記事の目次
- 1.おりものに血が混じる!心配はないの?!
- 2.おりものに血が混じる!おりものとは何?
- 3.おりものに血が混じる!おりものの正常な状態とは?
- 4.おりものに血が混じる!その原因とは?
- 5.おりものに血が混じる!心配はいらない原因とは?
- 6.【おりものに血が混じる原因①】生理前後
- 7.【おりものに血が混じる原因②】排卵期
- 8.おりものに血が混じる!妊娠が原因な場合とは?
- 9.【おりものに血が混じる原因③】着床出血
- 10.【おりものに血が混じる原因④】絨毛膜下血腫
- 11.【おりものに血が混じる原因⑤】切迫流産
- 12.【おりものに血が混じる原因⑥】子宮外妊娠
- 13.思春期や更年期に見られるホルモンの乱れによる不正出血
- 14.【おりものに血が混じる原因⑦】無排卵月経
- 15.【おりものに血が混じる原因⑧】黄体機能不全
- 16.何らかの病気が原因で不正出血が起きる場合
- 17.【おりものに血が混じる原因⑨】子宮がん
- 18.【おりものに血が混じる原因⑩】卵巣がん
- 19.【おりものに血が混じる原因⑪】子宮筋腫
- 20.【おりものに血が混じる原因⑫】子宮頚部びらん
- 21.【おりものに血が混じる原因⑬】膣炎
- 22.【おりものに血が混じる原因⑭】子宮頸管ポリープ
- 23.【おりものに血が混じる原因⑮】クラミジア性子宮頸管炎
- 24.不正出血に自己判断は危険!すぐに病院へ!!
【おりものに血が混じる原因①】生理前後
ここに病気などの心配をする必要がない出血には、生理前と生理後におりものに経血が混じることがあります。
生理前になると、子宮内膜が剥がれる準備が始まります。そのために生理前には若干の出血が見られることがあり、その生理前のおりものが茶色のおりものとなることがあります。
生理前だけではなく生理の後に、おりものに茶色いものが混じることがありますが、これは生理前と同じように経血がほんの少しだけ混ざってるを意味しています。
生理が正常に来て正常に終わっていれば、生理前後の多少の出血は特に心配は要らないので大丈夫です。
【おりものに血が混じる原因②】排卵期
ここに病気などの心配をする必要がない出血には、生理前後の出血の他に、排卵期に見られる出血もあります。
あまり知られていませんが、排卵期に、エストロゲンが一時的に低下したり、排卵によって卵巣の表面が傷付けられることによって、出血が起こることがあります。
これを中間期出血と言います。
これは、特に病気や異常が合って起こる出血ではないので心配する必要はありません。
排卵期出血なのかどうかを調べるためには、基礎体温を毎日計ることをお勧めします。
其体温を測って、排卵日と思われる日の前後に出血があるようであれば、それは中間期出血なので心配する必要はありません。
おりものに血が混じる!妊娠が原因な場合とは?
おりものに血が混じることは、妊娠していることが原因で起こることもあります。
妊娠が原因で起こる出血には、妊娠初期に起こる特有な心配の要らないものもあれば、妊娠初期から後期に掛けていつ起きてもおかしくはない、すぐに対処しなければいけないものもあります。
妊娠が原因で起きる出血にはどのようなものがあるのか、ここからみていきましょう。
【おりものに血が混じる原因③】着床出血
妊娠が原因で起きる出血には、着床出血があります。
着床出血というのは、妊娠初期に受精卵が子宮に着床するときに、子宮内膜に根を下ろして子宮内膜傷つけることで起きる出血です。
着床出血があるタイミングというのは、妊娠初期でも生理がやってくるタイミングとほとんど同じなので、生理の出血なのかどうか、見分けが難しいものです。
まだ妊娠初期でも妊娠に気づいていない時期なので、実は妊婦さんの数1%から2%程度しか着床出血には気付かないと言われているので、妊娠初期でもほとんどの人が経験しないか、気付かないでいるものです。
出血の状態は、おりものに茶色いものが混じる程度の人から、生理のように鮮血が大量に出たという人もいて、個人差が大きいのが特徴です。
しかし、生理の時の濃い赤や茶色の出血よりも、薄い茶色からピンクの鮮血のことが多いようなので、生理の時よりも色が薄い出血が続くと思ったら、妊娠を疑った対処法を取ることをお勧めします。
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【おりものに血が混じる原因④】絨毛膜下血腫
妊娠が原因で起きる出血には、絨毛膜下血腫もあります。
こちらも妊娠初期に起こりやすい出血になります。
同じ妊娠初期の出血でも、着床出血とは違い、安静にすることを勧められますが、心配がなくなるまで安静にしていれば、良くなることが多く、妊娠初期の出血でも、流産や早産の危険はそれほど高くない出血なります。
絨毛というのは、妊娠初期に受精卵が着床してから、お母さんの体から栄養をもらうために、子宮内膜におろす根っこのことになります。
この絨毛が張り巡らされて膜状になったものが絨毛膜と言い、胎盤が完成するまでは、赤ちゃんが育つための重要な生命線となります。
絨毛膜下血腫というのは、この絨毛膜と、子宮の内膜から脱落した脱落膜との間に出血が起きてしまうこといます。
妊娠初期でも安静にすることで、良くなることが多いのですが、出血の量や状態によっては即入院を勧められることもあります。
【おりものに血が混じる原因⑤】切迫流産
妊娠が原因で起きる出血には、切迫流産があります。
切迫流産というのは、妊娠初期から妊娠22週未満までに、流産しかけてしまう状態を言います。
完全に流産してお腹の赤ちゃんの命が失われたわけではなく、お腹の赤ちゃんはまだ生きているのですが、いつ流産してもおかしくはない状態で、とても危険な状態になります。
切迫流産の兆候としては、妊娠初期に少量の不正出血と軽い下腹部痛が起こることが多いと言われています。
ただし、妊娠初期には、不正出血も軽い下腹部痛も何も異常がなくても起こりやすいものなので、そういったものだと勘違いをして放置していたために、流産という悲しい結果になってしまう人もいます。
妊娠初期に何らかの出血が合った場合には、とりあえずまずはお医者さんに診断してもらうことが大切です。
切迫流産の治療法はありません。唯一といっても良い対処法は、安静にすることです。
お腹の中の赤ちゃんを守るためにも、唯一の対処法である安静をしっかりと守ることが大切です。