記事の目次
- 1.妊婦にカレーって大丈夫なの?
- 2.「妊婦の食事」 気をつけたいこと
- 3.【結論】妊婦はカレーを食べても大丈夫!
- 4.妊婦がカレーを食べるメリットとデメリット
- 5.【妊婦のカレー】メリット:冷え性を改善できる
- 6.【妊婦のカレー】メリット:食欲がない時に食べやすい
- 7.【妊婦のカレー】メリット:作り方で栄養素をたくさん摂れる
- 8.【妊婦のカレー】デメリット:塩分が多目
- 9.【妊婦のカレー】デメリット:カロリーが高め
- 10.【妊婦のカレー】デメリット:胃腸に負担をかけやすい
- 11.妊婦がカレーを食べる注意点
- 12.【妊婦がカレーを食べる注意点】分量を適度に
- 13.【妊婦がカレーを食べる注意点】カレーの作り方に気をつける
- 14.【妊婦がカレーを食べる注意点】激辛・爆盛スパイスは避ける
- 15.妊娠初期にはカレーは控えるべき?
- 16.【まとめ】妊婦にインドカレーって平気だよね?
妊婦はカレーを食べてもいいのか?
結論を先に言ってしまうと、「大丈夫!」です。
産婦人科の先生も、カレーを食べても大丈夫だと言われています。ただし、高血圧の妊婦さんや、体重管理が必要な妊婦さんについては、難色を示すお医者さんもいらっしゃいます。
カレーは高カロリーで塩分も高いメニューですから、食べ方や食べる頻度、カレーの作り方などにも左右されるでしょうね。
妊婦がカレーを食べるメリットとデメリット
妊婦さんがカレーを食べるにあたってのメリットとデメリットについて、まとめてみました。
カレーと言えばスパイスや香辛料の多さが気になるところです。あと、塩分の多さや油脂がたっぷり含まれていることなども、どうなんだろうと思える材料になりますね。
妊婦と言えば、妊娠初期などにみられるつわり、中期、後期にまで続く軟便や便秘などにも、カレーは影響があるのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
【妊婦のカレー】メリット:冷え性を改善できる
カレーに含まれるスパイスは、血行を良くしたり発汗作用があるものが多いです。
妊娠初期だけに限らず妊娠中の冷えは大敵であることはみなさんもご存知でしょう。
なるべく血の巡りを良くして、赤ちゃんに栄養素をたくさん運んであげたいですよね。そのために軽い運動やストレッチ、食べ物でいうと新陳代謝がよくなる作用があるものを選びたいところです。
カレーのスパイスはその点でとても優秀。
冷え性の改善や老廃物を体外へ流す役割を果たしてくれる優れものですよ。
ただし、カレーのスパイスが良いものであったとしても、摂り過ぎはいけません。身体に良いものでも摂り過ぎは良くないことは、カレーのスパイスでなくても当たり前のことですよね。
【妊婦のカレー】メリット:食欲がない時に食べやすい
妊婦でなくても、食欲がない時にカレーなら食べれるといった経験がある人もいるはず。
カレーのスパイスには、コリアンダーやクミンといったものが含まれていることが多く、胃腸の働きを活発にさせる効果が期待できるとされていますよ。
インドカレーやスパイスの利いた香りを嗅いだだけで、なんだかお腹が鳴る思いをした人もいますよね。
カレーには適度なスパイスと油分が含まれているお陰で、大腸を刺激する働きも見込めるため、お腹周りの動きを活発にする作用がありますよ。
もちろん、妊娠時のつわりが激しい時は、スパイスの香りやこってり感がする香りに当てられて、つわりの症状を重くさせてしまうこともあるので注意しましょうね。
【妊婦のカレー】メリット:作り方で栄養素をたくさん摂れる
カレーを市販のカレールーとオーソドックスな野菜のみで作ると、摂取できる栄養素に偏りができるケースがあります。
ですが、鍋料理の良いところは、色んな野菜を煮込むことができて、さらに美味しくなる場合が多いということですよね。
妊娠初期やつわりのひどい時でなく、小まめにキッチンで作業ができるコンデションの時に、たくさんの野菜入りカレーを作ってみるのはいかがでしょうか?
インドカレーのようなカレーやスパイスにこだわる人なら、妊婦に良いとされるものだけをチョイスすることも可能ですし、カレーの中に苦手な野菜も煮込んで潰してしまえば、味や食感として目立つことも少なくいただけますよ。
【妊婦のカレー】デメリット:塩分が多目
市販のカレールーで作るカレーや、濃い味が好きな人はついつい塩分が高めになってしまいがちなカレー。
塩分の取り過ぎは、妊婦や赤ちゃんに悪影響を与えてしまうリスクが高くなるので、控え目にしておいた方がいいです。
妊婦の一日に摂取しても影響がないとされる塩分量は、7g~8gほどに抑えたいところ。
ちなみに平均の日本人女性の一日の塩分摂取量は、10.1gだそうですので、普段の生活よりも塩分控えめな食生活を心がけた方が良いといった感じでしょうね。
妊娠高血圧症候群と診断された場合は、塩分の摂り過ぎにもっとも気をつけた方が良いでしょう。この場合は一日の塩分摂取量を7g以内に抑えたいですね。
一例として、カレーチェーンのCoCo壱番屋さんが公開しているポークカレーの塩分量は、一皿3.2gだそうです。
炭水化物と油脂が多く含まれるカレーのカロリー、気になりますよね。
妊娠時は太りやすい体質になっていますので、一日の摂取カロリーも摂り過ぎには注意したいところです。
カレーの平均的なカロリーは600㎉~750㎉ぐらいとされており、作り方やカレーのトッピングでさらに増加することになるでしょうね。
【妊婦のカレー】デメリット:カロリーが高め
ついつい食べ過ぎてしまうという妊婦さんは、カレーのご飯とルーの量を減らし、副菜としてサラダや温野菜をプラスするなど工夫をした方が良いかもしれません。
いかにカレーに含まれるスパイスに新陳代謝を高め、発汗作用を促す効果があると言えど、食べ過ぎは太る元ですから十分に注意しましょう。
【妊婦のカレー】デメリット:胃腸に負担をかけやすい
カレーには多くのスパイスや香辛料が含まれており、さらに脂油が多いため、胃粘膜を傷つけたり、消化に時間が掛かったりすることがあります。
妊娠初期にみられるつわりがひどい時や、胃酸が強くなって胃が荒れている時などはカレーを食べるのを控えた方がいいかもしれません。
特に、辛口のカレーや自分の体質に合わないスパイスが含まれている場合、思わぬ体調不良に見舞われることがあるため注意が必要。
お腹が緩くなっている場合も、胃や腸に負担をかけることになるので避けた方がいいかもしれませんね。