【野菜の食べ過ぎ】野菜の食べ過ぎは便秘のもと
野菜に含まれる繊維質は便秘予防に最適。
特に便秘がちな女性の暮らしの強い味方でもあります。
でも野菜を食べすぎると逆に便秘になってしまうことがあるのです!
野菜に含まれる豊富な食物繊維は便秘の解消に役だつと言われていますが、食物繊維を摂りすぎるとかえって便秘が悪化し、腸内環境バランスを崩す原因になります。
腸内バランスが崩れるとさらに便秘がすすみ、負の便秘サイクルに陥ります。
食物繊維は適度にとると便のカサ増しになり、腸のぜんどう運動を促し便秘解消につながります。
ただ過剰摂取すると食物繊維は腸の中の水分を吸収し、便がカラッカラの状態に。
水分のないカラッカラの便なんて、考えただけでも固くて便秘を起こすことが分かりますよね。
また女性はサラダで野菜を摂ることが多いと思いますが、生野菜でお腹が冷えると便秘の原因になってしまいます。
【野菜の食べ過ぎ】野菜の食べ過ぎと下痢
実は食物繊維には2種類あるのをご存知ですか?
①水溶性食物繊維
②不溶性食物繊維
たくさん摂って便秘になりがちなのは②の不溶性食物繊維。
逆に①の水溶性食物繊維は下痢になりやすい性質があります。
両方をバランスよく摂ることで排便を促し、便秘も下痢も予防できるのですが、偏った食事で過剰摂取してしまうと便秘や下痢を起こしてしまいます。
下痢になる原因は水溶性食物繊維が水に溶ける性質を持っているので便が柔らかくなり便秘の解消になるのですが、摂りすぎると緩くなって下痢を起こすというわけ。
下痢はつらいですから、下痢している時は消化の良い食べ物を心がけ、食物繊維はちょっとお休みしましょう。
また、下痢の原因は生野菜でお腹が冷えるせいだという理由もあります。
下痢予防にはなるべく温野菜の方がおすすめ。下痢だけではなく女性は冷えも心配ですから、なるべく温かいものを口にしましょう。
【野菜の食べ過ぎ】野菜の食べ過ぎと胃痛
野菜の食べ過ぎから直接胃痛を起こすことはあまり考えられませんが(一度に食べすぎて胃痛を起こす場合は除く)便秘や下痢から連動して胃痛を起こすことは考えられます。
腸の状態と胃痛は深いかかわりがあり、腸の状態が悪いと胃痛が起こることが考えられます。
病気が隠れている事もありますから、一概に野菜の摂りすぎで便秘・下痢・胃痛を起こしているというのは乱暴ですが、胃痛を考えるときに腸のコンディションを整えておくことはとても大切な事です。
病気以外で胃痛を起こしている場合はやはり野菜の取りすぎで腸内環境のバランスが崩れている事も考えられます。
また繊維質の多いごぼうやセロリ、筍やサツマイモを摂りすぎると胃酸が多く分泌されるので、胃腸が弱い人は胃痛を起こす場合があります。
胃痛は立っていられないくらい痛みを伴うこともあるので、暮らしの中でいろいろな物をバランスよく摂取するようにしたいですね。
【野菜の食べ過ぎ】野菜の食べ過ぎと冷え性
お腹が冷えてしまうと、下痢や便秘、胃痛の原因だけでなく、冷え性の原因にもつながります。
冷え性はうまく身体の熱を体全体に回すことができずに起きる身体の弊害です。
例えば食べすぎると摂取したエネルギーを分解するために血液が胃腸に集まり、結果胃腸で働きすぎて手足まで血液が循環しないことになります。
また、水分を多量に摂っても運動をせず汗をかかなければその水分は体内にたまり、冷えの原因になります。
野菜の過剰摂取も冷えの原因。
野菜は体を温めるものと、冷やすものがあります。
簡単に言えば夏野菜はカリウムをたっぷり含み、体を冷やす野菜の代表です。
例えばトマト・きゅうり・茄子などですね。
サラダによく使われる食材です。
元々体を冷やす作用があるうえ、生で食べることが多いので、余計に冷えの原因となってしまいます。
身体が冷えると代謝が落ち太る原因になってしまいます。
ダイエット効果を期待して野菜を食べているのに、逆に太るという結果は悲しすぎます。
やはり何事も偏ってはダメという事ですね。