きい病気⑤】硬膜下水腫
- 10.【新生児の頭囲が大きい病気⑥】くも膜のう胞
- 11.【新生児の頭囲が小さい病気①】染色体異常
- 12.【新生児の頭囲が小さい病気②】感染症
- 13.【新生児の頭囲が小さい病気③】周産期障害
- 14.小頭症の場合の治療法
- 15.新生児の頭の大きさはほとんどが大丈夫です!
【新生児の頭囲が大きい病気①】水頭症
赤ちゃんの頭の大きさが平均的な基準よりも大きすぎるときには、水痘症が原因のことがあります。
水頭症は、髄液が頭蓋骨の中にたまってしまい、脳室が正常よりも大きくなってしまう病気です。脳髄液が脳を圧迫することで、脳の機能に影響を与えることが問題となります。
水頭症には、先天的なものと後天的なものがあります。
先天的な水頭症の原因には、妊娠中にお母さんが風疹やトキソプラズマなどの感染症に感染したことによって起こります。
後天的な水頭症の原因は、頭をけがしたことにより頭蓋内出血を起こしたことや、感染症などが原因となります。
【新生児の頭囲が大きい病気②】脳腫瘍
新生児の赤ちゃんの頭が大きくなり過ぎる病気には、脳腫瘍があります。
発症事例はほとんどありませんが、まれに赤ちゃんでも脳腫瘍が起こることもあります。
子供の脳腫瘍は、小脳や脳幹にできることが多くて、髄液の流れを悪くしてしまいます。
そのために、頭蓋骨の中に髄液がたまることで水頭症や巨頭症を起こしてしまい、頭の大きさが大きくなりすぎてしまうのです。
【新生児の頭囲が大きい病気③】ソトス症候群
新生児の赤ちゃんの頭が大きくなり過ぎる病気には、ソトス症候群があります。
ソトス症候群というのは、5番染色体の遺伝子の異常によって起こる病気で、1万人から2万人に1人が発症するとされています。
生まれた時から頭の大きさや体つきが大きいことが特徴です。生まれてからは、身体の発達は正常な子よりも早いのですが、運動面や知能面での発達の遅れが見られます。
【新生児の頭囲が大きい病気④】硬膜下血腫
赤ちゃんの頭が大きくなり過ぎる病気には、硬膜下血腫があります。
硬膜下血腫というのは、誤って転んだり、転落した時に頭の中に血がたまって血腫ができて腫れ上がる事で、頭が大きくなってしまう病気です。
場合によっては、死亡事故に繋がることもあるので、子供が頭をぶつけた後に、大きく頭が腫れ上がるようなことがあれば、念のために脳神経外科を受診するようにしましょう。
【新生児の頭囲が大きい病気⑤】硬膜下水腫
赤ちゃんの頭が大きくなり過ぎる病気には、硬膜下水腫があります。
硬膜下血腫とよく似た名前の病気ですが、硬膜下血腫が血がたまって頭が腫れ上がることに対して、硬膜下水腫は、くも膜が破れることで、髄液や浸出液がくも膜と髄膜の間に溜まってしまい、そのために頭が腫れ上がってしまう病気です。
くも膜が破れる原因には、頭をぶつけてけがをしたこともありますが、細菌性の髄膜炎や脳腫瘍が原因となることもあります。
【新生児の頭囲が大きい病気⑥】くも膜のう胞
赤ちゃんの頭が大きくなり過ぎる病気には、くも膜のう胞があります。
くも膜のう胞はくも膜に髄液がたまることで、くも膜が袋状に膨らんで脳を圧迫する病気です。
小児期に発症することが多く、手術が必要になることもあるのですが、症状が現れにくいこともあります。
【新生児の頭囲が小さい病気①】染色体異常
次に、新生児の頭の大きさが基準よりも小さい場合の病気についてみていきましょう。
新生児の頭の大きさが小さくなる原因には、染色体異常があります。
遺伝子が欠損していたり、染色体に異常があるために、小頭症が引き起こされてしまうことがあります。
染色体異常による小頭症の場合には、他にも症状が出ていることがあるので、そちらへの対処も必要になります。