お腹の大きさも大きくなり、前の方にせり出してくるので、足元が見えにくくなってくるのがこの時期になります。
お腹の大きさが大きくなってきたことで、何かとトラブルも起きやすくなるのがこの時期になります。よく注意して生活するようにしましょう。
【妊娠29週目のママの様子②】胎動で目が覚めることも!
妊娠29週目の頃というのは、前の方でもお伝えしたように、マタニティー生活の中で最も胎動が激しく活発な時期になります。
時にはママが驚くほどの力でお腹を赤ちゃんが蹴ってくることもあります。
ママの睡眠のリズムと、赤ちゃんの睡眠のリズムは全く異なっているので、ママが寝ている間に元気よく赤ちゃんが動いていることもあります。
寝ている間に赤ちゃんに元気よくお腹を蹴られたことにびっくりして、思わず目が覚めてしまうママもいるのがこの時期になります!
【妊娠29週目のママの様子③】おりものが増え始める!
妊娠初期にはおりものの量が極端に増えますが、いったんその量が減ります。
しかし、妊娠29週目の頃になると、再びホルモンバランスの変化が起こるので、おりものの量が増えてきます。
弱酸性のおりものは、膣の中の清潔を保つために大切なものですが、あまり量が多すぎると局部がかぶれやすくなってしまいます。
清潔で通気性のよい下着をつけたり、おりものシートをこまめに変えたりして、局部を清潔に保つようにしましょう。
【妊娠29週目のママの様子④】手足のむくみがさらに酷く
妊娠中は体がむくみやすくなりますが、子宮が大きくなってくる妊娠29週目の頃になると、足のむくみがさらにひどくなってきます。
というのは、大きくなった子宮で、血管が圧迫されるようになり、足から心臓に向かって血液が戻ってくる静脈の血流が悪くなってしまうためです。
妊娠高血圧症候群などを妊婦健診の時に指摘されていなければ、足のむくみがひどくてもそれは病的なものではありませんが、不快な症状であることは間違いがありません。
マッサージをしたり、ヨガやストレッチをして足の血流を良くしたり、お風呂や足湯で下半身をしっかり温めるようにして、足のむくみの不快感を少しでも和らげるように工夫をしてみてください。
妊娠29週目のママの過ごし方
妊娠29週目の頃のママの身体の様子について見てきたところで、次に妊娠29週目のママの過ごし方についてみていきましょう。
妊娠29週目の頃のママは、どのような過ごし方をすればいいのでしょうか。
【妊娠29週目のママの過ごし方①】羊水の量に注意!
妊娠29週目の頃には、羊水の量に注意するようにしてください。羊水の量は妊娠30週目の頃をピークに減っていきます。
妊娠29週目の頃は500mlぐらいが適正な量になります。
これよりも多すぎると羊水過多、少な過ぎると羊水過少と診断されます。
羊水過多の場合には、子宮が大きくなりすぎて、ママの内臓への負担が大きくなり、動悸や息切れの原因となることがあります。また、ママの妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病が原因で、お腹の赤ちゃんが巨大児になっている可能性もあります。場合によっては多すぎる羊水を抜く必要がある場合もあります。
羊水が100mlを下回る場合には羊水過少と診断されます。羊水過少になる原因には、胎盤か、胎児の腎臓か尿路に問題があると考えられます。胎児の発育不全に繋がることもあるので、早めの対処が必要になります。
【妊娠29週目のママの過ごし方②】妊娠線のケアを!
妊娠29週目の頃には、もう始めている人も少なくないと思いますが、まだ始めていない人がいたら、妊娠線のケアを早く始めるようにしましょう。
まだ妊娠線が出来ていないからケアは早いと思っている人もいるかもしれませんが、妊娠線ケアは、妊娠線ができる前までにしっかりと保湿をして伸びやすい皮膚を作っておくかどうかで、妊娠線が出来やすいかどうか、出来てしまっても薄くて済むかどうかというのが決まってきます。
妊娠線が出来てからケアを始めるのでは遅いです。まだ出来ていないという人も、もう出来てしまったという人も、まだ保湿ケアを始めていないのであれば、お風呂上がりに保湿クリームを塗る保湿ケアを早く始めるようにしましょう。
【妊娠29週目のママの過ごし方③】体重管理を!
妊娠29週目の頃も、体重管理にはよく気をつけるようにしましょう。
妊娠29週目の頃の、1週間あたりの体重の増加量の目安は300gから500gとなります。
これ以上太り過ぎると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の危険性が増し、出産時の難産の可能性が高くなってしまいます。
また、1週間の体重の増加量が300gを下回るようだと、胎児の発育不全を引き起こす恐れがあります。