赤ちゃん・新生児の嘔吐:噴門弛緩症の対処法
噴門弛緩症の場合は、基本的に手術などの大掛かりなことはしないのが一般的です。
基本的に、噴門の筋力が上がるまでの対処をするのが一般的です。
ミルクや母乳を一度に大量に飲ませない。
噴門の筋力が弱いので、大量にミルクを胃にとどめておくことはできません。
げっぷをさせた後もしばらく縦抱きにしておく
げっぷをした段階では、ミルクは胃に残っています。腸に流れるまで少し待ってください。
おなかを圧迫しないこと
おなかを圧迫すると、嘔吐しやすくなります。
対処法ではないけれど重要なこと
清潔にすること
嘔吐した時に、洋服や体などを清潔にしておいてください。
別の病気を誘発する可能性があります。
◆関連記事:産後のイライラが止まらないあなたへ
新生児(赤ちゃん)が嘔吐する原因(4) その他の原因
赤ちゃん(新生児)が嘔吐する原因としては主に上記の3点なのですが、
それ以外にも原因はあります。
一部としては
・食中毒・胃腸炎などのウイルス・細菌感染などが起きるもの
下痢などを併発するケースもあり
・中耳炎・喘息などに随伴する吐き気・嘔吐
喘息や中耳炎の症状と一緒に現れます。
・腸重積症や、消化管閉塞などの消化器系の病気
緑色の嘔吐をすることもあります。
・髄膜炎や頭を打ったことが原因によるもの
けいれんなどの症状を併発することもあります。
これらは、深刻な病気に発展することもあるので、早めに病院で相談してください。
新生児(赤ちゃん)が嘔吐した時の対処法 こんな時には病院に!
子育て中に赤ちゃんがミルクや母乳を吐いたら、たとえ噴水のように吐かなくてもパパやママは動揺しますよね。
前述したように、生理的な原因である場合と自然に治るもの、深刻な病気である場合が混在しています。
こんな場合には、病院で相談をしてください
1 大量に嘔吐した場合。
前述の幽門狭窄症の可能性があり。
噴水みたいに大量に嘔吐することもあり。
2 胆汁様(緑色)のものを嘔吐した場合やそれが持続した場合
消化器系の異常の可能性あり
3 一日5~10回の嘔吐をした場合
結果的に大量の嘔吐となり、脱水症状を誘発します。
4 脱水症状が出ている
口唇や舌が乾燥していたらそれは脱水症状です。
5 嘔吐以外の症状が出ている
下痢などの症状が出ていたらすぐに病院へ
6 機嫌が悪い・元気がないなど
7 ミルクの飲みが悪い
8 いつもと同じようにしているのに何となくおかしい
まとめ
赤ちゃんがいきなり嘔吐したら、子育て中のお母さんは不安になりますよね。
たとえ、噴水のように大量に吐かなくても、不安になると思います。
普段から様子を確認しておくことが大切です。
赤ちゃんは、1日に平均で30gずつくらい成長をしています。
できるなら毎日体重を測って、きちんと体重が増えていれば心配はいりません。
もしも、それでも不安なら、子育てに関して相談を受けてくれる機関に相談も可能です。
地方自治体や、個人運営のサイトや子育てサークルなどで、相談を受け付けていたり、
赤ちゃんの定期健診(1か月検診など)でも、具体的なアドバイスをくれることがあるので、
そういったリソースをうまく活用して、負担の少ない子育てをしていきましょう。