どうしてこうなってしまうのかというと、現実の●●君をそのまま直視することが出来ず、妄想の中で「●●君は私の王子様」イメージを勝手に作り上げてしまっていることが原因ともいえます。
その為に現実の●●君を知った時、妄想と現実の落差に自分の心が耐えきれず、克服法も見つからずにそれまで王子様だった●●君がまるで蛙のように気持ち悪いものになってしまうのです。
【蛙化現象】原因②自分でいいのか不安
蛙化現象の原因の一つに「自分自身のダメっぷりを他人のせいにしている」という点があります。
片思いの時に起こる、「自分はダメダメな女だから好きな人に振り向いてもらえないのも当然」という自己嫌悪的な心理に起因します。
片思いの時ならば自虐的なまま、自分のダメさに甘えていられます。
「向上心のない、ダメな自分」を受け入れてしまっている心理ですが、いざ相手が自分に好意を持っていると知った時、「好きな人に振り向いてもらえない=片思い=ダメな自分」という方程式が壊れてしまうのです。
「振り向いてもらえないのはダメで自信のない自分のせい=だから片思い」
↓
「自信のないダメな自分に対して好きな人が好意を持って振り向いた=だから両想い」
と意味のつながらない展開になってしまい、それまで保ってきた自信のなさへの言い訳に矛盾点が生まれてしまいます。
その為、長い間の片思いの恋が実った結果、「好きな人に私は釣り合えるのか」「私はダメな人間なのに」という恐怖が生まれてしまうのです。
そして最終的に、あんなに好きだった人が気持ち悪い蛙に見えてしまうのです。
【蛙化現象】原因③吊り橋効果の可能性
「吊り橋効果」をご存知ですか?
互いに緊張し危険な場所にいると、本能からか異常なほどに相手に興奮し、そこから恋が目覚めるという有名な効果です。
蛙化現象には、この恋のつり橋理論で好意を持ち結ばれたものの、イメージとは違って幻滅した、というパターンもあります。
例えば職場恋愛で、「ピンチの時に助けてくれた●×さん、あの時はとても頼りになったなのに――」というドン引きした経験。
仕事のデスクは綺麗になっているのに、部屋の中は乱雑の、まるでゴミ屋敷一歩手前だったり。仕事では優しいのに、プライベートでは無茶苦茶俺様で横柄な態度だった、とか。
つまるところ、相手の一面だけを見てそれがすべてだと勘違いしてしまうようなパターンです。
せっかく両想いになったのに「こんな人とは思わなかった」と別れてしまった経験、ありませんか?
蛙化現象の心理のひとつに、こうした「一面だけを見て惚れてしまって後で幻滅して気持ち悪くなるパターン」があります。
【蛙化現象】克服法①自分を受け入れる
実は②の自分に自信がない人の多くは「案外自分に自信がある人」です。
自身があるけどそれを大っぴらにしたくないし、謙遜することで「えーそんなことないよ」とちやほやされていたいのです。
まさにかまってちゃんの一つの側面と言えるでしょう。
その為、相手が好意を向けられても妙な自尊心と卑屈すぎるプライドが相まって、せっかくの両想いがパアになってしまいがちなのです。
■参考記事:自分ってメンヘラ?かまってちゃん?と思ったらコチラを参照!