生理は毎月順調に来ればよいのですが、たまに不順になる時があったり、もともと、生理不順の方もいます。
「今月は生理が遅いな」「今月はもう来ないのかな」と思った時に、黒いカスや点状、繊維状のおりものが出てくることが多いです。
黒いおりものが出てくると、「何かの病気?それとも妊娠したのかも!」と焦る人もいますが、妊娠を希望していない人の場合は、この黒いカスや点、繊維状のおりものが生理である可能性が高いです。
「でも生理と違って少量だし、おりものでは?」と言われる方も多いですが、病院で診察を受けると医師から「これは生理ですね」と言われるケースも少なくありません。
生理が黒いカスや点状、繊維状になる原因はホルモンバランスの乱れだと言われています。
何らからの原因でホルモンバランスが崩れておりもののような少量の出血になることもあるようです。
【黒いおりもの】原因④妊娠初期
4つ目の原因は妊娠です。妊娠を希望している女性の場合、妊娠初期に黒または茶色っぽいおりものが出ることがあります。
これは妊娠による着床出血と言われるものです。受精卵は子宮内膜に着床をしますが、この着床をした時に、内膜を少し傷つけたため少量の出血が出てくることがあるのです。
妊娠の着床出血の場合、2日から3日程度で出血が治まります。ただ、それ以上続いたり痛みがある、または黒色ではな真っ赤な鮮血のような場合は流産などを引き起こしていることも考えられるので自己判断しないで病院へ行くことが重要です。
◆関連記事:おりものの塊の意味は?
【黒いおりもの】対処法①病院で子宮の検査
では、ここから黒いおりものが出てきた時の対処法について説明をします。
まず、黒いおりものが2、3日くらいで止まるようであれば一時的な症状で心配ありませんが、何日も続く、痛みや発熱などのおりもの以外の不快な症状が出ている時は医師の診察を受けましょう。
産婦人科やレディースクリニックへ行くことが必要です。その際は医師から生理の周期を尋ねられたりおりものの症状がいつからあるのかなど質問されるので覚えておきましょう。
また、診察では内診がある可能性が高いです。エコーや触診で膣や子宮の状態を医師が診ます。
また、20歳を超えた方は子宮がん検診を受けておいた方が良いでしょう。内診は緊張するかもしれませんが、力を抜いてリラックスすることでスムーズに受けることができます。
病院へ行くタイミングは生理前がいいのか生理後がいいのか、それとも生理中でもいいのか、いつがベストなのか難しいですよね。
病院としては生理前でも後でも、最中でも診察は受け付けてくれます。ただ、生理中で気になる方は終わってからにしましょう。
◆関連記事:妊娠でおりものは変わる?
【黒いおりもの】対処法②ストレスを溜めない
2つ目の対処法はストレスを溜めないことです。ストレスを溜めると自律神経が乱れます。自律神経が乱れると、ホルモンバランスが崩れがちになります。
すると生理不順が起こったり、生理の出血量が減ったりすることもあります。
上記でも紹介したようにしっかりした量がある生理が来ないで、黒いおりもの程度の生理になったりすることもあります。
女性の体はストレスに左右されがちです。この現代社会でストレスを溜めない生活をするのは難しいですが、できるだけ注意して毎日を過ごすようにしましょう。