産後に肌荒れが起きやすい原因がわかったところで、具体的に、産後のひどい肌荒れはどのような症状として現れるのでしょうか。
実は産後のひどい肌荒れの症状というのは人によって大きく違ってきます。
主な産後の肌荒れの症状の出方についてここからみていきます。
【産後のひどい肌荒れの症状①】ニキビ・吹き出物・かゆみ等
乾燥肌などの皮膚トラブル産後のひどい肌荒れの症状として起こりやすいものには、ニキビや吹き出物、かゆみ、乾燥肌といった肌トラブルがあります。
こういった肌荒れが起こる原因として一番大きなものは、ホルモンバランスが変化することや、生活のリズムが乱れてストレスや疲れが溜まってしまうことです。
また、妊娠から出産というのは妊娠前との体質を大きく変化させるものです。妊娠前と体質が変わったことで、肌質も変わり、妊娠前と同じスキンケア用品や化粧品を使っていたら合わなくなって肌荒れを起こしてしまうということもあります。
肌荒れの症状や程度には個人差が大きいものですが、妊娠前に肌荒れがひどかった人は、出産後にはさらに肌荒れがひどくなる人が多いようです。
【産後のひどい肌荒れの症状②】シミ・そばかす・黒ずみ
吹き出物やニキビ、かゆみといった肌荒れの症状のほかに、出産後には肌にシミやソバカス、黒ずみが増えたという人も多いものです。
シミやソバカス、黒ずみという肌トラブルの原因となるものは、紫外線を浴びると肌を守るために生成されるメラニン色素が増加することです。
妊娠中というのは、増加する女性ホルモンの影響により、このメラニン色素が増えるために、どうしてもシミやソバカス、黒ずみといった肌トラブルが多くなってしまいます。
【産後のひどい肌荒れの症状③】妊娠線
出産後の肌トラブルには、妊娠線もあります。妊娠中から妊娠線の予防のためのスキンケアを丹念に行っていた人でも、妊娠後期に一気にお腹が大きくなったり、出産に向けて太腿やお尻に短期間で多くの脂肪がついて急激に大きくなることで、できてしまう人もいます。
妊娠線というのは真皮と皮下組織に裂け目ができてしまうもので、一度できてしまった妊娠線を消すことはなかなか難しいものです。
出産後、しばらく経つとだんだんと色も目立たなくなってくるので、しばらくは我慢して目立たなくなるのを待ちましょう。
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産後は肌質が大きく変わる人も!!
妊娠前に使っていた化粧水などのスキンケア用品や化粧品を使っていたのに、ニキビや吹き出物などの肌荒れがどんどんとひどくなっていくという人がいます。
時にはひどいかゆみや肌の赤みに悩まされる人も出てきてしまい、皮膚科に慌てて飛び込む人も多いものです。
化粧水などでスキンケアをすればするほど、ニキビや吹き出物、肌のかゆみがひどくなるという場合には、妊娠前に使っていたスキンケア用品や化粧品が肌に合わなくなったことが考えられます。
妊娠、出産というのは体の中に劇的なホルモンバランスの変化をもたらし、出産前とは大きく体質が変わることがほとんどです。
体質が変わることによって肌質も変わることも多く、妊娠前に使っていたスキンケア用品や化粧品が合わなくなることもよくあります。
また、妊娠中や出産後というのは、肌の状態が敏感肌になっているものです。いつも使っていたスキンケア用品や化粧品が合わなくなった場合には、低刺激のものを使いましょう。
また、家にいることが多い時には、スキンケアだけにしてお化粧は我慢するようにしましょう。
産後のひどい肌荒れスキンケアの方法は?!
産後のひどい肌荒れに悩んでいる人にとっては、スキンケアをどのようにしたらいいのかということは、とても悩むところですよね。
出産後に肌質が変わり、敏感肌になってしまったお肌を、これ以上肌荒れを起こさないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。
ここからは、産後のひどい肌荒れのスキンケアの方法についてお伝えします。
【産後のひどい肌荒れのスキンケア①】低刺激のものを!
産後のひどい肌荒れに悩んでいる人は、まず化粧水や乳液などのスキンケア用品を、低刺激なものに変えましょう。
低刺激な化粧水や乳液などというと、自然派の無添加のものを選ぶ人がいますが、高額な自然派の無添加のものでも、入っている成分によっては肌に合わずに肌荒れがひどくなってしまうこともあります。