記事の目次
- 1.妊娠線って格好悪いですよね…
- 2.妊娠線とはどんなモノ?
- 3.妊娠線ができる原因とは?
- 4.【妊娠線ができる原因①】皮膚が急に伸びるから
- 5.【妊娠線ができる原因②】ホルモンの影響
- 6.妊娠線ができやすい人には特徴がある!!
- 7.【妊娠線ができやすい人①】30歳以上の妊婦
- 8.【妊娠線ができやすい人②】冷え性の人
- 9.【妊娠線ができやすい人③】乾燥肌
- 10.【妊娠線ができやすい人④】皮下脂肪が多い人
- 11.【妊娠線ができやすい人⑤】多胎妊娠
- 12.妊娠線予防はいつからするべき?
- 13.妊娠線予防の対策にはどんなものがある?
- 14.【妊娠線予防の対策①】急激な体重増加を避ける
- 15.【妊娠線予防の対策②】脂肪を付け過ぎない
- 16.【妊娠線予防の対策③】保湿ケアは必須!!
- 17.【妊娠線予防の対策④】保湿ケアは毎日!
- 18.【妊娠線予防の対策⑤】お風呂でしっかり温まる!!
- 19.【妊娠線予防の対策⑥】腹帯やガードルを付ける!!
- 20.【妊娠線予防の対策⑦】妊娠線ができても対策継続!!
- 21.【妊娠線予防の対策⑧】内側からも水分補給を!
- 22.【妊娠線予防の対策⑨】規則正しい生活を!!
- 23.妊娠線対策をバッチリとしましょう!!
妊娠線って格好悪いですよね…
待望のあかちゃんを授かって、大きくなっていくお腹に、会える日を楽しみにしていたら、なんと!!
お腹の脂肪が割れて線になっている!!
これは妊娠線というものだということは皆さんよくご存知ですよね。
妊娠線は妊娠したら誰でもなるんだから、と諦めている人もいるようですが、ちょっと待って!!
妊娠線はできやすい人とできにくい人がいるんです!!
そして、できやすい人でもきちんとした予防ケアを行えば防ぐことができるものなんですね♪
この記事では妊婦さんやこれから妊娠予定の人ならだれでも気になる妊娠線ができやすい人や原因、妊娠線を予防するための対策法についてお伝えしたいと思います。
妊娠線を防いで、赤ちゃんを産んでもキレイなすべすべお腹を保ちましょうね!!
妊娠線とはどんなモノ?
まず妊娠線とはどんなものなのでしょうか?
妊娠すると子宮の中で赤ちゃんが育って大きくなっていきますよね。
お腹の中の赤ちゃんはたった10か月という短い間に、顕微鏡をのぞかなければ見えないほど小さい受精卵から、生まれるころには身長約50cm、体重3kgにまで育つのです。
当然、赤ちゃんが入っている子宮も、子宮が入っているお母さんのお腹も大きく膨らむのはご存知の通りです。
食べすぎで太っていく場合には、ある程度の年月を掛けてお腹が膨らんでくるものですが、妊娠の場合にはその変化が短い期間でおこります。
そのためにお腹の皮膚の伸びがついていくことができずに、皮膚の真皮が割けて断裂してしまうために起こります。
だいたい妊娠線とは妊娠5か月から7か月くらいの急激にお腹が大きくなる時期からできやすくなります。
妊娠線のでき方には個人差があって、お腹の上下に正中線と呼ばれる線が1本だけ入る人もいれば、ひび割れのように何本も入る人もいます。
また太ももやヒップ、二の腕、バストなど体の他の部分にも妊娠線が入ってしまう人もいます。
一度できてしまうと妊娠線はなかなか消えてくれません。
できる前の予防が肝心になります!!
妊娠線ができる原因とは?
妊娠線ができる第一の原因は、皮膚が短い間に急激に伸びることですが、もう少し具体的にその原因を見ていきましょう。
いったいどんなメカニズムが原因で妊娠線はできてしまうのでしょうか?!
【妊娠線ができる原因①】皮膚が急に伸びるから
まず、妊娠線ができてしまう第一の原因は皮膚が急激に伸びるからです。
妊娠4か月くらいまではそれほどお腹は目立ちませんよね。
妊娠4か月だとだいたいおなかの赤ちゃんは体長15cm、100gくらいで、大きさはいなりずし1個くらいなので、周りの人は妊娠に気が付きません。
それが妊娠5か月になると急激に赤ちゃんは大きくなっていきます。
妊娠5か月で約300gでご飯茶わん1膳から2膳くらい、妊娠6か月で約500gでどんぶり1杯から2杯くらい、妊娠7か月で体重約1kgで牛乳パック1本の重さになります。
そこから更に3か月で一気に2kgも体重が増えていくのです。
お母さんのお腹の皮膚も当然赤ちゃんの成長に合わせて伸びていきます。
皮膚の構造は身体の外側から表皮、真皮、皮下組織の三層からできています。
妊娠すると皮下組織の中にある脂肪細胞が急激に大きくなります。
表皮はその脂肪細胞の大きさの変化についていくことができるのですが、真皮と脂肪細胞の一部はついていくことができずに断裂してしまうのです。
表皮についた切傷は時間が経てばキレイに治るものですが、その奥の真皮の傷はなかなか治りません。
一度できた妊娠線がなかなか消えないのはそういった理由からです。
【妊娠線ができる原因②】ホルモンの影響
また妊娠線ができてしまう原因にはホルモンも関係してきます。
妊娠すると妊娠を継続させて、赤ちゃんを成長させるために体の中のホルモンバランスがさまざまに変化しますよね。
その中にはステロイドホルモンの一種であるエストロゲンとプロゲステロンの分泌量の増加もあります。
この2つのステロイドホルモンは妊娠を継続させて、お腹の中で赤ちゃんを育てるのには欠かすことができないホルモンなのですが、肌の修復を妨げる働きもあります。
そのために、お腹が急激に大きくなった時に、真皮や皮下組織がダメージを受けても、肌の新陳代謝が遅くなり、自力で修復をする力が弱まってしまうのです。
妊娠中は肌の再生力が弱まることも妊娠線ができてしまう原因になるのです。