記事の目次
- 1.自虐的な人の心理7選!上手な付き合い方も解説!
- 2.「自虐的」の意味は?「謙遜」との違い
- 3.自虐的な人の心理とは? 7選
- 4.【自虐的な人の心理】①構って欲しい
- 5.【自虐的な人の心理】②笑いを取りたい
- 6.【自虐的な人の心理】③場を和ませたい
- 7.【自虐的な人の心理】④精神的な負担を減らしたい
- 8.【自虐的な人の心理】⑤ナルシスト
- 9.【自虐的な人の心理】⑥自分に自信がない
- 10.【自虐的な人の心理】⑦人並では満足できない
- 11.自虐的な人との上手な付き合い方 タイプ別3選
- 12.【自虐的な人との付き合い方】①ほどほどの距離を保つ
- 13.【自虐的な人との付き合い方】②「自分に厳しい」で褒める
- 14.【自虐的な人との付き合い方】③迷惑であると伝える
- 15.自虐的な人との付き合い方における注意点
- 16.自虐的な人の心理7選!上手な付き合い方も解説!
自虐的な人の心理7選!上手な付き合い方も解説!
あなたの周りに「自虐的な人」はいませんか?
自虐的な人とは、何事もマイナスな性格、特に自分を貶める性格です。
何かと自信を無くし、自分の容姿や性格を否定したり、失敗すればすべて自分の責任だと思いこんだり…。
とにかく自己否定をするという特徴があります。
謙遜は美徳とされるのが特徴の日本ですが、行き過ぎた謙遜は自虐となり、
自虐的な発言を聞かされた相手を困らせます。
たとえ自虐通りであっても「そんなことないよ」と慰めてあげた方が良い場面なのか、
はっきりと真実を伝え、プラス思考ができるように助言するべき場面なのか、
自虐的な人の性格や特徴よって正しい対応は様々。
正しい対応をしなければ、余計に落ち込ませたり、場合によっては逆切れさせてしまい、空気を悪くしてしまうことさえあります。
相手の自虐的な発言の裏にある心理を読み取って、性格や特徴に合わせて正しい対応をしなければならないというのは、正直とても面倒ですよね。
自虐的な人とは距離を置くのが手っ取り早いのです。しかし、仕事関係や学校関係での知り合いであれば、そうはいかないことも多々あります。
どうしても離れられない関係の人が自虐的な人であった場合、
どのような付き合い方をすれば上手くいくのでしょうか?
自虐的な人との上手な付き合い方で大切なのは、
自虐的な人がどのような心理や性格をもってして、自虐的な発言をしているのか、自虐的な発想に至るのかを知ることです。
自虐的な人の心理にも、いくつか特徴やタイプがあります。
あなたの知り合いの自虐的な人がどのタイプに当てはまるかで、おおよその上手な付き合い方が見えてきます。
自虐的な人の心理や性格、特徴とは、基本的に変えようと思っても変えられないものです。
自虐的な人の発言を真に受け続けるのは、あなたにとってもマイナスなこと。
親友でもない人のために心を砕いたり、イライラとストレスが溜めたり、
自虐的な方向へ引きずられて自分まで自虐的な性格になってしまったりするかもしれません。
自虐的な人との上手な付き合い方を身につけて、ほどほどに自虐に付き合い、さらりと受け流せるようになりましょう。
「自虐的」の意味は?「謙遜」との違い
自虐は、「自分を虐める」と書きます。意味をほぼそのままです。
自虐的とは、自分を苦しめたり、自分を責めたり、何かと自分を貶めることを意味しています。物理的に苦しめる意味はもちろん、精神的に苦しめるという意味も含んでいます。
謙遜と少し意味が似ている気がしますね。ちなみに謙遜とは、遜(へりくだ)ること・控えめな態度を意味しています。
意味の部分だけをみると、自虐的も謙遜もどちらも「自分を下げている」という意味で、近しい印象を受けます。
意味はよく似ている自虐と謙遜ですが、この2つには大きな違いがあります。
「どんなときに出るか」「自分下げの度合い」「言葉選び」などです。
自虐的は、失敗したり本人に何か思うところがあったりした時に、あらゆる否定的な言葉で過剰な自分下げをすること。
謙遜は、相手に褒められたときに、自分を過小評価すること。
謙遜は褒めたときにだけ出ますが、自虐はいつ出てくるか分かりません。
「自分下げの度合い」「言葉選び」次第では、謙遜が自虐になってしまうこともあります。
相手に褒められたときに出た謙遜であっても、過小評価におさまらず、あらゆる否定的な言葉で過剰な自分下げをしてしまえば、それは自虐になります。
行き過ぎた謙遜は自虐になるとはこういう意味です。
褒めた相手が「褒めた側の立場がないじゃないか」と思えるほどの謙遜具合であれば、それは自虐になってしまいます。
自虐的な人の心理とは? 7選
自虐的な人との上手な付き合い方で大切なのは、
自虐的な人がどのような心理をもってして、自虐的な発言をしているのか、自虐的な発想に至るのかを知ることです。
自虐的な人の心理にも、いくつか特徴やタイプがあります。
あなたの知り合いの自虐的な人がどのタイプに当てはまるかで、おおよその上手な付き合い方が見えてきます。
自虐的な人の心理のタイプの見分け方は2つ。
自虐的な人の心理タイプ①自分に自信があるかないか
自虐的な人本人の考え方から見分ける方法です。
自分に自信がある人は、自分を自虐的な発言通りだとは思っていないのが特徴です。
「自分は可愛くない」「自分は仕事ができない」という自虐的な発言の裏腹には、「私は結構かわいいほう」「私はあの子よりは仕事ができる」という自己肯定的な心理・性格を隠し持っています。
一方で自分に自信がない人は、何らかのトラウマやコンプレックスを抱えており、心から自分は自虐的な発言通りの人間だと思い悩んでいるのが特徴です。実際に自虐的な発言通りの人間かどうかは関係ありません。
自虐的な人の心理タイプ②人並のポテンシャルがあるかないか
こちらは、他者の評価から見分ける方法です。
人並のポテンシャルがある人は、自分に厳しかったり理想が高かったりするだけで、実際には自虐的な発言通りの人間ではないことがほとんどであるのが特徴です。
「仕事が上手くいかない」と自虐をしていても、世間一般的には十分成功していたり、「私はブスだ」と自虐していても、世間一般的には普通に可愛かったりします。
人並のポテンシャルがない人は、本当に仕事ができないからこそ「私は無能だ」と悩み、その点についての自虐を繰り返しますし、お世辞にも美人ではないからこそ「私はブス」と悩み、やはりその点についての自虐を繰り返すのが特徴です。
【自虐的な人の心理】①構って欲しい
自虐的な人の心理①は「構って欲しい」です。
大抵の人は、自虐的な発言をした相手を気の毒に思い、励まそうとしますよね。相手が自虐した部分を褒めることで、その自虐を一生懸命に否定してあげる方が多いと思います。
「構って欲しい」という心理を持つ自虐的な人は、自虐的な発言をすれば、相手が優しくしてくれる・褒めてくれることが分かっていて言っているのが特徴です。
この心理を持つ自虐的な人は、自虐的な発言をする相手をよく見極めているか、自分に相当な自信があるか、どちらかが心理の根底にあります。
自虐的な発言をする相手をよく見極めている人は、相手が励ましたり慰めたりしてくれる優しい人柄でなければ、自虐的な発言はしません。
自分に相当な自信がある人は、自虐的な発言をしても相手が褒めてくれるのが当然だと思っています。このタイプは、自虐的な発言に「本当にその通りだね!!」と返すと、性格上逆切れしたり拗ねたりしてしまいます。
「私って本当にブス」と言えば、「そんなことないよ、可愛いよ」と返ってくる。
「私はなんて無能なんだろう」と言えば、「あなたはとても頑張ってるよ」と返ってくる。
相手が慰めてくれる・褒めてくれる言葉を引き出すため、つまり相手に構ってもらうために、
相手の同情を引ける自虐的な発言・行為をしているのです。
コンプレックスが根底にある自虐とは違い、「構って欲しい」という心理からの自虐は、そこまで自分が自虐的な発言通りだとは思っていなくても言ってしまいがちです。
時に自虐的な発言・行為にブレが生じることがあります。また、次々に自虐できる部分を探すため、周りにしたらどうでもいい些細なことを持ち出して自虐することもあります。
コンプレックスが根底にある自虐であれば、「また?」と思うことはあっても、比較的親身になって、相談に乗ろうという気になれます。
しかし、「構って欲しい」という心理からの自虐は、自虐に統一性がなく、付き合うのが面倒くさくなってきてします。
「構って欲しい」という心理を持つ自虐的な人は、自己中心的であまり相手の気持ちを考えられません。相手が「面倒くさい」と思っているかもしれないという発想には至らないのです。