この時期の一日当たりの摂取カロリーの目安は、妊娠前の1日あたりの摂取カロリーにプラス450kcalとなります。
ご飯1膳当たりのカロリーが約270kcalなので、妊娠前の食事からご飯2膳分プラスして食べてしまうと、すでにカロリーオーバーになってしまいます。
栄養バランスとカロリーバランスをよく考えた食事をとって、適切な体重コントロールをするように努めましょう
【妊娠29週目のママの過ごし方④】バースプランを決めよう!
妊娠29週目になったら、そろそろバースプランを決めるようにしましょう。
バースプランというのは、どのような出産をしたいのかという希望のことです。
もちろん、出産には万が一ということも考えられるので、希望に沿わない帝王切開に緊急でなってしまうことももちろんあります。
しかし、順調にお産が進むのであれば、自分が納得のいく出産方法で出産したいですよね。
無痛分娩や、水中出産など、出産方法にはいろいろなものがあります。特に希望がある人はすでに検討を始めているでしょうが、妊娠9ヵ月に入ったらいつ出産が始まってもおかしくはない時期に入ってきます。
今のうちにおおよその事は決めてしまうようにしましょう。
【妊娠29週目のママの過ごし方⑤】今から出産・育児の準備を!
妊娠9ヵ月に入ると、赤ちゃんの体重はおよそ2ヵ月ほどで一気に2kg近くも増えます。
ママのお腹も一気に大きくなるために、ママはなかなか動きにくくなって、買い物なども行くのがしんどくなっていきます。
また、妊娠9ヵ月に入ったら、いつ陣痛が起きても大丈夫なように、入院準備を済ませておくこともちようになります。
出産や育児に必要なものは、まだ体も動きやすい妊娠8ヵ月のうちに徐々にそろえてしまうようにしましょう。
まずは、必要なもののリストを作り、その中でレンタルできるものや、お下がりをもらえるものはないか考えて、買うもの、買わなくても良いものを決めましょう。
【妊娠29週目のママの過ごし方⑥】食中毒には要注意!
妊娠中は特に食中毒にも注意をしましょう。
お腹の赤ちゃんが成長するために、ママはいつもよりも栄養やカロリーを必要とする時期になっています。
食べ過ぎによる体重の増えすぎには気をつけなければいけませんが、一週間に500g 程度の体重増加はこの時期には必ずなければいけません。
万が一食中毒になってしまい、しばらく食べるものも食べられない状態が続いてしまうと、お腹の赤ちゃんも低栄養状態になってしまい、発育不全を起こしてしまうこともあります。
生卵の卵掛けご飯を食べただけでサルモネラ菌に当たって胃腸炎になってしまう人もいます。生卵や刺身など生ものが好きな人も多いでしょうが、妊娠中はちょっと我慢して、出産後のお祝いにとっておきましょう。
妊娠29週目で逆子!逆子はこれから治るの?!
妊娠29週目の頃に、逆子だと診断されてしまっている人もいることでしょう。
妊娠29週目の頃に逆子だと診断された場合には、これから治る可能性はどのくらいあるのでしょうか。
妊娠29週目では、まだ赤ちゃんが活発に動いている時期なので、逆子が治る可能性もゼロではありません。
効果があるかどうか、はっきりしたことは正直わかりませんが、逆子体操をやってみるのもいいかもしれません。
今後逆子が治らなかった場合には、医師の判断で帝王切開になる可能性が高くなります。
医師の判断や病院の方針によっては、赤ちゃんの状態がよければ、まずは自然分娩にチャレンジすることもありますが、最近では赤ちゃんへ後遺症が残るリスクを最低限に抑えるために、最初から帝王切開しか選択しないという病院や医師も増えてきました。
自然分娩を希望しているママとしては、逆子によって帝王切開になってしまうことは、納得がいかないという人も少なくありません。
しかし、一番大切なことは、赤ちゃんが後遺症がなく、無事に元気にこのように生まれ出てきてくれることです。
まだこの時期なら、逆子が治る可能性も充分にありますし、逆子による帝王切開を計画していたその日に奇跡的に逆子が治ったという人もいます。
逆子体操やお灸を試すみるなどして、今は逆子を治すためにできることをいろいろと試してみてもいいかもしれません。
妊娠29週目で腹痛や出血・破水!早産の危険性は?!
妊娠29週目というのは、比較的体調が安定している時期になりますが、早産の危険性が全くないわけではありません。
突然、出血や破水、陣痛に見舞われて、早産や切迫早産になってしまう人もいます。
妊娠29週目では、内臓の機能がある程度完成していて、赤ちゃんの体重も1000g を超えていることが多いので、生存の可能性が高くなり、後遺症が残ってしまう可能性は低くなります。
しかし、妊娠29週目ではまだ肺の機能が完成していないので、人工呼吸器をつけることになってしまいます。
まだ、妊娠29週目ではママのお腹の中の環境の方が、外の環境よりも良い環境なので、早産を促してしまう疲労やストレスをためたり、下腹へ余計な力を入れるような行動は慎むようにしましょう。
また、切迫早産の場合には、素早い処置が早産を防ぐために大切なります。本陣痛や破水、出血が合った場合には、できるだけ早く病院で措置をしてもらうことが大切です。