イヤイヤ期の対応⑤(気持ちを受け止める)
保育園でも2歳児クラスでは、子どもがしたいことができずに泣き叫ぶ事があります。そういう場合は、前後の流れを考えたり、子どもとお話ししたりして、「もっと遊びたかったね」「おもちゃ壊れて悲しいね」と子どもの気持ちを一度受け止めます。そうすると子どもも「この人は自分の気持ちを分かってくれる」と安心します。また上手く言葉にできない子どもの気持ちを代弁することで子どもも気分がスッキリして気持ちの切り替えもスムーズにいきます。
イヤイヤ期の対応⑥(頭ごなしに叱らない)
イヤイヤ期の子どもは言葉よりも行動の方が早かったりします。代表的なのがお友だちとのトラブルです。お友だちとの物の奪い合いやひどい場合には叩いたりすることがあります。そういう場合にすぐ「ダメ!」と叱りがちですが、グッと我慢して下さい。まずは「どうしたの?」と理由を聞いてあげて下さい。「お友だちのおもちゃで遊びたかったのね」と気持ちを受け止めてから「でも叩いていいの?」と子どもに考えさせたり、「貸してと言おうね」とどうしたらいいのかを伝えましょう。子どもに「ダメ」「ダメ」言っていると、「自分はダメな子」と自己否定してしまうので、頭ごなしに叱るのはやめましょう。
イヤイヤ期の対応⑦(時には実力行使)
子どもの気持ちを汲み取りつつ上手な接して行くことは大切ですが、時には実力行使も必要です。どんなに人のおもちゃが欲しくても叩いてはダメですし、まだ服を着替えたくなくても保育園へ行く時間が迫っていれば着替えなくてはいけません。子どもの気持ちは受け止めながらも、お母さんも困っているんだよと伝えて「○○するね」と一言声かけて泣こうが喚こうがやってしまいましょう。自分の思い通りにならないこともわかってもらわなくてはいけません。心を鬼にして、「ダメなものはダメ」「しなきゃいけないことはさっさとする」と経験させていきましょう。
イヤイヤ期の対応に疲れたら
ここまでイヤイヤ期の原因や対応、対策をお伝えしてきましたが、イヤイヤ期と言っても子どもによって差があります。「うちの子はイヤイヤ期がなかった」というパパママもいれば、ひどいイヤイヤ期に毎日疲れ果てているパパママもいます。
子育てしていくなかで避けては通れないのがイヤイヤイ期です。子育てしていればこそひどいイヤイヤ期に疲れたり、自分の子育ては間違っているのかと悩み落ち込むこともあると思います。
そんな時は、自分のお母さんや友達に相談したり、市の子育て支援を頼りましょう。保育園に預けている人は、保育園の先生に相談するのも良いですね。保育園や幼稚園の園庭解放を利用して同じ年齢の子と遊ばせてみるのも子どもにとっても新鮮で学ぶことも多いと思います。イヤイヤ期の原因や対策、対応が分かってもひどいイヤイヤ期に疲れてしまったら1人で抱え込まずに周りの人や市の支援、保育園や幼稚園をうまく利用しましょう。
まとめ
ここまで、イヤイヤ期の原因や対応、対策をお伝えしてきましたがいかがでしたか?子育てしているとしつけや自立を促さないといけない時期にイヤイヤ期がやってきてスムーズにいかないなど悩みが尽きないですね。「自分の子育てはこれでよいのか?」と毎日自問自答したり、他の子と比べたりしてしまいがちですね。
普段保育園に預けて働いているママは寝る前の10分子どもと絵本を読む時間を作ったり、休みの日は思いっきり遊んだりしてみると子どもは自分のことを見てくれているのだと嬉しく思い気持ちも落ち着いてくると思います。この他にもイヤイヤ期の原因がわかり対応や対策がわかればその子にあった対応、対策を見つけられると子育ても楽になります。