タメ語・タメ口を使う人の心理や特徴として、人との距離感がわからないというものも挙げられます。初日から「なんて呼べばいい?!私のことは呼び捨てでいいよ!」なんて距離感が近い人っていませんか?
同僚同士でも、こういった距離感がわかっていない、近すぎるタイプの人種は距離を置かれてしまいがちですが、こういった人は同僚同士だけでなく、先輩や上司相手でもやらかしてしまいます。それが、「急に先輩や上司に対してタメ口を話すこと」なのです。
どんなに仲良くなっても、先輩後輩の域を超えてプライベートでも飲みに行くような立場になっても、先輩側から「もうタメ口でいいよ!」などといわれない限り、後輩からタメ口を使いだすことなんて、普通の感覚ではありえないことです。
でも、人との距離感がイマイチわからない人は、自分の中での感覚で急にタメ口を使いだし相手を驚かせてしまうのです。こういったタイプの人は、仲良くなったとたん、勝手に相手の許可をとるそぶりもなくタメ口を使いだすという特徴があります。
タメ語・タメ口を使う人の心理④敬語の大切さをわかってない
タメ語・タメ口を使う人の心理や特徴として、「敬語の大切さをわかっていない」ということも挙げられます。
社会で生きていくうえで、敬語を正しく使うことってとっても大切ですよね。日本語は数多くある言語の中でも珍しく、俗にいうタメ語、敬語と種類があり、敬語の中にも丁寧語・尊敬語・謙譲語と種類がたくさんあります。
例えば公用語とまで言われている英語には、「丁寧な表現」はあっても、「尊敬語」や「謙譲語」に当たるような文法はありません。それくらい、歴史的に日本人は相手を尊敬する気持ちを言葉に込めて、発展してきた国だという特徴があるのです。
そんな日本の社会で生きていくには、敬語を使う必要性というのは一目瞭然ですよね。言葉一つで相手をどれだけ敬っているのかということを表すことができるわけです。
逆に言えば、敬語を使うべきところで使えないことで「この後輩は仕事をなめてる」「こいつは上司への接し方を知らない非常識な奴だ」という大きなマイナス要素になるのです。
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タメ語・タメ口を使う人の心理⑤そもそも敬語を知らない
タメ語・タメ口を使う人の心理や特徴として、「そもそも敬語を知らない」ということも挙げられます。敬語=「です」をつければいいと思っているようなタイプで、「~っす!」「~すか?」といっていればそれが敬語になると考えている人も中にはいるのです。
例えばですが、「資料を拝見します」というべきところで、「見ておきまっス」などといってしまうパターンの人。こういう人は、実は自分では敬語を使っているつもりになっているのです。
なぜ自分が敬語を使っているつもりになっているのか、それは語尾に「です」が付くからです。本当に敬語をちゃんと知らない人は、語尾に「です」「ます」をつけた、いわゆるですます口調で話をすれば、それで敬語を使っていることなると勘違いしている人もいるのです。
こういう人は、自分が相手にタメ口を使って不愉快な思いをさせているという自覚もないため、遠回しな表現で注意をしても無駄です。「いますよね!タメ口で話して来るやつ!」なんて同調されかねません。
タメ語・タメ口を使う人は相手の気持ちに気が付いていない?!
いかがでしたか?タメ語・タメ口を使う人の心理や特徴について話をしてきましたが、理解していただけましたでしょうか。
職場でタメ口を使う後輩は、タメ口を使っていることに大きな意味はなく、先輩や上司などタメ口を使われている相手がどんなに不快に思っているかも気が付いていないようなパターンも多くあります。「後輩の癖になにタメ口使ってるんだよ」という考えに対して、「先輩ぶるなよ」なんて考えちゃうパターンです。
そんな心理の後輩が職場にいると、はっきり言って相手をするこっちも疲れてしまいますよね。でも、職場に後輩としている以上は、無視をするわけにもいきませんし、敬語を使うように少しずつ促していかないといけないのでは…と悩んでしまうと思います。
まずは、タメ口を使う人は、相手の不愉快な気持ちを理解していないということを知っておきましょう。それだけでも気分は少し楽になるはずです。敬語が使えない非常識な職場の後輩のせいで無駄にストレスをためることのないようにしてくださいね。
タメ語・タメ口を使ってくる人にはどう対処したらいい?!
タメ語を話してくる人に、敬語を使うように促す方法や敬語の必要性を伝えるには一体どうしたらいいのでしょうか。そもそも敬語を知らない後輩には、敬語から教える必要があり、正直言って「そこまで面倒見てられない」と思うこともあると思います。
でも、いつまでも後輩がタメ口をきいているのも、周りから見たらおかしな風景ですし、なめられる原因にもなり、放ってはおけない状況ですよね。
ここからは、タメ口を平気で使ってくる後輩が少しずつでも敬語を使うように、言葉遣いを直すように促す方法を紹介していきます。これから紹介する対処法をぜひ参考に実践してみてください。
タメ語・タメ口への対処法①はっきりと注意する
タメ語・タメ口を使う人への対処法として、まずははっきりと注意するということが挙げられます。はっきりと「タメ口ではなく、敬語をちゃんと使うように」と面と向かって相手に伝えることが大切です。
「すいません~」などとあまり深く考えていないようであれば、個別の面談室などに呼んで改めて伝え、どんなに敬語が大切なのかを伝える必要があります。
タメ語・タメ口への対処法②自分はあえて敬語を貫く
注意をしても、直るのは数日間で、すぐにタメ口に戻ってる…なんて後輩も中に入ると思います。そんな相手には「自分はあえて敬語を貫く」という方法がおすすめです。
仲良くなりたいとか、人との距離感が異常に近い人に対して「敬語を貫く」ということで相手との関係に壁を設け、タメ口をブロックすることができるのです。