オルチャンの意味って?
オルチャンファッション、オルチャンメイク...など、今やオルチャンはファッションの一つのジャンルにもなり、ファッションシーンではもはや欠かせない存在になりましたよね。
でもオルチャンの意味を知っている人はそんなに多くはないのではないでしょうか?
今更聞けないオルチャンの意味やオルチャンを流行らせたインフルエンサーを紹介していきたいと思います。
これをきっかけにもう一度キュートなオルチャンワールドに触れてみましょう。
もともとは韓国のネット上で流行した造語
オルチャンとはもともと韓国の若い人たちの間ではやった造語です。
韓国語の「オルグル(顔)」と「チャン(最高)」という二つの単語を組み合わせて作った単語で「美少女」や「美男子」という意味になります。
もともとは2003年ごろにSNSから発信された韓国の流行語で、当時は流行語大賞も受賞したほどみんなが使っている単語でしたが今ではすっかり死語になっているのだとか。
日本では今でも「オルチャン」を普通に使うので韓国人にしてみればちょっと不思議な現象かもしれませんね。
また、日本でのオルチャンの意味は主に「韓国風の美少女」という感じですが本家韓国では「綺麗な顔」という意味なので男性に対してもオルチャンを使います。
オルチャンが話題になった理由は?
オルチャンが当時話題になった理由は韓国のSNSと自撮り事情にあるようです。
オルチャンという言葉はSNSから発信された韓国のネット用語なのですが、その当時韓国ではまさにSNS過渡期で加工した自撮りを韓国版SNS「サイワールド」に若者たちがこぞって投稿し始めたのがきっかけです。
自撮りのアプリが進化し、さらにフォトショップなどの加工アプリのおかげでサイワールドには「超絶」美少女・美少年の自撮り写真を若者がこぞって貼り付けていました。
まさに「整形級加工美男美女」がSNS上にあふれ、一種の社会現象になったのです。
一般人が日の目を浴びた
整形級に可愛い女の子やかっこいい男の子の自撮り写真をSNSに投稿することがトレンドとなり、それと同時に「オルチャン」という言葉も流行語になりました。
SNSでは美少女や美男子の自撮り写真があふれ、その中でも皆が認めるおしゃれな人たちは今でいう「インフルエンサー」のように若者の間で話題になっていきます。
今まではインフルエンサーといえば芸能人!だったのにSNSの自撮り投稿で一般人が有名になりインフルエンサーとなる現象が起きたのです。
人気の出たオルチャンたちはテレビ出演やモデルデビューなどを果たし、一種憧れの存在となります。これがオルチャンが流行した経緯。
今ではサイワールドはツイッターやインスタに取って代わられましたが、当時のオルチャン人気を支えたのは確かにサイワールドだったのです。
美男美女の韓国オルチャンに憧れる人続出で話題に
さて日本ではここ数年で「オルチャン」が流行ってきましたよね。
韓国でオルチャンが死語になってから日本ではやりだすというのも面白いですが、その背景にはやはりKPOP人気の台頭があるのでしょう。
ナチュラル系の日本人メイクとは違い、透明感あふれる白肌とメリハリをつけた韓国人メイクは新鮮でかわいい!とKPOP好きな日本人の女の子の間で話題になっていきます。
そして美男美女の韓国人オルチャンに憧れる女性が増えたことで日本でも「オルチャン」という言葉が当たり前のように使われるようになりました。
新大久保には少し昔では考えられないほど韓国コスメとKPOPアイドルショップが立ち並び、毎日多くの人でにぎわっていますよね。
もはや日本でも「オルチャン」は一つのファッションのジャンルとして確立されたといってよいでしょう。
オルチャンスタイルにもトレンドがある
オルチャンといえばある程度メイクやスタイルを思い浮かべることができるのではないかと思うのですが、オルチャンスタイルにも当然ですがトレンドがあります。
韓国ではやっているトレンドですから、メイクやファッションが変化しても不思議ではありませんよね。
昔の元祖オルチャンスタイルはナチュラルメイク好きの日本人から見ると派手で個性的なメイクでしたが、今では少しナチュラル路線に変わってきています。
またオルチャンという言葉も韓国では死語となり、最近では「フンナム・フンニョ」といって昔よりもナチュラル系がトレンドになりつつあります。
いわゆるオルチャンスタイルとは?
オルチャンスタイルも少しずつトレンドが変化してきているとはいえ、オルチャンファッションには基本があります。
ここさえ押さえておけばオルチャンスタイルになる!というポイントがあるのでまずはそこを押さえておきましょう。
美肌
オルチャンスタイルで絶対に欠かせないのはなんといってもオルチャンの「美肌」作りです。
透き通るような白肌はいまやオルチャンの代名詞。オルチャン肌に近づけるために肌を白くするクリームや下地が日本でも人気になっています。
オルチャンの基本は艶がある美白肌。韓国オルチャンの肌は本当に透明感があって綺麗なので(加工もあるけれど...)韓国コスメは優秀だ!と日本でも今人気が出ていますよね。
韓国コスメのお店も続々と日本に出店しているくらいですから、やはり韓国メイクに美肌は欠かせないポイントなのです。
濃いめリップやティント
オルチャンと言えば「真っ赤な唇」を想像する人も多いでしょう。
オルチャン=赤い口紅というわけではありませんが、ナチュラル系ベージュピンクが無難で人気の日本と比べるとパッと目をひく明るいリップを使っている人が多い印象です。
そのためオルチャンメイクと言えば濃い目リップというのはもはや定番。
また、韓国コスメ発信のティントリップもオルチャンスタイルの代名詞です。
ティントリップとは唇の角質を染め上げるタイプのリップで、一日中つけていても色が落ちにくくなります。唇の中央だけにティントをのせるグラデーションリップもオルチャンスタイルです。