記事の目次
- 1.おりもので排卵日がわかるってどういうこと?!
- 2.排卵日もわかる!おりものってどういうもの?
- 3.排卵日もわかるおりものは生理周期で変化する!
- 4.【おりものの変化とは①】生理直後【排卵日ではない!】
- 5.【おりものの変化とは②】卵胞期【排卵日ではない!】
- 6.【おりものの変化とは③】排卵期【排卵日!】
- 7.【おりものの変化とは④】黄体期【排卵日ではない!】
- 8.【おりものの変化とは⑤】生理前【排卵日ではない!】
- 9.おりものが変わる!排卵日っていったいどういう日?!
- 10.おりものが変わる!排卵日が大切な理由とは?
- 11.排卵日のおりものの状態には特徴がある!
- 12.【排卵日のおりものの特徴①】においは?
- 13.【排卵日のおりものの特徴②】卵白?卵白みたいな粘り気?!
- 14.【排卵日のおりものの特徴③】色は?
- 15.【排卵日のおりものの特徴④】量は?
- 16.【排卵日のおりものの特徴⑤】茶色?出血があるの?!
- 17.排卵日だけではない!おりものの状態からわかること!
- 18.【おりものでわかること①】妊娠で変化することも!
- 19.【おりものでわかること②】病気
- 20.排卵日のおりものをしっかりと観察して妊娠のチャンスを!
しかし、妊娠するとエストロゲンの分泌が維持されるために、排卵期と同じような卵白のようなおりものの状態が続きます。
ただし、おりものの状態というのは、体調によっても大きく変わってくるものです。
おりものの変化だけで妊娠を判断するのではなくて、妊娠検査薬が使える妊娠5週を待ってから、きちんと判断することをお勧めします。
【おりものでわかること②】病気
おりものの状態の変化からわかることは、婦人科系の病気があります。
子宮や卵巣、膣に何か異常や病気があると、必ずおりものの状態に何らかの変化が起こるものです。
おりものの状態からわかる病気にはどのようなものがあるのか、ここからみていきましょう。
【おりもので分かる病気①】カンジタ膣炎
おりものの変化からわかる病気には、カンジタ膣炎があります。
カンジタ膣炎というのは、私たちの体に常にいる常在菌の1つであるカビの一種のカンジダ菌が、何らかの原因によって膣の中で異常に増殖をしてしまう病気です。
おりものがボソボソとした酒かすやヨーグルトのような感じになったり、外陰部にかゆみを感じることが多いのが特徴です。
性感染症と勘違いしている人も多いのですが、性交渉によって感染するものではありません。
カンジダ菌は健康な人の身体にもいるもので、疲れたり、風邪などで体調を崩した時に、免疫系が崩れることで発症します。
また外陰部を洗い過ぎて、常在菌のバランスを崩すことも原因の1つとなります。
治療は婦人科で抗真菌剤の塗り薬か飲み薬、膣錠を処方してもらい治します。
市販薬では治らないので、受診することが大切です。
【おりもので分かる病気②】細菌性膣炎
乳白色でヨーグルトのようなおりものが増えて外陰部のかゆみがひどくなったら、細菌性膣炎かもしれません。
細菌性膣炎というのは、膣の中の常在菌で健康を保ってくれている乳酸菌が減って、普段は悪さをしない細菌が悪さを始めることで起こります。
原因となっている細菌は1種類とは限らず、複数いることが多いのですが、治療は抗菌剤の膣錠か、症状が重い場合には飲み薬も使います。
何度も繰り返すことが多いので、局部を清潔に保つなどの予防策が大切になります。
【おりもので分かる病気③】トリコモナス膣炎
悪臭のある、泡だった状態の黄色や薄い灰色のおりものが出るときには、トリコモナス膣炎の可能性があります。
トリコモナス膣炎というのは、トリコモナス原虫が女性の膣内に侵入して増殖することで起こる性感染症です。
まれに、お風呂やトイレなど、不特定多数の人が共有する場所で感染することもありますが、主な感染ルートは性交渉となります。
放置しておいても、自然治癒することはまずないので、病院で治療をすることが大切なります。
放置しておくと、膣の中だけではなくて子宮や卵巣にまで影響が及び、不妊や早産の原因となってしまうこともあります。
トリコモナス膣炎は早期に治療することで重症化を防ぐことが可能です。ピンポン感染を防ぐために、パートナーと一緒に治療を進めていきましょう。
【おりもので分かる病気④】淋病
黄色から黄緑色のドロッとしたおりものが出るときには、性感染症の中でも代表的な淋病の可能性もあります。
淋病はクラミジアに次いで日本で感染者が多い性感染症です。
男性は、比較的症状が出やすいのに対して、女性で症状が出る人は1割から2割程度しかいないとも言われています。