高温期12日目に体温が下がると妊娠してない？生理がくるかも！

高温期12日目に基礎体温が下がる理由には、外気温の影響を受けていることもあり得ます。外の気温があまりにも寒くなりすぎてしまうと、1晩中お部屋の暖房を付けてるようなお家でなければ、お部屋の気温もそれなりに寒くなってしまいますよね。

その結果、枕元に置いている基礎体温計も冷たくなり、微妙な体温の変化を正確に捉えるのに支障をきたすことが考えられます。基礎体温計は微妙な体温変化を検出するために作られていますが、外部の寒さが計測に影響を及ぼすことがあるのです。

もちろん基礎体温というのは、体の内部の温度を測るために脇の下ではなく、口の中で測るものです。それでも体温計が冷たくなりすぎてしまっていたら、その影響を受けないとも限りません。

高温期12日目に基礎体温が下がる理由には、寝汗をかいて体温が下がってしまっている、という可能性も考えられます。

汗の影響を受けやすい脇の下で測るわけではないので、寝汗の影響を基礎体温が受けるということはあまりないかもしれません。しかし、寝苦しい夜に寝汗をかくことで、体温が実際に下がることはあります。

また、寝苦しさからクーラーを強く効かせすぎたり、暑さで多くの汗をかいたりすることで体内のバランスが乱れしまい、体温が一定しないようなことも起きるようです。

そのため、基礎体温を正確に測定するためには、室温を極端に調整しないことが大切です。安定した条件下で測定することで、より正確な結果を得ることができます。

妊娠していたのに、高温期12日目に基礎体温が下がった、という理由で最も可能性が高いものには、計測ミスが考えられるでしょう。

風邪を引いた時などに測る通常の体温は0.1度刻みですが、基礎体温計は0.01度刻みになっています。基礎体温の変化というのは、とても微妙な体温の変化をとらえて測っているということです。
 

基礎体温は目が覚めてすぐの体温を測らなくてはいけませんが、基礎体温計を取るために寝返りを打っただけでも正確に測ることは出来なくなってしまいます。 また夜中に布団やベッドから起き上がることがあるのなら、朝目覚める時ではなく夜中に起きた時に測らなくてはいけません。

このように布団やベッドの上から少しでも動いてしまうと、正しく計測することは出来なくなるので、基礎体温を測る時には注意が必要です。

妊娠していたのに、高温期12日目に基礎体温が下がった、という理由にはインプランテーションディップの可能性も考えられます。インプランテーションディップというのは、受精卵が着床するタイミングで1日だけ基礎体温が下がる現象のことです。

基本的には着床というのは高温期7日目から10日目に起こるので、インプランテーションディップもこの間に起こることが多いようです。しかし、生理周期や基礎体温の周期には乱れが生じることも良くあることなので、高温期12日目に起こる可能性もあります。

インプランテーションディップが起きる原因は、着床が成立するときに、本来高温期には分泌されることかない卵胞ホルモンが一時的に大量分泌されるからです。着床時の卵胞ホルモンの大量分泌というのは、一時的なものなので、翌日からは高温期が戻ってきます。

インプランテーションディップを経験する人の割合は妊婦さん全体の2割程度。しかもそのほとんどの人は高温期7日目から10日目に起こることを考えたら、それほど確率は高くないと覚えておきましょう。