ガスコンロの掃除は何故大変?
毎日のように料理をしている人であれば、ガスコンロやガスコンロ周りの汚れって気になりますよね。
掃除をしても掃除をしても、料理のたびに汚れてしまって、たまにさぼってしまう、ということもあると思います。
1回程度のおさぼりであれば問題ありませんが、気になる汚れが溜まってしまうと後から後悔することに。
汚れが溜まって頑固な汚れになってしまうと、キッチン家電のガスコンロの掃除が大変になってしまいます。
できれば細かく掃除をしたいところですが、もしも汚れができてしまったら、ガスコンロの汚れを効率的に落として少しでも簡単に掃除ができるといいですよね。
今回はガスコンロの掃除方法について、少しでも効率的に簡単に汚れを落とす方法をまとめていきます。
ガスコンロの掃除◎汚れの原因は?
キッチン家電のガスコンロの汚れの原因は何だと思いますか?
油汚れや、フライパンや鍋から落ちてしまった食材での汚れでしょうか。
実はガスコンロの汚れは「複合汚れ」なのです。
油汚れだけでも、食材だけの汚れでもありません。
だからこそガスコンロの汚れを落とすのが大変なのですね。
ガスコンロの汚れは主に、調理中に飛び散った油汚れ、食材や調味料などの食品の汚れ、とっても落としにくいと言われている焦げつきがあります。
これらがまとまって、キッチン家電のガスコンロの汚れになっています。
そのため汚れがヒドイ部分には、一つの洗剤や掃除方法では、するっとキレイに取り除くことができない場合があります。
そんな理由から、「この汚れは掃除をしても落ちない」と諦めてしまうガスコンロの汚れが出てきてしまうのです。
ガスコンロの掃除◎汚れが頑固なのは「油分」
ガスコンロやガスコンロの周りの汚れは複合汚れになりますが、汚れの大半を占めるのは油汚れになります。
この油汚れの厄介なところは、長い時間空気に触れる事で酸化してしまう、という点です。
酸化した油汚れは、べたべたとする樹脂化をしてキッチン家電のガスコンロにこびりついていきます。
しかもべたべたとした油分は、空気中のホコリや食品汚れまで取りこんでコーティングしてしまいます。
コーティングして樹脂化した汚れは、とても頑固で、落ちにくい汚れに変わっていってしまうのです。
だから油汚れは厄介なガスコンロやガスコンロ周りの汚れになってしまうのです。
ガスコンロの掃除◎効果的な洗剤・グッズは?
先ほども書いたように、ガスコンロやガスコンロの周りの汚れを厄介なものにしてしまう原因は油汚れです。
油汚れを効果的に落とすには、油汚れを分解する「アルカリ性の洗剤」を使うことがおすすめです。
アルカリ性の洗剤のなかでも界面活性剤を含まない洗剤は、油汚れを強力に落とす効果が期待できます。
界面活性剤を含まない洗剤には、「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」があります。
食器を洗う時に使う洗剤は、中性洗剤と呼ばれます。
この中性洗剤でも、キッチン家電のガスコンロの油汚れを落とすことができますが、ガスコンロの油汚れは食器につく油汚れの何倍もの強烈な油汚れなので、ちょっと手間をかける必要があります。
中性洗剤を使ってガスコンロを掃除する場合は、ガスコンロの汚れにキッチンペーパーをはりつけます。
キッチンペーパーの上から中性洗剤をスプレーします。
キッチンペーパーに中性洗剤が十分に浸みたら、ラップをかぶせて、キッチンペーパーに浸みこませた中性洗剤が汚れに密着させるようにします。
ラップの上からドライヤーで熱を加えて、汚れを浮かせます。
ガスコンロの汚れがキッチンペーパーについてきたら、そのまま拭き取り、水洗いをしてガスコンロの掃除が終了です。
セスキ炭酸ソーダとは
重曹は有名ですが、セスキ炭酸ソーダはまだあまり知られていない洗剤ですね。
このセスキ炭酸ソーダは、重曹と同じアルカリ洗剤になります。
重曹よりも強めのアルカリ性の性質があるので、重曹よりも油汚れの掃除には適しています。
セスキ炭酸ソーダは重曹と同じ無機質で、有機物の界面活性剤よりも環境への負担が少ない、エコな洗剤になっています。
セスキ炭酸ソーダには、汚れだけではなくニオイも中和する効果があります。
アルカリ性のセスキ炭酸ソーダは、酸性の汚れやニオイをとる効果があるのです。
酸性の汚れやニオイとは、キッチンやコンロの汚れ、食品の腐敗臭や汗のニオイなどです。