記事の目次
- 1.承認欲求は悪いものではないのですが…
- 2.承認欲求とは何か?
- 3.承認欲求が強くなる原因・心理とは?
- 4.【承認欲求が強い人の特徴①】目立ちたい
- 5.【承認欲求が強い人の特徴②】愛されたい
- 6.【承認欲求が強い人の特徴③】自分に満足しない
- 7.【承認欲求が強い人の特徴④】自信がない
- 8.【承認欲求が強い人の特徴⑤】本音が出せない
- 9.【承認欲求が強い人の特徴⑥】人の目を気にする
- 10.【承認欲求が強い人の特徴⑦】自分語りが好き
- 11.【承認欲求が強い人の特徴⑧】仕事は速くて頑張り屋
- 12.【承認欲求が強い人の特徴⑨】同意して欲しい
- 13.【承認欲求が強い人の特徴⑩】寂しがり屋
- 14.【承認欲求が強い人の特徴⑪】表と裏の顔が違う
- 15.承認欲求が強い人への対処方法は?
- 16.【承認欲求が強い人への対処方法①】よく褒める
- 17.【承認欲求が強い人への対処方法②】深入りしない
- 18.【承認欲求が強い人への対処方法③】目標設定を適切に
- 19.【承認欲求が強い人への対処方法④】自信を持たせてあげる
- 20.自分の承認欲求を克服したいと思ったら
- 21.【承認欲求の克服法①】一人になってみる
- 22.【承認欲求の克服法②】自分を褒める
- 23.【承認欲求の克服法③】自分の嫌なところも見る
- 24.【承認欲求の克服法④】自信を持てることを見つける
- 25.【承認欲求の克服法⑤】人に嫌われても良い
- 26.承認欲求が強い人について まとめ
承認欲求は悪いものではないのですが…
承認欲求とはいったいなんでしょうか?!
あなたは承認欲求という言葉を聞いたことがありますか?
あまり耳慣れない言葉ですが、SNSが普及したことで注目されるようになった心理学の用語です。
承認欲求とは文字通り、他の人から承認されたいという心理的な欲求のことで、多かれ少なかれ誰でも持っています。
承認欲求があって、他の人から認められるのが嬉しいからこそ、もっと頑張っていい仕事をしよう、成績を伸ばそう、という向上心にもつながります。
しかし、最近ではSNSで「いいね」の数を増やすことばかりに一生懸命になりすぎる、承認欲求の塊みたいな人も見られるようになってきました。
承認欲求はほどほどには必要ですが、強すぎると周りの人にとってはうざい人でしかなくなってしまうんですね。
この記事では承認欲求とは何か、承認欲求が必要以上に強くなってしまう原因や心理を見た後で、承認欲求が強すぎる人の特徴や、承認欲求が強すぎる人への対処方法、自分の承認欲求が強すぎることに悩んでいる人へ、承認欲求を失くすためにはどうしたらいいのかについてみていきたいと思います。
承認欲求とは何か?
まずは承認欲求とは何か、ということについてみていきましょう。
承認欲求とは、心理的に他の人から認められたいと思う欲求です。
心理学には人間の欲求を本能的なものから高度に精神的なものまで5段階に並べた「マズローの欲求5段階説」というのがあります。
マズローの欲求5段階説を順番に並べると、生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求となります。
承認欲求とはこの中で4番目に位置付けられている欲求です。
お腹が空いたとか、安全な寝床が欲しい、という動物的な生理的欲求や安全欲求に比べると、心理的にはより精神的に高い欲求となります。
今の日本は安全でよほどのことがなければ飢えるという心配はほとんどありません。
そんな社会においては、社会的に認められたい、評価されたい、というのが働くためのモチベーションになると言われていす。
だから今の日本では承認欲求が人々を動かす大きな原動力の1つになっているといってもいいかもしれません。
承認欲求が強くなる原因・心理とは?
ほどほどな承認欲求というのは、働くための心理的なモチベーションを上げて、向上心を持つために大切なものなのですが、あまりにも「自分を認め!!認めて!!」と言われてしまうと、正直なところげんなりしてしまうものですよね。
最近ではSNSで特にそういった人を良く見るようになってきましたが、承認欲求が必要以上に強くなってしまう心理的原因というのは、いったいどんなことがあるのでしょうか?!
承認欲求が強くなりすぎてしまう一番の心理的な原因として考えられるのは、幼少期の親との関係です。
マズローの欲求の5段階説は1段階目から子供の成長に沿っていることがわかりますよね。
まだ何もできない赤ちゃんの時には、とにかく泣いておっぱいを求める事、つまり生理的欲求を満たすことをしかできません。
成長して自分で動けるようになると、怪我をしないように安全に遊べるように目を離さないでいてくれないと困ります。
もう少し成長して保育園や幼稚園へ入ると、友達の輪の中に入って社会性を学ぶようになります。
この社会性を身に着ける前提に親からの愛情を心理的にしっかりと受け取っているかどうかが大切になります。
親から十分な愛情を受け取って、心理的に心が愛情でいっぱいに満たされている子供は必要以上に仲間の中で自分を目立たせる必要がありませんし、他の子供のことも認めてあげることができます。
しかし、親からの愛情が心理的に足りていない場合には、そのぽっかりと心に空いた穴を他で埋める必要があります。
親から心理的に認めてもらって愛情をもらえないのであれば、他の人から貰おうとして、必要以上に頑張ってしまうのです。
それが自分でも気が付かないうちに、心理的に承認欲求が強過ぎる行動に出てしまう、いちばん根底の原因となります。
【承認欲求が強い人の特徴①】目立ちたい
それではここから承認欲求が強い人の特徴についてみていきましょう。
承認欲求が強い人の特徴の1個目は、目立ちたがり屋だということです。
承認欲求とは人から心理的に認めてもらいたいとという欲求なので、とにかく人から認めてもらうために、目立とうとします。
そうはいっても、以前はクラスや職場で目立つことはなかなか難しかったのですが、最近ではSNSの発達で誰でも自由な表現方法を持つことができるようになりました。
他に大切なことはもっとあるだろう、と他の人が思うくらいSNSへの投稿にハマっている人などは、承認欲求が強い人だと思っていいかもしれませんね。
【承認欲求が強い人の特徴②】愛されたい
承認欲求が強い人の特徴の2個目は、愛されたいという欲求が強すぎることです。
これは恋愛の時に関係性の歪みとして問題が生じることがあります。
バランスが取れた恋愛というのは、お互いに愛し愛されて、というバランスがうまく取れているものです。
でも幼少期に親の愛情が足りなくて承認欲求が強くなってしまった人は、恋愛で相手を愛することよりも愛されたいという欲求が強くなりすぎてしまいます。
最初はそんなところが可愛いと思って付き合い始めても、恋愛を続けていくうちに、愛しても愛しても愛が返ってこないことを重いと思い始めてしまうことがあり、恋愛が長続きしないことがよくあるようです。