妊娠10週目というのは、子宮の大きさもまだ握りこぶし大なので、お腹もまだまだ全然目立ってきていません。しかし、お腹の赤ちゃんも子宮の大きさも徐々に大きくなりつつあり、確実に赤ちゃんが育っていることは間違いがない時期です。
赤ちゃんの発育にとってとても大切になる妊娠10週目の頃というのは、ママはどんなふうに過ごしてるのでしょうか。妊娠10週目の過ごし方の注意点についてお伝えします。
【妊娠10週目の過ごし方①】喫煙・飲酒は控える
タバコやお酒が好きな人でも、妊娠したら控えている人がほとんどだと思います。
特にタバコやお酒の影響というのは、神経系に出ると言われているので、臓器や神経系が出来上がった妊娠10週目なら、再開してもいいと勘違いする人もいるかもしれません。
しかし、もうすぐ胎盤が完成する時期です。
お母さんが摂取したニコチンやアルコールというのは、胎盤を通してほぼ100%中の赤ちゃんに伝わってしまい、赤ちゃんの成長を阻害する要因になってしまうことは間違いがありません。
タバコやお酒は出産するまで我慢するようにしましょう。
【妊娠10週目の過ごし方②】カフェインも控えめに!
ママの中にはコーヒーや紅茶が大好きだという人も少なくないことと思います。
タバコやお酒ほど影響は大きくはありませんが、カフェインの過剰摂取もお腹の赤ちゃんに影響することがわかっています。
1日のカフェインの摂取量が100mgを超えると流産する確率が上がると言われています。
コーヒー一杯のカフェインの量は50mgから100mg です。コーヒーや紅茶は一日一杯程度までに控えるようにしましょう。
【妊娠10週目の過ごし方③】全身の血行を良くする
妊娠10週目の頃のママの体はむくみやすくなっています。
足がパンパンになってしまい、夕方になると辛くなってくる妊婦さんも少なくありません。
むくみを取るためには、全身の血行を良くすることが大切になります。
つわりなどで運動不足になりがちですが、お腹に負担をかけない程度に、軽いストレッチやウォーキングをしたり、お風呂によく浸かったりして全身の血行を良くするようにしましょう!
【妊娠10週目の過ごし方④】体重管理を!
つわりにもいろいろなものがありますが、特に食べつわりになってしまった人は、体重管理に気をつけるようにしましょう。
今はまだ、妊婦健診でも特に血糖値や尿淡白に異常は出なくても、栄養のバランスが崩れ過ぎていたり、塩分を取りすぎていたり、カロリーオーバーが続くと、いずれ血糖値や尿淡白に異常が出て、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群の危険性が高くなってしまいます。
つわりがひどい場合には、食べられるものが限られてくる人もいますが、栄養のバランスのとれた適量の食事を摂るようにして、体重管理をしっかりと行うようにしましょう。
【妊娠10週目の過ごし方⑤】パパと一緒に妊婦健診へ!
妊婦健診にご夫婦で行っている人も少なくないと思いますが、中には、旦那さんがあまり理解してくれずに、1人で病院へ通っている人もいることでしょう。
妊娠するのは女性の最大の特徴ですが、子供はママ1人の力だけでつくれるわけではありません。
また、育てていくのもママ1人の力だけで育てていくのではなくて、パパの力もとても大切なります。
男性は妻が妊娠してもパパになる自覚がなかなか出来ないと言われていますが、それでもパパの協力なくしては、子供を健全に育てることはできません。
ぜひ、まだパパと一緒に妊婦検診に行ったことがない人は、パパのことも引っ張り出して、一緒に妊婦検診へ行ってみることをお勧めします。
エコーに映る赤ちゃんの姿を見たら、パパになる自覚も芽生えてくるかもしれませんよ!
妊娠10週目!出生前診断は考えますか?!
妊娠10週目の頃になると、出生前診断について考えるご夫婦も少なくないことかと思います。出生前診断については様々な意見がありますが、この夫婦やご家族でよく話し合って、家族みんなが最善だと思う選択をするのが一番いいでしょう。
妊娠初期にあたる妊娠10週目にできる出生前診断には次のようなものがあります。
羊水検査
羊水検査というのは、子宮の中の羊水を採取して調べる検査になります。
羊水の中に含まれている胎児の細胞を調べることで、異常の有無を確かめるもので、費用は15万円ほどになります。
ダウン症に限って言えばほぼ100%の確率で診断ができると言われていますが、他の検査に比べるとリスクが高いために、他の検査で陽性が出た場合の二次検査として行われることが多いです。
絨毛検査
絨毛検査のやり方は、お母さんの中に針をさして絨毛を採取して、培養することで染色体を検査する方法になります。費用は10万円から20万円ほどかかります。検査の精度は98%とかなり高いのですが、流産のリスクもあります。