万葉集ゆかりの地を旅行したい!学びスポットや温泉もご紹介

万葉集ゆかりの地を旅行したい!学びスポットや温泉もご紹介

新元号「令和」を迎えた現在、「令和」の元となった万葉集がにわかに注目を集めています。そこで万葉集の歌ゆかりの土地を巡って万葉集の知識を深める大人女子の旅を提案します。全国各地に散らばる万葉歌碑や万葉集で詠まれた温泉、学びスポットを紹介します。

記事の目次

  1. 1.万葉集とは?
  2. 2.【旅行スポット】万葉集ゆかりの地
  3. 3.【旅行スポット】万葉集ゆかりの温泉
  4. 4.万葉集についてもっと学べるのはどこ?
  5. 5.和歌の風を感じながら楽しく旅行♪

吉野千本桜でも有名な吉野町は春になると花見客で溢れる観光地です。その折り重なる桜の風景は吉野全体をピンクに染め、美しく幻想的。

しかし奈良の昔にはここは人里離れた険しい山。険しく荘厳な山や木々の中を流れる美しい清流に古人はたくさんの歌を残しています。

明日香村【奈良】

明日香村は古墳があり、かつての都跡も残る日本の原風景。持統天皇が藤原京に都を移すまではここ飛鳥に都がありました。

都が藤原京に移ったあと人がいなくなった飛鳥のことを詠んだ歌がたくさん残り、静かな田園風景が広がるこの地にかつて都があったのかと感慨深く感じられます。

玉津島神社【和歌山】

玉津島神社は「和歌の神様」である衣通姫尊(そとおりひめのみこと)を祀る歌人の聖地。衣通姫尊は和歌に優れた絶世の美女だったそうです。

山部赤人が詠んだ歌「神代より然ぞ尊き玉津島山」が有名です。

万葉館【和歌山】

万葉館は万葉集にも登場する和歌浦にある万葉集の資料館です。近くには玉津島神社や万葉の小路という遊歩道があり、万葉集に想いを馳せながらゆっくりと海を眺めつつ散歩することができます。

万葉館にはパノラマのガラス窓が設置された展示室があり、そこからは当時の歌人が詠んだ風景を眺めることができます。

藤白坂【和歌山】

風光明媚な日本の原風景が広がる藤白坂は有間皇子が処刑された悲劇の地。亡き有間皇子のことを詠んだ悲しい歌に当時の政権争いに巻き込まれた皇子のことが偲ばれます。

JR海南駅周辺には有間皇子を祀った藤白神社などゆかりの地が点在していますが、藤白坂は山のほうへ入った熊野古道と重なる場所にあります。

いなみ野万葉の森【兵庫】

兵庫県加古郡稲美町にある「いなみ野万葉の森」は新元号「令和」に湧く場所。

無料で入園できる園内の庭園には万葉集に編まれた歌碑が数十本あり、その中には「令和」の元になった歌の碑もあります。庭園には万葉集で詠まれた植物もたくさん植えられており植物園と歌碑の庭園として親しまれています。

住吉神社【兵庫】

明石市魚住町には明石の海岸から遠くに見える淡路島や浜からみる美しい景観を詠んだ歌が残っています。

住吉神社には海につながる山道があり、鳥居の奥から朝日が昇ってくる様子は素晴らしいの一言。聖武天皇が山部赤人を連れて行幸に訪れた地です。

綱敷天満宮【兵庫】

学問の神様「菅原道真公」を祀る綱敷天満宮は神戸市の須磨にあります。菅原道真公が太宰府へ左遷される折、船の難破で立ち寄ったとされる場所です。

神社自体は万葉集と直接関係ありませんが、令和という元号が梅にまつわるものであり梅を愛した菅原道真公にちなんで梅園が広がっていることから万葉集ゆかりの地として人気となっています。

雨晴海岸【富山】

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【旅行スポット】万葉集ゆかりの温泉

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