また、努力家の長所と言えるべき性格を持つこだわりが強い人は努力していることを努力だと感じていません。長所は他にも現実的なことを考えられる性格でもあるため、こだわりたいことに対して注ぐ時間や体力、そして気力などは知識や技術などを仕入れる当然の対価だと感じているのです。
こだわりが強い人の短所①否定されることを嫌う
誰もが自分のことを否定されるのは嫌ですが、こだわりが強い人の短所はこだわっていることに対して否定されたり、馬鹿にされると人より強い態度や姿勢で相手を非難します。他人よりこだわりが強い人たちですから、最も大切にしているものを否定されると頭に血がのぼりやすくなってしまう少々厄介な短所があります。
こだわりの強い人たちにとってはこだわっているものは自分自身です。姿形がないものだったとしても、それまで築いてきた分身が他者から良い扱いを受けないという事実はこだわりが強い人にとっては屈辱的であるため、短所である否定されることを嫌う姿勢になってしまいます。
そのため、こだわりが強い人はこだわっているものに対して少しでも否定を受けるとそれまでの穏やかな表情が嘘のように鬼の形相で否定した相手を全力で陥れようとする短所を発動させる場面もあります。
こだわりが強い人の短所②意見を曲げない
こだわりの強い人は自分に興味のないものだと相手の意見に同調できる柔軟な考え方ができますが、こだわっているものが少しでも関与してくると途端に自分の意見を曲げなくなる短所が発動します。一言で例えるならばその短所は「頑固」とも言えるのですが、こだわりの強い人はこだわっているものを大切にして何が悪いと心の中で毒づいています。
良い捉え方をすればこだわりの強い人はきちんと自分の意見や自分の考えを持っていると言えますが、こだわりが強い人は人よりもその傾向が強いため、集団の中に交じるとときに厄介事を引き起こす問題人に変貌してしまう短所があるのです。
こだわりが強い人はどういった心理なのか
こだわりの強さはその対象が好きで好きでたまらなくなった結果です。そんなこだわりの強い人の心理は、こだわっているものが自分の心の隙間を埋めてくれる存在だと捉え、日々大切に育てていきたいと思っている心理状態です。
人よりこだわりか強くなってしまう心理には、求めている相性の良い欲求を埋めることで今の自分を保てていることにあります。誰にでも心落ちつけられるものがあると感じますが、こだわりが強い人はそんな心の支えになってくれるものをさらに知りたい、追求したいと感じた結果、こだわりが強くなる心理になっていきます。
しかし、心の支えになっているこだわりは最終的にそんな結果になってしまったとしても根本に存在する対象への愛は消滅していません。こだわりを持ち続ける限り、いつまでも自分の中で最上級の存在であって欲しいという心理のあるこだわりが強い人は今後もさらに豊富な知識とともに生活を営んでいくでしょう。
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