【性格は顔に出る根拠】(3)第一印象は言動や声質でも決定する
人の印象はそのほとんどが第一印象で決まると言われていますよね。
実に初めて出会って2~3秒の内に印象が決まってしまいます。
その内訳としては、
視覚的要素が、約55%
聴覚的要素が、約35%
その他要素が、約10%
だと言われています。
第一印象で「この人って性格良さそう」とか、「なんだか意地悪そうだな」といった性格的特徴は、どこから判断しているのかと言えば、
顔の表情とか声のトーン、身なりとか仕草だったりしますよね。
このようなことからも、性格が顔に出るという根拠として実感できるものがあるんじゃないかなと思います。
みなさんも、第一印象で感じた相手のイメージって、結構当たってることがあると思うのですがいかがですか?
「性格は顔に出る」原因とは
さて、性格が顔に出る根拠についてお話をしてきましたが、これよりはどうして性格が顔に出るのかと言った、原因について迫っていきたいと思います。
その人の性格や生き方が顔に出る原因、一体どんなものがあるのでしょうね。
【性格は顔に出る原因】(1)感情により表情筋に癖ができる
人の心理的傾向や感情の受け取り方によって、性格の特徴が決まってきます。
例えば、
何でもポジティブに捉えて明るい性格の人は、表情としても目は見開き、口は笑顔でいることが多いでしょう。
反対に、
何でもネガティブに捉えて暗い性格の人は、表情はあまりなく、口元は下がり、目はキツイ感じになっていることが多いと思います。
選択する表情の積み重ねにより顔が形成されていく
これが積み重なるとどうなるか。
人の顔は表情筋と言われる筋肉で形成されています。筋肉ですからよく使う部分は鍛えられ引き締まっています。逆に使わない筋肉は細く小さくなっていき、動かさないとどんどん肉は垂れていってしまうでしょう。
つまり、
よく笑う性格の人は、口角が上がり引き締まった顔をしていることが多く、
よく怒る性格の人は、眉間にしわが寄り、口角が下がりしかめっ面をしていることになりますね。
このことからもその人の顔つきで、生き方や考え方の特徴を、ある程度掴むことができると言えそうです。
【性格は顔に出る原因】(2)眠っている間にも表情筋の癖はつく
人の顔つきは何も起きている時だけに作られるとは限りません。
人生の三分の一は眠って過ごすわけですから、眠っている間に多い表情でもその人の顔つきに変化が起こることは十分に考えられそうですよね。
人は起きている間は緊張状態にあり、自分の意思とは関係のない表情をしていることが多いでしょう。
ですが、眠っている時は本心やその人本来の表情をしていると言っても過言ではありません。
寝ている間は深層心理にあるものがそのままに表面化しやすいので、その人の生き方や感情の特徴が出やすいのだと言います。
性格的特徴として「よく悲観的になる」傾向が強ければ、夢の内容もそれに近いものになるでしょうし、
ストレスが溜まっている状態であれば、苦しい夢をよく見ることになるでしょう。
眠っている間の人は無表情なことが多いと思われがちですが、意外に色んな表情をしているものなのだそうです。
そのことからも、使われる表情筋に偏りができて、顔つきに癖がでてくると考えても自然ですよね。
「性格は顔に出る」年齢は関係ある?
性格は顔に出ると思うという意見にも合ったように、年齢を重ねるほど、性格的特徴が顔に表れやすいと言われています。
本当に性格が顔に出ることと、年齢には関係があるのでしょうか。
その辺りを詳しく調べてみましょう。
(1)顔の表情は表情筋の発達具合で差が出る
顔の表情を作り出している表情筋は、感情に合わせた動きをするようにできています。
笑った時の表情筋の動き。
怒った時の表情筋の動き。
悲しんだ時、喜んだ時と、それぞれに動き方に違いがあるでしょう。
人の個性や性格の特徴によっても、表情筋の使い方にはそれぞれ癖がでてきます。
例えば、大きな声で思いっきり笑う人と、クスッと小さく笑う人とでは表情筋の使い方にも違いが出てきますよね。
ともなれば、表情筋の発達具合にも差が出てきて当然だと言えます。
若い頃は筋肉も柔らかく、柔軟性もある。さらに、色んなバリエーションの表情をする出来事が次々と起こり、目まぐるしく時間が過ぎていきます。
ところが、ある一定の時間を生きてくると、その人なりの生き方が固定され、ある程度のパターンが生まれるようになります。
となると、決まった日常、いつもと同じ感情、変わらぬ日々がその人の表情に特徴を作っていくことになり、生き方や性格が顔に刻まれていくという流れになるように思います。