【排卵日のおりものの特徴③】色は?
排卵日のおりものの色はというと、ほぼ透明に近い感じになります。
正常な状態の排卵日のおりものというのは、透明から若干白濁した感じにになり、やはり生卵の卵白のような感じになります。
排卵出血が起こると、血が混じって茶色になることもあります。
【排卵日のおりものの特徴④】量は?
排卵日のおりものの特徴としては、量が多いことも挙げられます。
たくさんの量のおりものを分泌することで、受精するときに、精子の移動を助けるための潤滑油の役割をしているのだと考えられます。
【排卵日のおりものの特徴⑤】茶色?出血があるの?!
排卵日のおりものの色は基本的に透明から若干白濁した感じですが、時々、茶色のおりものが出ることがあります。
茶色というのは、子宮から膣の内部にかけてどこかで出血していることを意味しています。
出血で茶色というと、何らかの病気や異常が原因の不正出血を疑いますが、正常な状態の排卵日にも若干の出血があり、おりものが茶色になることがあります。
排卵日に起こる出血の異を、排卵出血といいます。
排卵出血というのは、中間出血とも呼ばれ、排卵日の前後に1日から3日程度、下着にほんの少し茶色のおりものがつく程度の出血が見られることがあります。
おりものが茶色になる排卵出血が起こる理由には2つ、考えられています。
おりものが茶色になる排卵出血が起こる1つ目の理由は、排卵する時に卵子が卵巣傷つけることで、おりものが茶色になる程度の若干の出血が起こります。
おりものが茶色になる排卵出血が起こる2つ目の理由は、ホルモンバランスが変化することです。子宮内膜が少し剥がれることで、おりものが茶色になる程度の出血が見られます。
どちらも不正出血ではなく、正常な排卵で起こることなので、排卵日に多少おりものが茶色になる程度なら、心配することはありません。
排卵日だけではない!おりものの状態からわかること!
ここまで見てきたように、排卵日には、おりものの量や粘り気など、状態が大きく変化することがわかりましたよね。
人によって体調の変化などによって多少の差はあるものですが、生理が始まってから14日目の排卵日の頃に、ここでお伝えしたような卵白のような粘り気のあるおりものが大量に出た時には、排卵日がやってきたのだと考えて間違いはないでしょう。
ところで、おりものの状態によってわかることは、排卵日だけではありません。
一体、どんなことがおりものの状態から見て取れるのか、ここからみていきましょう。
【おりものでわかること①】妊娠で変化することも!
おりものの状態の変化でわかることの1つに、妊娠があると言われています。
妊娠していなければ、排卵後のおりものというのは、生理に向けて一旦量が減った後で、再び増えてきます。
しかし、妊娠するとエストロゲンの分泌が増えるために、おりものの量が増えると言われています。
また、妊娠してなければ排卵後のおりものは、卵白のようなドロドロとしたゼリー状のものから、もう少しさらさらした状態の白濁状のものに変わってきます。
しかし、妊娠するとエストロゲンの分泌が維持されるために、排卵期と同じような卵白のようなおりものの状態が続きます。
ただし、おりものの状態というのは、体調によっても大きく変わってくるものです。
おりものの変化だけで妊娠を判断するのではなくて、妊娠検査薬が使える妊娠5週を待ってから、きちんと判断することをお勧めします。
【おりものでわかること②】病気
おりものの状態の変化からわかることは、婦人科系の病気があります。
子宮や卵巣、膣に何か異常や病気があると、必ずおりものの状態に何らかの変化が起こるものです。
おりものの状態からわかる病気にはどのようなものがあるのか、ここからみていきましょう。
【おりもので分かる病気①】カンジタ膣炎
おりものの変化からわかる病気には、カンジタ膣炎があります。
カンジタ膣炎というのは、私たちの体に常にいる常在菌の1つであるカビの一種のカンジダ菌が、何らかの原因によって膣の中で異常に増殖をしてしまう病気です。
おりものがボソボソとした酒かすやヨーグルトのような感じになったり、外陰部にかゆみを感じることが多いのが特徴です。
性感染症と勘違いしている人も多いのですが、性交渉によって感染するものではありません。