【妊娠線ができやすい人⑤】多胎妊娠
妊娠線ができやすい人の特徴の5つ目は、多胎妊娠です。
双子や三つ子を妊娠すると、お腹の中の赤ちゃんの人数が、1人だけの妊娠の妊婦さんに比べると多くなる分だけ、お腹が大きくなります。
しかも多胎妊娠でも、1人当たりの成長は他の赤ちゃんとほとんど変わりませんよね。
どうしてもお腹が大きくなると、その分だけ皮膚の伸びも激しくなるので、妊娠線ができやすくなってしまうのです。
妊娠線予防はいつからするべき?
妊娠線ができやすい人できにくい人がいることがわかりましたよね。
妊娠線ができる原因は人それぞれですが、妊娠が分かったら、特に妊娠線ができやすい人は、対策をすることが大切になります。
では妊娠線の対策はいつから始めたらいいのでしょうか?!
妊娠線の対策をいつから始めたらいいのか、というと、妊娠線ができてからで大丈夫!と思っている人もいるようです。
でも実はいつから始めたらいいのか、といって妊娠線ができてから始めるのでは実は遅いんですね。
妊娠線ができるのは真皮と皮下組織の脂肪細胞です。
表皮の傷は簡単に修復できますが、真皮と皮下組織にできてしまった傷というのは一度ついてしまうとなかなか跡が治りません。
ということは妊娠線予防とはいつから始めるべきか、というと妊娠線ができる前、妊娠初期から始めるべきなんですね。
妊娠線予防の対策にはどんなものがある?
妊娠線予防の対策とはいつから始めるべきかということで、妊娠が分かったらすぐに取り組んだ方がいいことがわかりましたね。
ところで妊娠線対策予防とはいったいどんなことをすればいいのでしょうか?!
ここからは具体的に妊娠線予防の対策についてお伝えします。
【妊娠線予防の対策①】急激な体重増加を避ける
妊娠線予防の対策として、まず大切なことは急激な体重増加をしないように気を付ける、ということです。
妊娠すると赤ちゃんの分まで栄養を付けなくてはと頑張ってたくさん食べる人や、食べづわりで常に食べ続けていないといられなくなる人がいます。
しかし食べすぎて体重が増えすぎると、増えた体重はすべて皮下脂肪になるために、お腹が余計に大きくなってしまい、妊娠線の原因となってしまいます。
出産までの理想的な体重増加は妊娠前のBMIが18以下のやせ型の人で10kg程度、BMI25以上のぽっちゃりさんは8kg程度と言われています。
現在の日本の食環境では、普通に食事ができれば、妊婦さんが栄養失調になって子供の成長に影響を与える、ということはまず考えられません。
栄養を付けることを考えるのではなく、体重をうまくコントロールすることを考えましょう。
【妊娠線予防の対策②】脂肪を付け過ぎない
妊娠線予防の対策には、脂肪を付け過ぎないことも大切です。
体重の急激な増加を防ぐことともつながりますが、特に伸縮性がない皮下脂肪が増えすぎると、妊娠線ができやすくなってしまいます。
赤ちゃんのために一生懸命に食べる量を増やすのではなく、栄養のバランスの良い、適度なカロリーの食事をしっかりと取ることが大切です。
またいつも何か口にしていないと気持ち悪くなってしまう食べづわりの人も、1回に食べるものの量を減らしたり、カロリーの低いものを工夫して取るようにするなどして、1日の総カロリーが増えないように気を付けましょう。
【妊娠線予防の対策③】保湿ケアは必須!!
妊娠線予防の対策には、肌の保湿ケアが必須になります!!
お肌の乾燥は乾燥肌の人でなくても妊娠線の原因になる物です。
ですから肌に適度な潤いをいつも与えておくことで、柔らかい状態に肌を保つことができるのです。
クリームやオイルをしっかりと塗り込んで、よくマッサージをして柔らかい皮膚を常に保つことが大切です。
妊娠線ができやすいのは、お腹周りだけではありません。
妊娠すると脂肪が付きやすいバストや脇、二の腕、太もも、お尻、股の周辺などもしっかりとケアすることが大切です。
妊娠線対策に使うオイルやクリームは妊娠線対策専用のモノを使うのがいいでしょう。
値段や成分、効果などは商品によってかなり差があるので、経済的に無理なく続けられる自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
専用のモノはちょっとお値段が高いな、と感じるのなら、ニベアの青缶も妊娠線対策ができるクリームとして人気が高いのでお勧めです。