【妊婦の胃腸炎】3 胎児への影響
妊婦さんは、妊娠してから体調が悪くなると不安になりますね。
胃腸炎に感染したことで、胎児への影響が心配だと考えている方も多いと聞きます。
胃腸炎が原因で、胎児への影響はないので安心してくださいね。
ママのウィルスが、お腹の赤ちゃんに感染するということはないのです。
胃腸炎は、対処法を知って病院にかかることで短期間で改善します。
【妊婦の胃腸炎】4 対処法~脱水症状には注意
胃腸炎は、直接胎児への影響はなくても注意することがあります。
大切なのが、妊婦さんの水分不足対策で体の中の水分が少なくなると血液がどろどろになります。
血液の循環も滞り、赤ちゃんに充分な栄養を届けることができなくなります。
便秘やむくみになったり、血圧が上がったりして体調が悪くなります。
脱水症状だけは、絶対に避けなければいけないと思っておきましょう。
水分補給をしよう
妊婦さんで胃腸炎になったと感じたら、病院に行く前でもすぐに水分補給もしましょう。
特に下痢や嘔吐の状態が続くと、体の水分が減ってしまいます。
水分は、スポーツドリンクや経口補水液が、水よりも体の中に水分を取り込めるようになっています。
スポーツドリンクは、脱水症状予防のために役立ちますが糖分が多く含まれているドリンクがあります。
コンビニで購入するときは、糖分をチェックして少ないドリンクを選びましょう。
【妊婦の胃腸炎】5 病院は産婦人科?
胃腸炎で熱があり嘔吐や下痢の症状に悩む場合は、病院はどこの科に行くか迷いませんか?
最初に、いつも診察してもらっている産婦人科に電話を入れて症状を話します。
いつから調子が悪いか、熱があるかどうか、水分はとれているかどうかを話しましょう。
1日の食べたものについて、質問されることもあります。
原因については、診察を受けてからわかることも多いです。
すぐに産婦人科の受診を避けるのは、ほかの妊婦さんへの感染を予防することが必要だからです。
いつも通っている産婦人科が遠い場合は、ほかの医療機関でも胃腸炎の治療は受けられます。
大きな病院では、いつもの入り口とは別の入り口を通るようにアドバイスされることもあります。
症状が重い場合は、内科や胃腸科で診察するように言われるでしょう。
内科や胃腸科の病院では、胃腸炎の症状を詳しく伝えると同時に妊婦であることも伝えておきましょう。
【妊婦の胃腸炎】6 薬は勝手に飲まない
妊娠している女性で、下痢や吐き気を治そうと思って市販の薬を飲んではいないでしょうか?
妊婦さんは胎児への影響を考える必要があるので、薬は病院でもらってから飲みましょう。
アレルギーや持病がある方も、薬手帳を持参して医師に伝えておきましょう。
妊婦であることを伝えることで、内科や胃腸科でも胃腸炎の薬は処方されます。
体調がよくなっても自分で判断しないで、薬剤師や医師に相談しながら薬を調整しましょう。
妊婦さんのなかには、胎児への影響が心配で薬は飲まないと決めている方もいますが、胃腸炎を治すことが今は大切だと思いましょう。
薬を飲むときには、使用上の注意は守って継続しましょう。