大二病急増中の現代
大二病、これは現代が作り上げてしまった困った病気のひとつなのかもしれません。
思春期に「中二病」と言われる自意識過剰に陥るのは若さゆえとも言えるかもしれませんが、それを大学生の年齢でやられると閉口するものです。
大二病の意味というのは、中二病の大学生タイプです。いませんか?あなたの周囲にも…。
高校を卒業し、親元から離れ初めての1人暮らし。
1人暮らしを始める前は不安とワクワク感でいっぱい、いざ1人暮らしを始め、ホームシックを乗り越えると、一人前の大人になった気分。
ここで、大二病になるかならないかが始まっているのです。
もう二十歳、まだ二十歳、もう大学生、まだ大学生、考え方ひとつで行動や心理は変わってくるものなのです。
大二病患者の症状とは
大二病患者の年齢は二十歳前後。世間的に大人と見なされる年齢です。
高校を卒業して社会に出ている二十歳は、世間の荒波に揉まれ、職場で嫌なことも山ほどある環境で働いていますが、まだまだ青春を謳歌している大学生は、同じ年齢でも若干の温度差がありますよね。
自分を大人だと思い込み、自分の中の大人像を演じていくのが大二病患者の心理です。
中二病と何ら変わらないことを、残念ながら大二病患者は気付かないようです…。その症状とは?!
*世間を知った風、冷めたものの見方がカッコイイと思いがち
「高校生、若いよなぁ」「あの頃に戻りたいよなあ」
世間とはこういうものだと、高みから世間を見下した言動が多い。自分は世の中を知り尽くしていると周囲にひけらかすが、当然周囲から受け入れられることはない。
*こんなことも平気で出来る自分に酔いしれる
「雨だし今日はサボるかな」「授業サボっちゃったよ」
真面目じゃないアピールをして、世の中に媚びたりせず反逆的なことがカッコいいと思いがち。世間と違うことこそ個性であると、偏見的なものの見方を正当化している。
*自分の中のイメージする「大人」になりきる
「スタバでカフェ&勉強」「突然のハルキスト」「趣味は美術館巡り」
スタバで時間を過ごすことこそ大人の余裕と考え、むやみにスタバに行きたがる大二病患者。男子も女子もこぞってスタバ。
実際興味のない村上春樹や美術館に手を出し始め、ツウぶって自慢したがる心理はイタすぎ。
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大二病になりやすいのはこんな人!
大二病に陥るのは、自分に酔うタイプの人ですよね。自己陶酔型というやつです。
独自の世界は常に周囲より高く位置づけ、男子も女子も「自分はみんなと違う」ことをアピールしたがります。
「みんなと同じ」=「つまらない、くだらない人間」という心理のようですね。
意味もなくスタバで時間を潰しているように見えても、本人にとってはスタバに居ることが意味ある行動で、ハルキストを名乗り、寺山修二に傾倒することで文学派でカッコいいアピールをするのですが、付け焼刃の自己陶酔は周囲からイタい人間にしか見えません。
大二病?上等だよ!という心の強さも大二病患者の症状かもしれませんね。
大二病を卒業できるのはいつなのか
大二病を卒業できるのは、周囲とのコミュニケーション能力がいつ備わるかによりますよね。
周囲との関わりが深まれば、趣味やものの見方が変わってくるものです。
しかし、自己陶酔型の人は、見下し発言も多いのが難点。見下されても友達でいてくれる心の広い人に囲まれてほしいものです。