フィンガーボールの美しい使い方解説!【大人のマナー】

高級フレンチを頂くときに、知らないと恥ずかしいテーブルマナーはいろいろとあります。その中の一つであり、一番多くの人が使う際に戸惑うものにフィンガーボールがあります。フィンガーボールの美しい使い方を覚えて仕事に、プライベートにいかしましょう。

フィンガーボールの美しい使い方解説!【大人のマナー】のイメージ

目次

  1. フィンガーボールの美しい使い方
  2. フィンガーボールはどんな食器?
  3. フィンガーボールの起源
  4. フィンガーボールに浮かべるもの
  5. フィンガーボールを使う食事
  6. フィンガーボールの美しい使い方
  7. フィンガーボールを使った後は
  8. フィンガーボールとヴィクトリア女王
  9. そのほかのフィンガーボール
  10. フィンガーボールまとめ

フィンガーボールの美しい使い方

社会人になると仕事のお付き合いやプライベートでも素敵なレストランを利用する機会が増えていきます。
その際に重要になってくるのが「テーブルマナー」

テーブルマナーをきちんと理解しておくことは大人のマナーです。
箸の上げ下げ、カトラリーの使い方、ナプキンの置き方など知っておきたいエチケットはたくさんあります。

テーブルマナーを知らなければ、食事の場で恥をかくこともありますし、それが仕事の商談の席なら
「あぁ、常識のない人だな」
と受け取られかねません。
仕事にも影響してきますから、美しいテーブルマナーはきちんと身に着けておきましょう。

さて今回はテーブルマナーの中でも一番多くの人が戸惑いやすい「フィンガーボール」の使い方について説明していきます。
フィンガーボールを目にする機会自体が少ないのですが、美しくフィンガーボールを使うことができるとあなたの印象は確実にアップするはずです。

フィンガーボールはどんな食器?

フィンガーボールの使い方を説明する前に、フィンガーボールが一体どのようなものなのか、知らなければ話は進みませんね。

フィンガーボールは食事の際に汚れてしまった指を洗うものですから、大きさが片手の指が浸せるくらいのおわん型の食器です。
サイズにして直径11cmで深さが5~7cmほどでしょうか。

食事の際に、少し大きめで水の入ったお椀の様な食器が目の前に運ばれてくれば、それがフィンガーボールです。
フィンガーボールは形も素材も様々で、形はおわん型や円柱型、素材は陶器、ガラス、ステンレスまで各種あります。

飲むためのお水でしたらグラスに注がれ、横に置かれますから、グラスではない食器に水が入れられ、目の前に置かれれば、それは「フィンガーボール」だと思って間違いないでしょう。

フィンガーボールの起源

フィンガーボールは昔からとても大切な食事の道具として用いられてきました。
歴史をたどっていけば、古代エジプト時代にはもうすでにフィンガーボールは使われていたようです。

おそらく皆さんが想像しているよりも手づかみで食事をする時代は長く、16世紀ごろまではヨーロッパの王侯貴族といえども手づかみで食事をとることが当たり前でした。
庶民は5本の指で、貴族階級はマナーとして親指・人差し指・中指の3本の指で食事をとっていたのです。

そのため、食事の際にソースや肉の油で汚れてしまう指を、デザートの前にきれいに洗う習慣を支えてくれたのがフィンガーボールです。

17世紀になってようやくフォークが市民権を得ると(それでもカトラリーは高価な物でしたから貴族の間で定着したにすぎません)フィンガーボールの大きな役割はなくなるのですが、名残りとして指が汚れない食事の際にも出されることがあります。

フィンガーボールに浮かべるもの

フィンガーボールには飲むためではなく、指を洗うための水が入れてありますが、水だけではなく花やレモン、コリアンダーなどを浮かべることがあります。

水にいい香りをつけるためでよりリフレッシュ感を味わうためですが、それよりも装飾の意味の方が強いでしょう。

フィンガーボールで指を洗う際に、水に浮かんでいるものは取り出してお皿によけてはいけません。
中に入れたまま指を洗うことが基本です。

また、フィンガーボールを使用するのはフレンチなど、洋食の高級レストランをイメージしますが、中華料理でも稀に使用します。
中華料理では水の代わりにウーロン茶を入れる場合もありますから、飲むものかしら?と戸惑わないようにしましょう。

■参考記事:食事中のNGマナーをチェック!

犬食いにドン引き!食事中のNGマナー11選!

フィンガーボールを使う食事

高級フレンチに食事に行ったからといって、フィンガーボウルを目にしたことがないという方もいらっしゃいます。
フィンガーボウルの使い方を知っていても、そもそもフィンガーボウルを目にしたことがない人が多い事も事実です。

カトラリーを使って食事をすることが一般的になった今、実際にフィンガーボウルを使わなければいけないような指が汚れる食事をする機会はそもそも少なくなっています。

それでもオマールエビや蟹、牡蠣など、甲殻類や貝類、さらには手を使って食べても良いフルーツ類が出たときには必ずフィンガーボウルが登場します。
基本的にフィンガーボウルは

「手で召し上がっても大丈夫ですよ」

というホスト側の気遣いですから、フィンガーボウルが出てきたら手で食べてもよい食事だと理解しましょう。
もちろんナイフとフォークで頂いても問題はありません。

フィンガーボールの美しい使い方

フィンガーボウルの美しい使い方は以下の通りです。

まずフィンガーボウルが目の前に置かれますので、右手の親指・人差し指・中指の第二関節辺りまで水に浸します。
その際、軽くゆすぐような感覚で指を静かに水の中で動かします。
バシャバシャと飛沫を立ててはマナー違反です。

濡れた指はそっとフィンガーボウルから出し、膝の上のナプキンの端でそっと拭きます。
同じ手順で左手も洗います。

ナプキンの使い方

濡れた指を拭くナプキンですが、ナプキンの正しい使い方も知っておきましょう。

ナプキンはファーストドリンクが注がれる前に二つ折りにして膝に載せます。
この際、輪っかになっている方が自分に向くように置いてください。

ナプキンは汚れた口や手を拭くためのものです。
フィンガーボウルの後に指を拭くだけではありません。

(使い方)
輪っかではなく、二重になっているナプキンの下側の端で軽く拭きます。
拭いた後は汚れた端を内側に折り返しましょう。
すると汚れたナプキンが人目につくことがなくきれいです。

フィンガーボールを使った後は

フィンガーボールを使った後はウェイターが下げてくれるものです。
しかし、フィンガーボールを乗せたプレートをデザートに使用する場合もあります。
その際は自分でフィンガーボールをプレートから自分の左手に移動することもマナーの一つですから覚えておきましょう。

デザートプレートの上にドイリー(紙のコースターのようなもの)が乗り、その上にフィンガーボールが載っている場合はドイリーごと、左手に移動させます。
また、デザートプレートの奥にデザート用のカトラリーが残っている場合は、自分でデザートフォークをプレートの左に、デザートスプーンをプレートの右に置きなおします。

するとデザートを持ってきてもらう合図になるので覚えておくと素敵です。

■参考記事:職場での飲み会のマナーを押さえよう!

飲み会でのマナー9選!【社会人必見】

フィンガーボールとヴィクトリア女王

道徳の授業でもフィンガーボールの話が用いられることがあります。

その昔、ヴィクトリア女王との食事に招かれたゲストが、フィンガーボールの使い方を知らずにボールの水を飲む出来事がありました。
飲むための水ではないので、周りの人はあっけにとられてしまいますが、道徳心の強い女王はゲストに恥をかかせてはいけないと、同じように自分もフィンガーボールの水を飲むことにしたそうです。

女王がボールの水を飲むのだから、周りの貴族も真似しないわけにはいきません。
こうしてゲストは公の場で恥をかくことなく、楽しいひと時を過ごせたという道徳のお話です。

テーブルマナーは人の無知をあざ笑うためのものではなく、ゲストが気持ちよく過ごせるためのものであるという一つの道徳的な教訓ですが、とても素敵ですね。
人の事を思いやる気持ちを学ぶ道徳の授業にはピッタリです。

テーブルマナーは堅苦しくとらえられがちですが、道徳のお話にもあるように気持ちよく過ごせるためのもので、できない人を笑うものではありません。
仕事上の付き合いなどで、マナーを知らない人に出会う事はよくあります。
その際、道徳の話のようにスマートに対応できるスマートな人になりたいですね。

そのほかのフィンガーボール

道徳の話にも用いられるフィンガーボールですが、食事以外にもフィンガーボールがあるので、豆知識として覚えておきましょう。
若い人たちはフィンガーボールと言うと、食事のさいに使うものではなく、今から紹介する二つの物が頭に浮かぶ人も多いようです。

こういった豆知識は仕事の談笑の際にも話のネタになりますから、紹介しておきます。

スマホアクセサリー

若い人たちがフィンガーボールというとスマホのアクセサリーを思い浮かべます。
スマホの背に着けるスマホ用アクセサリーで、スマホが手から滑り落ちないように指で挟むためのスマホアクセサリーです。

スマホのフィンガーボールは立てるときの支えにもなるので、スマホをデスクの上に立たせて作業したいときや、ムービーを見たいときに便利です。

ネイルケア

女性ならフィンガーボールといえばネイルケアの道具を思い浮かべます。
ネイルケアの際にキューティクルをふやかして、ネイルを傷つけずにキューティクルをはがすことができます。
ネイルのフィンガーボールには水ではなくお湯を入れ、ネイルを5~10分ほどつけるためのものです。
ネイルサロンには欠かせないものですが、ネイル好きな女性は家でネイルケアをするために持っている人も多いようです。

フィンガーボールまとめ

社会人になると美しいマナーを持っている女性は仕事でもプライベートでも一目置かれるものです。
お付き合いしている人との大切なデート、仕事の商談の際に使うレストランでフィンガーボールに入った水は飲むものだと勘違いしないように、テーブルマナーはきちんと覚えておきましょう。

テーブルマナーは素敵な人間関係も育みます。
マナーを理解して素敵な大人の女性を目指しましょう。

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