産後の悪露の量の変化をご説明しますが、個人差があるものなので絶対ではありません。
一般的に産後の悪露は鮮血から始まって、赤褐色から薄いピンクの出血になり、茶褐色から黄色やクリーム色へと変化をしていきます。
この出血の変化も、1ヶ月ほどで終わる人もいれば、2ヶ月ほど掛けて少しづつ変化する人もいて様々です。
出産方法でも違いがある
産後の悪露は、出産方法にもよって変わってきます。
産後の出血は普通分娩で出産をした人よりも、帝王切開で出産した人の方が鮮血も出血も長引く傾向があります。
普通分娩と帝王切開の違い
普通分娩は陣痛で子宮口が開く事から、子宮内に残っているものが出やすくなります。
その為に、悪露が1ヶ月以内で終わる人も多いようです。
普通分娩予定の途中に何らかの理由で帝王切開になった場合は、子宮口が少し開いているので、長引かずに悪露が終わる可能性が高いです。
完全に帝王切開の出産予定だった場合は、陣痛が起きていないので子宮口は閉じています。
子宮口が閉じているので、子宮内に残った物が完全に出るのに時間が掛かるかもしれません。
どちらの出産に関しても一例です。
子宮の戻り方や出血の量などの個人差もありますから絶対ではない事だけ覚えておいて下さい。
『産後の出血はいつまで?』一ヶ月検診
産後の悪露の経過は、病院の一ヶ月検診で診てもらえます。この時に出血が止まっていれば全く問題はありませんが、まだ鮮血が続き不正出血があるような場合には子宮の戻りが悪い可能性があるので、それに伴った治療を病院で受ける事になります。
子宮復古不全
産後に子宮が元の大きさに戻る事を子宮復古と言いますが、子宮の戻りが悪い事を子宮復古不全と言います。
子宮復古不全になると鮮血が続いたり、悪露が止まらないなどの症状が見られます。病院を退院した後に復古不全になる事もあるので、不正出血や長く出血が止まらないなどがある場合は病院を受診しましょう。
子宮復古不全の原因
子宮の戻りが悪いのには様々な要因があります。経産婦さんや高齢の場合なども原因の一つで、産後に無理をしてしまうと戻りが悪くなる事もあります。
『産後の出血はいつまで?』量が増えたら危険?
一般的に少しづつ出血の量は減っていきます。
急激に量が増えても何日かで落ち着く場合、様子を見ていても平気な事が多いです。
個人差があるものの、鮮血が止まらない事や不正出血がある場合などは一度病院へ相談をした方が良いかもしれません。
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