老害の特徴⑥自分に絶対的自信がある
老害行為をする高齢者は自分が絶対です。自分が間違うことなどありえないと無意識的に思っています。自分は仕事をがんばり、成果を出し、子どもを立派に育て、人様に恥じない人生を歩んできたという自信があるのです。
本当は数々の失敗もあったでしょうし、振りかえれば反省すべきところも多くあったはずですが、そんなことはどうでもよいのです。無意識的に蓋をして、自信だけが先行してしまいます。
自信満々にまちがったことでも、古い価値観でも、相手に主張をぶつけ、困らせてしまうことになります。冷静になれば自分を省みることもできるのですが、高齢になるとそういったことは難しくなります。冷静な判断に欠ける病気なのだと考えると、対処も楽になるかもしれませんね。
自分に自信があるので、車の運転もなかなかやめません。周囲の人が、危険だから車の運転をやめてほしいと言っても、本人はまだまだ自信があるので運転をやめる気はありません。そうしているうちに事故を起こしてしまうというのが今、問題になっています。
年をとって頑固になっても、周囲の助言を聞き入れる柔軟さは失いたくないと思いますね。
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老害の特徴⑦都合が悪いと老人であることを利用する
普段は自分に自信があり、まだまだ若いつもりでいる老害行為をする高齢者ですが、都合が悪くなると老人だからと言い訳する、という特徴があります。車の運転でも、運転に自信があったのに、どこかぶつけてしまったら「老人だから仕方ないじゃないか」と開き直ったりするわけです。
少数ではありますが、認知症を装う老人もいるそうです。何か犯罪を犯してしまった時に老人だからわからないととぼけるのです。卑怯なことをする人は若者でも男女問わずいますが、老人も例外ではないということですね。
老害にうまく対処しよう
老害行為の特徴を挙げてみました。職場や暮らしの中で身近にこのような人がいたら本当に迷惑です。また、老人による運転で事故に巻き込まれてしまうことも高齢化社会では増えていくでしょう。高齢になると様々な病気になりやすくなりますが、老害老人になりうることも一種の病気と考えられなくもありません。
誰もが年をとり、体力は衰え、正確な判断がつきにくくなっていきます。万人に訪れる老いですから、高齢者を敬い、大切にし、サポートすることは将来の自分にも関わってきます。しかし、老いがあまりにも周囲に害をもたらすことは防がなければいけません。
職場や暮らしの中で老人による迷惑を被った経験を自分が繰り返すことのないように、気をつけて生きていきたいものです。