北海道や関東ではキンキ、宮城などでは「きちじ」と呼ばれます。11月から1月に旬を迎えます。春の産卵を前に脂を増して美味しい時期ですよ。太平洋側でのみとれる高級魚で、大きなものは高額で取引されます。
不飽和脂肪酸の比率が高く、生活習慣病の予防に役立ちます。EPAやDHAも豊富で、血液をサラサラにして動脈硬化を予防、血栓を抑えて脳梗塞や心筋梗塞を予防してくれます。また、脳細胞を若く保つ効果が認められるので、認知症の抑制にも効果的です。
⑦シシャモ
北海道の太平洋沿岸で捕獲され、秋に川を上り産卵するので11月から12月に「子持ちシシャモ」の旬を迎えます。スーパーで販売される安値のシシャモの多くは海外から輸入されたもので、北海道産のシシャモは高額で取引されます。
プチプチとした歯ごたえの良い卵は、北海道産に限りますよ!カルシウムとビタミンB12が豊富です。タンパク質が多く脂質が少ないのでダイエット中に最適です。
⑧ハモ
産卵前の脂がのった柔らかいハモは夏の風物詩ですが、産卵を過ぎた後に再び肥えて10月から11月に再び旬を迎えます。秋に旬を迎えるハモは体が金色に輝くことから「金ハモ」と呼ばれています。
豊富なビタミン類だけでなく、カルシウム、リン、マグネシウムといったミネラルが豊富です。細胞の新陳代謝を促進して、皮膚や粘膜の機能を維持するので健康効果が高いですよ。糖質の代謝を助けるのでポッコリお腹を気にしている人も安心です。
⑨ヒラメ
養殖ものが増えているので通年市場に出回っていますが、天然ものは冬の寒い時期に向けて脂を乗せて身が引き締まる11月から2月に旬を迎えます。広い地域に生息しますが、寒い地方ほど漁獲量が多く青森が最大です。
低カロリーで高脂質、ビタミンDを豊富に含み体調が優れないときの栄養補給にも役立ちます。縁側にはコラーゲンを豊富に含むので美肌効果が高いですよ。
⑩ふぐ
ふぐは猛毒を持つが問題ない部分は最上の味として評価の高い高級魚。11月から2月に旬を迎えて、特に産卵を控えた2月は白子が美味しい時期だといわれます。
栄養ドリンクにも配合されるタウリンは疲労回復や血圧改善に効果的。年齢と共に体内での生成量が減るので食物で補う必要性が高いです。また、カルシウム、マグネシウム、リンなど、歯や骨の形成に欠かせない栄養素も豊富に含まれます。
11月が旬の美味しい食材4選【きのこ】
秋といえばきのこ狩りが行われる季節です。森の中にひょっこりと顔を出すきのこは、旨味をたっぷり含んだ食材のひとつです。ヘルシーで栄養豊富な秋に旬を迎えるきのこ類を紹介します。
①えのき
鍋物には欠かせない冬の定番きのこの一種です。人工栽培が整っているので通年市場に出回っている食材ですが、天然えのきは10月から11月に旬を迎えます。
ビタミンB1やナイアシンは糖質やタンパク質、脂質を代謝するときに欠かせない栄養素です。食物繊維が豊富なので便秘解消にも効果的。副交感神経を活発にさせるGABAは、血圧を抑えてリラックスや精神安定をもたらしてくれます。