【ふーんと返事する心理】3.相手の話を理解しようとしている
「ふーん」という生返事を返されて、ちゃんと聞いてないなぁと感じていても、相手は実にしっかり話の内容を理解していることもあります。
この場合の「ふーん」は、一生懸命に話の筋道を捉えながら、相手の言いたい事を咀嚼している時に出がちな相づちになります。
心理的に思考面に長けていて、感情に動じないタイプの人は、人から受けた影響やその出来事の意味などを、理論的に整理して理解しようとします。
今回のケースで言えば、相手の話をしっかりと聞いて把握し、その場面を脳内でシュミレーションしている感じ。ともなれば、脳内再生中には相手に返事することもままならないので、「ふーん」といった心ここにあらず的な返事になってしまうのですね。
「ふーん」が口癖の人の特徴・性格
続きましては、「ふーん」とつい口癖で言ってしまう人の特徴や性格などに注目していきますね。
心理的に「ふーん」と言ってしまうことは、誰にでもあること。
そうではなくて、その人の癖というか、性格や特徴から発生する結果として、「ふーん」と言ってしまう理由について迫りたいと思います。
【ふーんが口癖の人の特徴&性格】1.面倒臭がり
「ふーん」が口癖になってしまっている人の性格は、面倒臭がりなタイプの人が多いですね。
面倒なことが嫌いということだけでなく、あらゆることに関心が薄いというか、興味が持てない特徴があります。
人付き合いはもちろんのこと、自分を着飾ったり、部屋を綺麗にすることも面倒なのでやりたくないと考える節がありますよ。
基本ベースが「面倒臭い」なので、何をやってもどこかおざなりになりがちですし、できるならやりたくないと思う気持ちが表面にでてしまう場合もあるでしょう。
面倒臭がりなタイプの人は、ネガティブな感情や思考を持ちやすいことも特徴のひとつにあります。
つい、無駄だからとか、無理だからとか、自信がないとか、このような言い訳をしながら物事に対処しようとするので、面倒になって当然だと言えますよね。
良い意味で言えば、このタイプの人は、人と争うことも面倒臭いので、喧嘩をすることも少ないです。
少し自分と考えが違うなと感じても、「ふーん」で片づけられる。
そんな利点もあるでしょう。
【ふーんが口癖の人の特徴&性格】2.自己中心的
「ふーん」が口癖になっている人の性格として、自己中心的であると判断できる場合が多いですね。
自分の中に自分のルールや答えがはっきりと存在しているため、人の意見や話を真面目に聞く意味がないと捉えている節があります。
このタイプの人が真剣に相手の話を聞けば、自分の意見と食い違いを見つけると、どちらが正しいか戦わなくてはならなくなります。
自己中心的な性格の人でも、ある程度の社会性は身につけて大人に成長していくものなので、人間関係がこじれることはなるべく避けたいと思うケースも多いでしょう。
なので、まずは相手の話を適当に受け流す意味で、「ふーん」という口癖を使う。
「ふーん」という言葉には、
「あなたがそう思うのならそれはそれでいいんじゃない」
「私には違う意味があるけれど、それは今は必要ないしね」
「どうでもいい」
などの意味合いが含まれているでしょう。
【ふーんが口癖の人の特徴&性格】3.客観的で分析力が優れている
客観的に物事を判断し、分析力に優れるタイプの人も、つい「ふーん」という口癖を使ってしまうことがよくありますね。
この場合では、まずは相手の話を最後まで一通り聞き、話の筋道を把握しようとします。相手の話を促すつもりの「ふーん」がまずここでひとつ。
さらに、相手が話し終えると今度は、聞いた情報を第三者的な立場から分析し、状況を把握していくために脳内シュミレートを始めます。この時に相手が何か訊ねても、「ふーん」といったリアクションしか返ってきません。
そして自分の中でちゃんと理解ができると、それ以上は自分から相手に質問もしないため、相手からすればなんだか生返事だけを返されてしまう感じに捉えてしまうんですね。