◆関連記事:快楽に流されないで!
中出し後に迎える危険日
上記で述べた通り、精子と卵子には寿命があります。精子は中出しをされて、卵子は排卵されて数時間で妊娠の機能を失うわけではありません。人によって個人差があったり、体調などで変化することはありますが、卵子は24時間、精子は2、3日ほどは女性の体の中で生きることができます。
精子の方が寿命が長く、場合によっては1週間ほど生きることもあります。排卵日まで、まだ1週間ほどあると油断して中出しをすると、その排卵日まで女性の体内で精子が生き残っていて、排卵されてきた卵子と出会ってしまうという可能性はあります。
中出しによる妊娠確率
健康な20代の男女が中出しをすると妊娠する確率は20%から30%くらいと言われています。確率的には3回から5回ほど中出しをすれば、妊娠してしまうことになるので、決して低くはない数字です。ただし、妊娠には精子や卵子の強さや、体調などが関わってくるため、実際はもう少しだけ、確率は下がります。
当然ながら、妊娠確率には体の状態が大きく影響します。体調も妊娠の確率に影響しますが、加齢による体質の変化も妊娠確率に大きく影響します。女性の妊娠確率は30代を境に徐々に減っていきます。30代後半になると18%、40代前半で5%、40代後半になれば1%になってしまいます。
避妊すれば危険日も安心?
まだ妊娠を望まないのであれば、セックスをするときには必ず避妊をするべきです。避妊ではコンドームを着用するというカップルが多いです。しかし、コンンドームを着用したからといって、必ず妊娠しないというわけではありません。
コンドームを正しく使ったとしても、3%の妊娠確率が残ってしまいます。コンドームに対する正しい知識がない場合、妊娠確率が12%まで上がってしまうこともあります。なので、危険日でも避妊さえすれば安心ということはありません。
中出しではなく外出し
中出しをすると膣内に精子が入るので、当然ながら妊娠する確率は高くなります。なので、コンドームなどを着用せずに、セックスをして、射精のときだけ中出しではなく、外出しするというカップルもいます。
膣内で射精しなければ妊娠の確率は下がります。しかし、確率が下がるだけで妊娠の可能性はあります。セックスの最中には男性器からはカウパー液が出ます。射精前に出てくる体液なので、我慢汁と呼ばれることもあります。